私にとって初めてのストーカー問題の解決とテレビ出演を無事終える事ができた私達の所には、前にも増して相談の依頼が来るようになった。
何よりも週末のゴールデンタイムに放映されたテレビ番組は、巨人対阪神戦の裏番組にも関わらず、私たちの出演したコーナーは30パーセントもの高視聴率を叩き出したからだ。
放映の直後にはテレビ局に視聴者からの電話が殺到したらしい。
翌日の私たちの事務所にも「昨夜の番組を見て是非とも相談に乗って欲しい、」と言った電話が鳴り止まなかった。
テレビの宣伝効果は絶大だった。
そしてストーカー相談の大半が関東圏である事から東京にも事務所を出す事にした。
その時にテレビで放映されたビデオを製作会社からコピーして貰い保管していたのだが、ある日ストーカー対策について話を聞きに来た所轄署の生活安全課の警察官に貸し出したのだが返して貰って無い事に気が付いた。
返してくれる様に要請したのだが、どうやら無くしてしまったらしく未だに返却をして貰っていない。
記念すべき初出演の映像を皆さんに披露出来ない事が残念だ。
その頃はまだストーカー規正法も施行されておらず、ストーカー事案は警察では民事事件で痴話話しの延長ぐらいにしか捉えてはいなかった様だ。
ほとんどの方が、ストーカー事案を警察に相談に行っても相手にはして貰えなかった。
平成11年に「桶川ストーカー事件」が発生し、翌年にストーカー規正法が施行された。
桶川ストーカー事件で担当した警察官の対応の悪さが広く世間に公表され、担当した警察官は処分される事となった。