北海道1200予習その2 試走したい箇所と時間の見積もり | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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気が早いが、北海道1200のコースを眺めてみた。

【事前試走】
まず感じるのは、不安なところは本番までに出来れば実走でさらっておきたいということだ。
ブルベは展開によって誰かと走ることもあって、その方が楽しいし、勉強になることも多い。実際1200でも何人かの方と一緒にという話をしている。
ただ、いつどうなるか解らないので、ソロでミスコースをせずに行ける準備は毎回している。自分としては今回はファストライドで行こうと思っているので、立ち止まってコース確認というのは避けたいので、なおさらだ。
基本的にコースは覚えてしまった上で、せいぜい簡易版のキューシートを確認する程度にとどめておきたい。
↑エアロバーのブリッジ、小型ライトと簡易版キューシート宗谷岬用

特に事前に走っておきたい区間は、

①当別近辺
②多度志~比布近辺
③北見~陸別
④かなやま湖~日高
⑤鵡川~ゴール

といったあたりだ。

このうち、特に事前試走の必要性が高いのは、ほぼ確実に夜走ることになる⑤と、場合によっては夜という④だ。
かなやま湖は家から200kmほどあると思うが、朝3時頃に出れば(計算上は)帰ってこられる距離だ。5月~6月は長距離への適応をガンガンやっていきたいので、その中で走ることが出来ればいい。

①は普段のトレーニングでも行ける距離だし、②は旭川遠征でもして、その中では知ってみたいところだ。
③はエンガルサンロードの帰りにでも寄れればいい。

ルートラボなどで確認すれば大体は解るが、実際に走った頃があるのとないのでは安心感が違う。


【時間の見積もり】
トラブルを除いて考え、どこをどのあたりの時間に通過するのか、見積もってみる。
自分の場合、獲得標高が1000m増えると所要時間が40分増えるくらいなので、1200kmで獲得7400m程度の今回は、宗谷岬600(獲得2400ほど)の21時間45分を2倍して2時間足したくらいになる。
そうすると全体で45時間半という感じになるのだが、これはかなり保守的な時間だ。
宗谷岬はかなりの区間で向かい風に苦しめられたし、7月には宗谷岬を走った時点と比較してFTPで30w、65%ラインで20wほどは出力が違う。無風で宗谷岬を走った場合、20時間を切るくらいがファストライドとしての目標ラインとなる。
そうすると、コンディションや体力的な部分が何とかなるならば(それくらいの体力をつけておきたい)、北海道1200では42~43時間当たりが見えてくる。

2014年の1200はこれ以上ないというほぼ全行程での向かい風と雨(雨粒が弾丸になっていた)で、片道24時間11分だった。
確実に天候によって2時間近く余分に時間がかかっているし、その時と比較するとFTPで50w、65%ラインで33wほどは出力が違うので、やはり42~43時間は想定可能だろう。

42時間を想定するとして、グロス平均28.7km/h。
スタートが朝5時で日が落ちるのが19時だとすると、往路ではちょうど美幌峠の頂上で夕暮れを迎えることになる。どうせなら薄明るいうちに下ってしまいたい。
朝4時には充分に明るくなっているだろうから、別海過ぎで再び昼間のサイクリングに。
また19時に日が落ちるとすると、平取町を過ぎたあたりで暗くなる。それ以降はゴールまで夜のライドになる。
実際にはグロス平均30km/hを一つのラインとして、どこかで少し眠ることになりそうだ。

ここまで言ってファストライド宣言をしておいて全然ペースを守れなかったらかっこ悪いので、しっかりトレーニングをしていかなければならない。

5月前半まではひたすら固定ローラー生活だが、その後の実走では自分としては80%の強度で3~4時間走るというトレーニングをイメージしている。
どういうトレーニングになるかまだ解らないが、眠い!となって体もきつくなってくるまでに800km~900km走ることが出来るようになっておきたい。