2015 BRM725北海道300km新パノラマ 11時間42分完走 | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

7月25日開催のブルベ、新パノラマ300を完走した。
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https://www.strava.com/activities/353511945
スタッフの皆さま、参加者の皆さま、楽しい一日をありがとうございます。

去年は12時間2分だったので、今年はそれよりも短時間でゴールしようということで挑戦。
去年と比べ、体重と自転車合わせると4~5kg重い状態だったので登りは諦めて平地と下りで時間短縮し、休憩少なめで行こうという作戦だった。

ほぼ一日中雨で、走り終わった時点ではずぶぬれだった。それでも体重が4kgほど減っていたのだから、登りの負荷は大きいということだろう。
イメージ 2
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スタートの時点で雨。風向きは追い風気味で、序盤信号は多かったが、PC1の小樽までは快調に飛ばした。ここでは特に書くことはないが、張碓峠は登りも下りも結構いいペースで走った。

小樽からの5つの峠がこのコースのメインだ。

まず毛無峠。ここは抑え目で登り、下りはブレーキ少なめでスピードを殺さずに行った。
樺立峠も同じ。
HANAZONOヒルクライムのコースは函館のPさんと一緒だったので同じペースで走ったのだが、やはり速い。毎日5kmと休日のサイクリングしかしていないというのだから凄い。
外国の方はフィジカルが違う。
HANAZONOの上の方から濃霧がかかり視界がほとんどなくなった。
五色温泉で通過チェックして頂いてから蘭越まで下ったのだが、濃霧で視界が非常に悪く、恐ろしい時間だった。
蘭越に近づくにつれ雨が降り出して、顔に当たって痛い状態に。

北海道1200の経験と合わせ思ったのだが、相対速度で60~70km/hに達すると雨粒が弾丸に変わるらしい。
この時は50km/hくらいで下っていて向かい風。
北海道1200では30km/h行かないくらいだったが、向かい風の風速が10mを超えていた。

蘭越からは新見峠を無理せずゆっくりしすぎる事もなくという感じで登った。雨が続いていた。新見温泉をこえてからは熊が出てきそうな雰囲気で、もし出てきたら下ろうか、等と考えていた。疲れが出始めていたので、頂上ではガッツポーズ。ここまでで3000mくらい登ったのだろうか。
下りはまたブレーキ少なめで速度を出して行った。パノラマラインから見える岩内の街がきれいなのだが、この時も雲の合間をぬって見えた。
岩内ではPさんと一瞬会った。

ここからは神恵内まで24kmほど走り、当丸峠へ。
神恵内までは向かい風があったが、強風というほどではなくエアロバーを使って行った。
当丸峠は神恵内での分岐から15kmほどの距離なのだが、峠までの7~8kmはこの日で一番辛かった。
脚に力が残っていなくて速度が出ない。
シェルターが沢山あるのだが、ここが頂上か?という感じになってからさらに3~4個続いて気持ちがやられた。
頂上では歓喜の叫び。
下りはまたブレーキ少なめ。
最終PCの古平ではあまりガンガン甘いものを食べられる感じではなかったので、シュークリームとドリンクヨーグルトのみ。それでもこれで80kmくらいもった。

最後は平坦基調ながらも100mくらいの登りが3つあり、無理せず。
銭函のあたりから向かい風で、札幌市内の信号待ち含めペースが上がらなかった。
ゴールは18時42分。温かいオニオンスープを頂きほっと一息。

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去年と今年の峠の登りと下りを比較すると次のようになる。

毛無峠           :47:38→48:20  (+0:42)
毛無峠~道の駅赤井川:25:58→22:52  (-3:06)
道の駅赤井川~樺立峠:26:13→28:38  (+2:25)
樺立峠下り                : 5:00→ 4:31   (-0:29)
HANAZONO               :46:05→46:16  (+0:11)
新見峠                     :48:54→54:32    (+5:38)
新見峠下り                :19:24→17:30    (-1:54)
当丸峠                     :46:17→44:21    (-1:56)
当丸峠下り                :12:32→12:00    (-0:32)

登りは当丸以外全て去年の方が速いが、これは今年重いということに加えて、去年の方が強度が高かったというのもある。特に新見は去年一気にペースを上げた。当丸は今年の方が速い。
下りは全て今年の方が速い。晴れていればもっと速かっただろう。去年より下りに慣れたのだと思う。

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今回思ったのは、やはり登れないとキツいという事だ。出力は上がっているのだから、体重も減らせば大幅に能力が上がる。
今年は上がった出力とスタミナで400や600を乗り切ってきたが、山がちなコースでは去年より強くなってはいない。
最後の峠である当丸峠では脚が付かれたというのもあったが、腰も痛くなりかけた。

走っていて思ったのだが、レースで160kmとか200とか、獲得も3000mとかあるコースを走っている人たちがいるが、その人たちは凄い。自分には考えられない。そういう人たちは400とか600も楽に走れるのだろうか。それとも、そういう人たちも逆に400とか600無理、と思うのだろうか。

途中ご一緒したPさんは凄かった。エアロ装備を使っておらず、肉体的に追い込んで走る、という雰囲気はあまり感じないのだが、走行時間はエアロバーを使って強度をかけている自分よりも短いと思う。
今年はPさんと今回はいらっしゃらなかったAさんのトレインにご一緒させて頂く事が多かったが、あのトレインは最強だと思う。

前から、獲得標高が1000m増えると走行時間がどれくらい増えると計算すればいいのか?というのを考えていたのだが、自分の場合大体40分くらいだと解った。
今までやったファストライドの時間と獲得標高を照らし合わせると大体それで計算が合う。