京都市内を自転車で巡る、「京都巡礼ライド」3日目。あっと言う間の最終日。

毎度のことだが、旅行最終日の寂しい感じ。また明日から現実に戻るんだなという思いも加味されhell。

 

ではいってみましょい。(2日目のポストはこちらからご覧ください)
 

10:00 起床。相変わらず旅の1日を無駄にするスタイル

 

3日間お世話になった部屋に別れを告げ、夕方までフロントで荷物を預かっていただく

 

本日のルート

例によってGoogleマップの目的地上限を超えてしまい、2枚の地図を合成

 

最終日の本日は、あまり行くことのなかった京都駅以南、最南端目的地を伏見稲荷に設定し、南東に向け走る

東山辺りを南下しながらあちこち寄っていく予定。天気も良い

 

・建仁寺

・高台寺

・六波羅蜜寺

・豊国神社

・東福寺

・伏見稲荷神社

・東寺

 

総距離20km弱、7寺社。昨日に比べれば割と余裕なのではと思うルート構成(これが後々結構苦しむことに)

 

イイ天気。まずは駐輪場へ

 

高瀬川沿いに南下し、まずは建仁寺を目指す

 

この景色もしばらくは見納めだなぁ、なんて走っていたらこの後ポリスに怒られることに・・・

 

J-Cycleさん作成による、京都バイクMAP)

 

基本的に、日中赤いラインの区間は自転車走行NG

これをきちんと見ておらず、四条通に入ってしまい花見小路通手前で叱られ、慌てて脇道に逃げる

 

自転車ツーリストの皆様、どうぞお気をつけあそばせ

 

10:30 そんなこともありつつ建仁寺

西門から入り敷地内駐輪(無料)

 

何の予備知識も入れず、人生初の建仁寺。敷地も広大でなかなか立派

 

後で調べてみれば、建仁寺は臨済宗の大本山だという。そりゃ立派な訳だ(ザ・不勉強)

己の中の臨済宗引き出し、栄西のみからアップデートされた

 

コレ、見たことあるアレだ。ここにあったのね(不勉強part2)

 

この中庭がかなか素敵で、欧米のツーリスト達がこぞって感嘆

 

今っぽいデザインの襖絵も積極的に取り込んでいる?

 

互い違いの棚がモダンざます

 

四方を囲まれた素敵なお庭

 

ありそうでなかったこの手の見せ方。普通は床に座る所ばかりで

 

アーバン

 

ダイナミック座禅ルーム?

 

美しく整えられた石庭も完備(完備って)

 

京都では天井ドラゴンをよく目にするが、当時流行ったのだろうか?

皆同じ作者?

 

いやいや、恐れ入ったよ臨済宗。我が浄土真宗も冷や汗。これは我が総本山(西本願寺)も一度覗かねばだな

 

ところで素朴な疑問

質素倹約が常のお寺に在って、絢爛豪華な絵画や襖絵、お庭を設けている(いた)のはどういうことから?質素倹約は曹洞宗だけ?

税金対策は無用よね?昔のお寺さんは、今のエンターテイメントの中心だったとか?やっぱ観光の目玉として?詳しい方いらしたら教えてたも。どちらにしても、見る側からすれば眼福眼福

 

結構な時間いたな、大満足。さあ次は高台寺へ

 

高台寺はこの広い建仁寺を抜けた東にあるため・・・

 

一旦西側に自転車を取りに引き返し、改めて敷地内を横切り目指す

 

東山安井交差点。ここから一気に高台寺まで上る

 

細い路地を縫いながら

 

11:30 高台寺にどうにか到着。よく上った

 

駐輪場

 

前回の旅とも合わせ散々自社仏閣回ったが、初めて金を取られたよ、200円(文句じゃ無いですよ?)

横柄なオッチャンに、端っこの空き地を指さされ、「アッチ」って(いや文句じゃ無いですよ)

 

調べてみると、市内の主要寺院で唯一有料らしい(しつこいようだが文句じゃn)

 

高台寺も先ほどの建仁寺の持ち物らしく(はい知りませんでした)

 

北政所が夫、秀吉を弔うために建立(当然知りませんでしたとも)

 

ひたすら通路を上ったり下ったり

 

池を越えたり

 

結局高台寺で一番良かったのは、手入れの行き届いたこの竹林だった

 

チベットだかどっかにある、回すとお経読んだことになるアレ?

 

まあこんなものかなと(何かイヤなことでもあった?)次の六波羅蜜寺を目指す

 

高台寺から降りていく南門通りの向こうに見える東山界隈の街並の

 

景色がなかなか素敵

 

結構な人出。ザ・京都らしい景色

 

東大路通交差点を超え、幽霊飴で有名な店の前を曲がればすぐ

 

12:30 六波羅蜜寺。入口左に駐輪可(無料)

 

イメージと違い市街地のど真ん中にあったのは意外だった

 

というわけで六波羅蜜寺、終了

 

有名な空也像の画像もナシ。そう、撮影禁止だったので

 

今まで見たどの木彫よりも写実的で、彫刻というよりもフィギュア寄りだなあという印象(同じか?)

でもなあ、TOKYO ART BEATには貸し出すくせに、せっかく京都まで来たのだからケチらず撮らせてくれてたって(文句じゃ無いですよ?)

 

さあさあ、次は豊国神社へ

 

五条大橋の東、国道1号線を越えればすぐ

 

13:00 豊国(とよくに)神社

 

神社の下、左には耳塚。朝鮮出兵の折、敵兵の耳を切り落とし塩漬けにし持ち帰ったとか

共にすぐ近くにあるのは、何か因果関係などあるのだろうか?

 

太公ハン

ここはささっと見て次の東福寺へ

 

すぐ近くの三十三間堂脇を通り

 

湖西線と東海道新幹線の下をくぐり、1kmほど走れば・・・

 

13:20 東福寺

日下門から入ったが入口に駐輪できた(無料)

 

それにしても・・・・

 

いやいやいや・・・

 

なんとも・・・

 

すごいよ東福寺も。妙心寺に負けてない

 

調べてみれば、こちらも妙心寺と同じ臨済宗

開山は円爾(えんに)。なんだ、栄西じゃないのかと思いきや、栄西の高弟であった行勇(ぎょうゆう)に付き学び、その後宗に留学し帰国の後、当時仏教の先端だった奈良東大寺&興福寺から一字ずつパクって「東福寺」としたという

 

さらに

この円爾、晩年は地元静岡に戻り、留学の際持ち帰った茶の実を育てたことから今の静岡茶に繋がっていったとのこと、ほぉ、スゴイ

 

知ることの楽しさってこういうところだよね(勉強嫌いな癖によく言うわ)

 

敷地全体もすごかったが、東福寺本体の内部はもっとすごかった

 

妙心寺が書画などの装飾で魅せたのに対し、東福寺は庭や草木の意匠で魅せる。共に素晴らしいアプローチ

いや、地方の系列のお寺は質素やのに、総本山ともなるとホンマにすごいどすなぁ

 

昨日の素晴らしかった龍安寺も臨済宗。すげえな臨済宗。地方だと浄土真宗が猛威を振るってるので(間違った日本語の使い方)、てっきり日蓮ナンバーワンかと思えば、帝都は臨済宗が軒並み立派っていう。国内全体で見ると臨済ワン?

意味わかんないので次行こう

 

最後に

1459年製サウナ。すごいね。当時お坊さん達がここで入浴してたそうだ

 

その広さ立派さに、気が付けば1時間も経っていた

 

さあ次は今日のメイン、伏見稲荷神社へ

 

14:00 伏見稲荷。東福寺からすぐ。駐輪場は入口右(無料)

さすがの人出。特に海外のツーリストが多い

 

どこもかしこも真っ赤

 

そして、真っ赤

この後この度一番歩く(上る)ことに

 

鳥居をひたすらくぐる

 

まだくぐる

 

どこまでもくぐる

 

これでもかとくぐる

 

かなり登り鳥居の林が切れると・・・

 

茶店と池。そして妖艶な祭壇が

 

まだ先がありそうだったが、お爺さんはここらで帰りますじゃ

 

メインイベントを遂行でき、あとはオマケみたいな帰路

 

伏見稲荷から西に走る。鴨川東IC付近

 

鴨川もここまで下ると、なんや趣きもあらしまへんなぁ

 

河原町十条通

京都駅以南は、埼玉辺りに見られるような普通の地方都市感(自ら敵を作っていく旅行記)

 

武田十条通

 

十条烏丸通

 

任天堂だよおっかさん

期待して来たのだが、何の変哲もない普通の社屋でスーパー肩透かしブラザーズ

 

ここから右折し北上

 

東寺駅をくぐると見えてくるのは・・・

 

NASA。ではなく、東寺しかない(退場)

 

15:20 東寺

過去何度も目の前を車で通っていたが入るのは今回が初

 

ご存知、真言宗の総本山(知らなかったじゃんお前)

 

真言密教なんていうから、てっきり鞍馬山とか比叡山がアジト(そのワードは×)かと思っていたら、思い切り市街地のど真ん中に(絶対昔読んだ孔雀王の影響受けてるよね?)

 

他の社殿も見ようかと思いきや、何故か南側の南大門からは柵があり行かれない

仕方がないのでお堀の外を回って入る

 

東へぐるりと回り駐輪場へ(無料)

 

講堂

 

御影堂。弘法大師空海が住んでたという

 

早桜

 

梵鐘。これは複製でオリジナルはしまってあるらしい

 

東寺の北側に学校が繋がっている。地図で見ればなんと、「あの」バスケの名門洛南高校

これには不意の感動。奥の体育館から練習ぽい音がしてたがバスケ部だろうか。得した気分

 

調べたら洛南高校は仏教系真言宗の高校、東寺の持ち物らしい。知りませんでした

日が傾き始めたので戻りますかね

 

油小路通を上っていく

 

堀川七条通。ここで右折し東へ

 

烏丸七条通

 

七条河原町通

 

七条大橋を渡り左折し北上

 

五条大橋を左折

 

また来ちゃった、NISHIKI

 

ホテルで預かってもらったバッグを引き取り、レンタサイクル屋までのラストライド

 

すっかり夕方。河原町は捕まるので、橋を渡り川端通を下っていく

 

バイクも無事返し、あとは駅まで歩く

 

東本願寺とタワーが見えてk・・・え?

 

こ・・けし?

 

シュール・本願寺

 

駅手前にシブいスーパーがあったのでローカル土産を買い込む

エビスク、後で調べたらなんと105年続くスーパーだと言う、さすが京都

 

ところが・・・

 

この半年後、エビスクは老朽化のためやむなく閉店してしまったという

開業105年目の、その最後の年に偶然買い物したこのエビスク

次回の旅でも是非寄ろうと思ってたのでなんだか切ない

 

時間があるのでタワーの下でちょっとソフト

 

18:50 駅着。すっかり夜

 

前回乗車まで3時間以上待ち、すっかり懲りたので今回はさっさと帰る

 

それでも発車20:33なので、1時間以上は待つことに

 

今回も関西でしか買えないあそこの臭い豚まんを買い改札へ

 

まだ時間があるので改札内の土産屋を片っ端から覗いて歩く

最近は色々な八つ橋があるんだな

 

20:33 my新幹線インナハウス

やったゼ、帰りもN700S。ありがとう阿弥陀様

 

迂闊。車内で食べる弁当を買ってなかったことに気付き途方に暮れる

豚まんは臭いので間違っても出せない。ひたすら耐える

 

22:30 新横浜着。菊名で東横線に乗り換え一気に現実に戻る

 

さようなら999。さようならメーテル

 

来年必ず「京都巡礼ライド2024」を実施することをこの時結決意するのであった・・・(来年に続く)

 

ちなみに本日の成果

高台寺以降、任天堂辺りまでの記録(約7.5km)がロギング出来ておらず。相変わらずク○Apple Watchさん

やはり来年はサイコンを持ち込むことを決意するのであった・・・

 

 

(※この記事は2023冬の旅行記をまとめたものです)