ブルベに効いた練習 2014 | 桜伐ル馬鹿梅伐ラヌ馬鹿

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北海道のサイクリング好きのブログ。

年が明けてしまったが、去年のブルベに効いた練習を整理してみる。
毎年振り返って整理しつづけていれば、自分の考え方の変化や成長が解るだろう。
実際に過去の日記等を見てみても、2012年の練習は1回40kmほど、2013年は60~70kmほどで、2014年に100km近く普通に走っていたことを考えると、だんだん体力がついてきていることが解る。

2013年のブルベに効いた練習は、PC間よりも少し長い距離を想定してアップダウンを繰り返し走る”というものだった。
これは実際に効くし、脚力もアップする。補給のイメージもつく。
ただ、2014年のブルベに一番効いたのは間違いなく冬場の固定ローラーだ。
ローラーを続けたおかげで出力が向上し、FTPが改善され、春には1ランク以上上の走力が手に入っていた。600kmまでであれば(機材をヤらない限り)完走は心配なくなり、あとはどう完走するか、ということを毎回楽しめるレベルになったと思う。

具体的にやっていた内容は、1時間ひたすら270w前後で回すというもので、今思うと何の工夫もないし、苦しさの割に能率は良くなかったと思う。
餓狼伝に、「少しだけ耐えられるということ…それは永遠に耐えられるということ」というセリフが出てくるのだが、それをかみしめていた。大げさだし前時代的だが。
結果的に、継続的に回していなかったそれまでとは違うステージに到達できた。
平坦も登りも速度が増したし、きつさに対する精神的な耐性も付いた。気持ち的にきついと感じても、それと関係なく体は想像以上の時間もつのだ。
留萌300と北海道1200の暴風向かい風には苦労したが、気持ちとして辛くても脚は止まらない(止まってくれない)という状態になっていた。

とはいえ、ひたすら漕ぐ、なんて言うことを「効いた練習」として挙げても、そりゃそんなことしてたら速くなりますよ、という形にしかならず、後につながらない。
そこで、ひたすら漕ぐ中でキーとなった要素を抽出してみると、それは「記録する」ということだと思う。
記録することで過去の自分に負けたくないという思いが出てきてその日その日の負荷に耐えることが出来たし、自分の能力を把握した上で何に励んで行けばいいかイメージすることが出来た。
記録したのは、その日の平均ケイデンス、心拍、出力で、コンディション(疲れがある、ランニングした後である、カフェインを摂った、など)も簡単にメモしておいた。
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実際見てみると、5月からは時間を増やす代わりに手は抜いている…本を読んだりしながらやっていたんだ。
自分の最強の時期は実走していない4月だったのだろうか。。

今年も固定ローラーを使ったパワートレーニングを始めているが、去年のようにひたすら漕ぐのではなく、出力アップのためにコーチの指導のもと、工夫した内容で取り組んでいる。
自分の持って生まれた身体能力を引き出せるよう、しっかりやっていく。
モチベーション面では去年のピークにはまだほど遠く、自分に勝つところから始めないといけない状態だが、春にはまたパワーアップして、もっと楽しく北海道の道を走ることが出来るようになっていたい。