まだ春先の京都巡礼ライドすら完結していないというのに、またしても横道にフラフラ。
一体完結する気はあるのかい、あるんです。でもちょっとだけ寄り道、自転車だけに(もう黙れ)。
というわけで、
今のバイクに変えて1年チョイ。その購入直後に交換したサドル、Fleet SL。
そしてGIANT独自規格のサドル&リアライト一体型ユニット、「UNICLIPシステム」。ライトに場所を割かれないその画期的で素晴らしいGIANTのシステムには大満足、この先も一生使い続ける気満々だったのだが・・・
ある日、真面目に仕事をサボりつつ、BLUE LUG BLOGを見ていたところ、新製品の記事内にてファーストインプレッションですっかり恋に落ちてしまった。もう一目惚れですよ、リアルはカラッカラなのに。
それがコチラの・・・
BLUE LUG別注、SDG bel-air saddle BL special (stripe/tan)。
SDGといえばマウンテンバイク色のイメージが強いが、それをグラベルに付けたってイイじゃない、ってことでロックオン。
首都圏カスタムバイク界の雄ことBLUE LUG、サスガ目の付け所が一味違う、もうキレッキレ。
個人的に、ヘンプとかコーデュロイを使ったマルチカラーモノがもう大好物で、たとえば・・・
Sean WotherspoonのAM 1/97 SWとか、
同じくSean Wotherspoonのゲルライト3など(スニーカー好き故サンプルの範囲が狭小でスイヤッセン)、
つまり、このBLUE LUGコラボbel-air、個人的にどストライクなマテリアル&カラーウェイだった訳です。
早速このエリート社員、勤務時間中にコソコソと店舗に問い合わせ予約の可否&週末まで残ってるかを尋ねたところ、
「余裕じゃないスかねー、取り置き?しなくて大丈夫だと思いますよぉ(BLUE LUGスタイル炸裂)」
バッチリ言質も取り(取れてない)今日は金曜だ、今日の明日でさすがに1日くらい大丈夫だろと、何の根拠もない電話しただけで変な安心感を胸に、翌日土曜12時の開店目掛けショップへとバイクを走らせた。
入店。サドルコーナーへ一目散に向かうもお目当てのブツ見当たらず。スタッフに在庫確認。一旦引っ込み再び手ぶらで戻って来る。一抹の不安。
店「予約とかってされてました・・・?」
昨日の経緯を話す。するとスタッフ再び奥へ。再度戻るとその手には「例のブツ」が笑顔と共に。
無事ミッションコンプリート。お前はもう俺のもの。そうなると変な余裕も出て来て、本来買う予定のなかった「ついでに気になっていたアレも」的、欲も出て来て、その場で「せっかくだから病」発症&購入という予定調和に。
まるでオモチャを買って貰ったガk・・・KIDSよろしく、もう早速試したくて試したくて、ショップのすぐ近くで装着(バイク界隈オシャレな言い方で言えばインストール)することに。
組み込む前にまずは新旧比較。後々乗ってみて気付くのだが、座面がかなり上昇した感覚がSDGにはある。それがこの対比で厚さの違いからよくわかる。
組み付け。アラまぁイイじゃない!
もうすっかり有頂天に。
インストール後早速15kmほど試走し、公園に場所を変えもう一枚。
座り心地については慣れもあるが、まあぼちぼち。サドルなんて乗ってりゃ大抵は慣れるもんだ。
乗り始めの頃は、「このサドル、アタシに合わなくてェ」なんていっぱしを気取るも、数年走って気付いたことは、「余程のサドルでなきゃ大差なし」という、丼ライダーによるサドルレビュー。
角度を変え、さらにもう一枚。
イイよイイよ、グラベルレベル(?)がこのサドルで20ptアップ。
あとは、まだこのフレッシュな色味がバイク全体から浮いてて気恥ずかしさが勝つので、早いとこ色褪せを願うばかり。
あまりに気に入ってしまい、もう1台にも付けちゃおうかとオンラインストアを見れば・・・
「在庫切れ」。
って、あぶねえ!!
「予約しなくても余裕じゃないスかねー」じゃなかったんかい!?
早起きは3barの徳とはよく言ったもので(12時だけどな)、開店に駆けつけて良かった、ホント。
で、「せっかくだから病」で合わせ買いしたのがコチラ!
ペダルでおなじみ、三ヶ島製作所ことMKSの新ブランド、「SylvanWorks」。
アウトドア系など、キャンプ関連ギアを展開。
今年のCYCLE MODE TOKYO 2024全出展中、個人的ナンバーワンだったのがこれよ(ちなみに去年はCYCOLOGYのバーテープ)。遂に発売されたので思わず購入。
campout2024別注カラーのオリーブ、カーキ好きとしてはグッと来たのだが、ここはフレームカラーに合わせブロンズを選択。
公園内ではファミリーやカップルが初夏の週末を満喫する中、汗だるまのオッサンが独りその場でゴソゴソ取り付けたのがコチラ。
先代のBlackburnも良かったが、メイドインジャパン、イイじゃない。
作りもしっかり、さすが三ヶ島。
ツールボトルを付けるとこんな感じ。Blackburnより重心が下がってイイ感じ。
こちらは先代のBlackburn。これも無骨で男らしい。
ちなみに・・・
下部のボトムプレートは着脱&長さも変えられ、Blackburnに比べて「痒い所に手が届く」設計。
さらに!
RECマウントなどのユニットを噛ませることで、ライトも付けられるようなので是非試してみたい。
レポートは追って。
いやぁ、それにしても良い買い物をした。
UNICLIPシステムも使えなくなってしまったため、想定外の(気づかないフリ)リアライトまで購入。
そしてカーボンが1gも使われてないサドルが¥14,300・・・また頑張って働かないと。
※BLUE LUGのおニイさんとのやり取り、多少面白おかしく盛ってますン