FISの採点基準の抄訳の最終回です。ここは特に問題になるところはないと思います。やはり、一番の問題はカービングのところですね。このほかにフォールラインから外れたらどれくらい減点されるかという説明もありますが、省略します。ちょっと外れただけでも大きく減点されます。
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6204.1.3 Absorption and Extension 吸収と伸展

The competitor should follow the shape of the mogul through absorption from the start until the top of the mogul. Extension starts right after the top of the mogul.

 競技者はこぶの始まりから頂点までの吸収を通じてこぶの形に追従しなければならない。

Extension also follows the shape of the mogul. Pressure between skis and snow should remain the same during absorption and extension, absorbing as the competitor moves up and extending as the competitor moves down.

 伸展もまたこぶの形に追従させる。競技者が高くなるときに吸収し、競技者が低くなるときに伸展することによって、スキーと雪面の圧力は、吸収と伸展をしている間、同じままでなければならない。

Additionally, the competitor should aggressively utilize the moguls to assist initiation of turns, rather than waiting for the moguls.

 加えて、競技者はこぶを待つというよりも、むしろターンを始めるのを助けるためにこぶを積極的に利用しなければならない。

6204.1.4 Upper Body 上体

The head should remain still, facing downhill. The chest should also stay straight and natural. Hands stay in front of the body in a natural position. Pole plants should be light and wrist movement goes forward.

 頭は谷方向に向けてじっとしていなければならない。胸もまたまっすぐ、自然にしておかなければならない。両手は体の前の自然な位置に置いておく。ポールプラントは軽く、手首は前に動かさなければならない。
 採点基準のカービングの項目の最後に、ずれたターンとの違いが図解されています。図は原文を参照してください。なお、今までcarved turnを「切れたターン」と直訳していますが、いわゆるカービングターンのことです。

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6204.1.2.3 Illustrations / References 図解/参考

Illustration of a purely carved turn

 (左図)完全に切れたターンの図

Illustration of a skidded turn by contrast ; the figure below illustrates a turn that is executed while skidding or sliding laterally.

 (右図)対照的にずれたターンの図-下図はすらしや横滑りが入ったターンを図示している。

The path "swept" by the skis is the result of ploughing the base of the skis through the snow at the face of the mogul. This happens when the competitor turns his skis too sharply into the turn and the ski impacts the face of the mogul on the sidewall and base of the ski, as opposed to the tip of the ski on edge. A skidding ski pivots across the path of the turn.

 スキーで掃いた通り道は、スキーのソールがこぶの面で雪をかき分けて進んだ結果である。これは競技者がスキーをあまりにも鋭角的にしてターンに入り、スキーのトップのエッジではなく、スキーの側壁やソールでこぶの面をたたくときに起きる。ずらしのスキーはターンの通り道で回転する。

However, in some cases, a degree of steering or skidding during initiation is unavoidable, but the key is to minimize snow resistance from skidding during the remainder of the turn. This is in order to maintain correct speed control and balance during an accurate carved turn.

 しかしながら、ある場合には、ターンを始めるときに、かじを切ったり、ずらしたりすることも避けられないが、ターンの残りの間にずらしによる雪面抵抗を最小限にすることが鍵となる。これは正確に切れたターンをする時に正しいスピードコントロールとバランスを保つためである。
 採点基準の3項目目のボディポジションは箇条書きになっています。最後の2条は重複していますが、ここも訳しました。

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6204.1.2.2 Body Position for Carved Turns 切れたターンのための体の位置

 A properly carved ski requires less effort to work, and gives higher levels of control and stability.

 うまく切れたスキーは少ない労力を必要とし、より高いレベルのコントロールと安定性をもたらす。

 The turn is initiated with pressure as the knees and ankles/feet roll the skis onto edge and extension begins.

 ターンは、膝と足首/足がスキーのエッジに向けて倒れ、伸展し始めるときの圧力によって始動される。

 At the middle of the turn (when the ski is edged and the tip is pointing down the fall-line) the ski tips contact the face of the mogul.

 ターンの中間で(スキーのエッジが押さえつけられ、トップがフォールラインの下方向を向いているとき)、スキーのトップはこぶの面に触れる。

 Absorption is used to maintain balance and control pressure in the skis and should match the shape and size of mogul to optimize snow to ski contact.

 吸収はバランスを保ち、スキー圧をコントロールするために使われ、うまく接雪できるように、こぶの形と大きさに合わせなければならない。

 Rotations in the upper legs are minimal, feet remain under the body (shoulders and hips) in both fore-and-aft and lateral planes, and knees remain flexed.

 上脚部(太もも)の回転は最小限とし、足は前後方向、横方向とも体(肩と腰)の下にあり、膝はしなやかさを保つ。

 Legs should be together or in a consistent position throughout the run.

 滑走中、両脚は一緒になっているか、または首尾一貫した位置になければならない。

 Breaks in balance and separations in position are inefficient turns.

 バランスが乱れ、体の位置がばらけるのは効率の悪いターンである。

Angulation of the lower leg controls the radius of the turn. Timing of the initiation dictates how deep the feet go into the rut.

 下脚部(すね)に角度を付けることによって、ターンの半径をコントロールする。ターンを始めるタイミングは、足がどれだけ深く溝に入るかを決める。

 Movements should be symmetrical and equal side to side, specifically:

 動きは対称で、特に左右が等しくなければならない。

 Timing and placement of pole plants (double pole plant is a deduction)

 ポールプラントのタイミングと狙う場所(ダブルストックは減点)

 Arm movements (little movement is preferred but if there is movement it
should be equal)

 腕の動き(わずかな動きが好ましいが、もし動くなら同じでなければならない)

 Shape of turns: do the turns adjust to the gradient of the slope and the size and disposition of the moguls

 ターンの形:斜面の勾配、こぶの大きさと並びに、ターンを合わせているか。

 Position of the feet in relation to the body (do the feet move further outside the body’s midpoint on one turn)

 体と関係した足の位置(一つのターンで、足が体の中心から外側に遠く離れるか)

 Specifically movements should be symmetrical and equal side to side.

 特に動きは対称で、左右は同じでなければならない。

 Timing and placement of pole plants is a significant factor (double pole
plant is a deduction)

 ポールプラントのタイミングと狙う場所は重要な要素である(ダブルストックは減点)
 採点基準の2項目目はカービングです。これがなかなか難解です。昨年の訳はいくつか誤訳がありました。以下、対訳を示します。
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6204.1.2 Carving カービング

6204.1.2.1 General 総論

A pure carved turn is one in which the tail of the ski follows precisely the track made by the ski tip. The upper ski is edged inward at the entrance to the turn, with the competitor’s weight placed well forward on that ski. This maneuver flexes the ski into a curve whose radius is determined by the angulation of the ski, by its side cut and by the size of the bending moment acting on the ski. The other ski needs to move in the same fashion to produce a similar curve with the weight on its outer edge. Reverse camber of the ski (flex) can also be increased by flexion of the edged ski tip into the face of the mogul or rut.

 完全に切れたターンとは、スキーのトップが通った跡をスキーのテールが正確にたどるターンである。ターンの入り口で、山側のスキーは内エッジが押さえつけられ、競技者の体重はスキーのかなり前方にかかっている。この操作によって、スキーがたわんで曲線を描き、その半径はスキーのアンギュレーション(注1)、サイドカーブ、スキーにかかる曲げようとするモーメント(注2)によって決まる。もう一方のスキーは、体重を外エッジにかけながら同様の曲線を描くために、同じ動きをする必要がある。スキーの逆反り(たわみ)は、エッジを押さえつけたスキーのトップをこぶの面(つら)や溝に入れながらたわませることによっても大きくできる。

As shown in the figure below, in a purely carved turn there is no skidding/lateral sliding, and the only snow resistance present is the very small gliding friction between ski base, edge and snow. As a result of this minimal level of friction between ski and snow, the speed reduction of the competitor is optimized and fully under the control of the competitor.

 下図に示したように、完全に切れたターンでは、スキッディング/横滑りはなく、雪面抵抗として存在するのは、スキーのソール、エッジと雪面の間のごく小さな滑走摩擦だけである。スキーと雪面の摩擦がこのように最小レベルである結果として、競技者は減速をふさわしい形にすることができ、完全にコントロールできる。

Turn radius should reflect the deflection required in relation to the gradient of the slope. Excessive deflection across the hill impacting the face of a mogul is a form break as it results in excessive braking and poor ski line. Turn shape and deflection should vary according to the spacing between the moguls.

 ターンの半径は、斜面の勾配との関係から必要となる振れ幅を反映しているべきである。こぶの面をたたきながらこぶの山を越える過度の振れ幅は、過度のブレーキングや下手なラインにつながる姿勢の乱れである。ターンの形と振れ幅はこぶの間隔に従って変えるべきである。
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注1:
アンギュレーション(angulation)は角度を付けることを言います。スキーでアンギュレーションと言えば、腰をスキーよりも内側に入れた「く」の字の姿勢(外向傾姿勢)のことを言いますが、これは体を「く」の字に曲げているからですね。ここでは、「スキーのアンギュレーション」(the angulation of the ski)と言っているので、外向傾姿勢のことではなく、スキーに傾きを付けることを指しているのではないかと思います。

注2:
モーメントは『広辞苑』によると、物理学用語で
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(3)〔理〕主に回転能力の大きさを表す量。定点からの位置ベクトルと着目する物理量とのベクトル積として表される。力のモーメント、運動量のモーメント(角運動量)、電気・磁気双極子モーメントなど。能率。モメント。
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のことだそうです。ちょっと難しい概念ですが、スキーやトランポリンなどスポーツ関係では、「慣性モーメント」「回転モーメント」などと使います。「力の量」くらいに考えておけばいいかと思います。昨年の訳では「瞬間」としていて、意味が通じませんでした。

 ぼくのダイナミック・ポジショニング・ターンは、この採点基準のカービングの総論から生まれました。「スキーのテールがトップの跡をたどる」というカービングターンの定義をもとに、いかにすればこのようなターンができるかを追究した結果、編み出されたものです。いわば究極のカービングターンです。(まだ、完成していませんが)

 ただし、この総論の記述については、異論もあります。特に「たわみ」に関する部分です。スキーのたわみとカービングは全く関係がないというのがぼくの考えです。カービングターンをしているとき、スキーはたわんではいないと考えています。ぼくのターンはこの点で、カービングに対する考えが採点基準と大きく異なっていますが、実際にスキーがたわんでいるかどうかはジャッジには見分けられないので、採点上の問題はないと思っています。
 FISのサイトに掲載されている採点規則(FIS FREESTYLE SKIING GENERAL RULES FOR SCORING; JUDGING HANDBOOK)を抄訳してみました。

 昨シーズンもシーズン初めの今ごろ、カービングの項目を抄訳したのですが、直訳すぎて意味がわかりにくく、いくつか誤訳もありましたので、改訳することにしました。

 単に英語を日本語に訳しただけですので、条文の解釈については、FISジャッジにお尋ねください。

 まず、採点基準の項目を以下に対訳で示します。
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6204 Judging Criteria 採点基準

6204.1 Turns (50% of the Score) Min. = 0.1 / Max. = 5.0
ターン(得点の50%)最低=0.1/最高=5.0

Turns, in terms of judging criteria, refers to a technical evaluation of how well a competitor turns through the moguls. They refer to rhythmic changes in direction of travel to either side of the fall line, utilizing an aggressive, controlled technique. The competitor shall be judged from crossing the start line until crossing the finish line.

 ターンとは、採点基準においては、競技者がいかにうまくこぶの中でターンしているかについて技術的に評価することを言う。それは、積極的かつコントロールされた技術を用いながら、フォールラインの端から端までの進行方向に沿ったリズミカルな変化のことを言う。競技者はスタートラインを越えたところからフィニッシュラインを越えるところまでで採点されるのである。

Technical considerations 技術的考察

Full control must be gained after every jump, resulting in controlled turns. It is important to register the direction of the landing. Air is scored until return to control; turns begin scoring when the initial landing direction has been changed,so the changeover between the scoring of airs and turns judges is when the skis change their initial direction into a turn.

 どのジャンプの後も、コントロールされたターンにつながるように、完全なコントロールを得ることが必要である。着地で方向を決めることが重要である。エアはコントロールを取り戻すところまでで得点が計算され、ターンは着地した当初のスキーの方向が変わった時点から得点の計算が始まるので、エアの得点計算とターンの採点の切り換えは、スキーが当初の方向を変えてターンに入る時になる。

6204.1.1 Fall Line フォールライン

Skiing in the fall line is considered the shortest way from the Start to the Finish. To avoid deductions for fall line deviations, the competitor must stay in the selected fall line out of the start gate. Competitors will receive score deductions for fall line deviations as noted in JH 6204.2 including drifting in Air maneuvers. Landing on the center of the mogul is a deviation from the fall line.

 フォールライン上を滑るということは、スタートからフィニッシュまでの最短路と考えられる。フォールラインから外れることによる減点を避けるために、競技者はスタート後、選択したフォールライン上にとどまらなければならない。H 6204.2に記されたように、エアの技で横に飛んだ場合を含め、競技者はフォールラインから外れると減点される。こぶの真ん中に着地すると、フォールラインを外れたことになる。
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 エアの着地で体勢が崩れたり、フォールラインから外れたりすると、完全にコントロールを取り戻し、フォールラインに戻るまで、減点されるということです。

 最後の文章は、互い違いに並んでいる左右のこぶの真ん中に着地しなければならないということだろうと思います。
 全日本スキー連盟(SAJ)の公認大会カレンダー、ポイントリストのアップが遅れていましたが、その後、1月分の大会カレンダー(要項なし)とA級大会出場資格者リストがアップされました。

 ぼくが当初、出場を考えていた1月12日の埼玉県松之山温泉スキー競技会は申し込み締め切りが9日だったのが、とりあえず20日まで延長されたそうです。例年、同じ日に長野県の斑尾高原スキー場で開かれる東京都大会も締め切りが延長されて16日までとなっており、どちらも、出場申し込みは間に合うのですが、残念ながら、ぼくの仕事の都合で、この日の大会は出場できなくなりました。

 一方、今シーズンはうれしい知らせもあります。滋賀県スキー連盟所属でフリースタイルの競技者登録をしているのは、昨年までぼく一人だったのですが(それより前は伊藤姉妹が滋賀県連所属だったことがあります)、今シーズンはもう一人、仲間ができました。2001年生まれのルーキーです。ウォータージャンプやトランポリンの練習ではちょくちょく顔を合わせています。仲間ができると、ぼくも負けないように頑張らなければと、気持ちに張りができますね。

 昨日、大阪市北区にあるNORTHBOUND(ノーズバウンド)という店に、注文していたヘルメットを受け取りに行きました。昨シーズン、エア台を作成しているとき、ヘルメットを脱いでポールにかぶせていたら、いつのまにか強風で飛ばされて、どこか遠くに行ってしまいました。昨年まで使っていたのはプロテック製で、ネットで40%割引くらいで買ったものですが、頭の形に合わず、少々、違和感がありました。今回はPOCの店長お勧めのモデルにし、事前に店で合わせてみました。日本人の頭に合うように作られているそうで、ぴったりと合います。顔が細いので、キノコのように見えるのですが、これはヘルメットのせいではなく、ぼくのせいなのでしかたないですね。ヘリウムブルーという薄い水色です。

 この店では、バックカントリー系を中心にホグロフス、SOSなどのスウェーデンのメーカーの製品を扱っています。モーグルショップではなく、モーグル用のスキーやウェア、ブーツはありませんが、店長の趣味がぼくの趣味と合うので、ホグロフスのウェアやリュックなどを買っています。
 8日(日)は今季初めてのエア練習でした。前夜立てた予定はあくまで予定だったのですが、誤差の範囲内でほぼ予定通りに練習ができました。

 9:00にゲレンデ到着(予定は8:30でしたが、ゴンドラ乗車待ちがあり、遅れました)。さっそく専用トレーニングバーンでエア台の作成にかかりました。最初なので、緩斜面に作ることにして場所を探したら、雪が吹き寄せられて高くなっているところがあったので、そこを利用することにしました。

 10:15に一応、完成(予定は10:30)。後は飛びながら直すことにしました。

 雪が軟らかくて足が沈むため、思いのほか膝が疲れて、4本飛んだところでちょうど正午となり、昼食休憩。予定では午前中に5本飛ぶはずでした。まあ、誤差の範囲内です。

 午後1時から練習再開。予定に従って午後はこぶも滑りながらエア練習をすることにしたのですが、膝が疲れてターンが全然、切れてくれません。エア台の方は雪が軟らかくてしっかり固まらず、アールがきれいに付きません。膝が痛くなるので、踏むのも嫌になりました。

 そこに助っ人参上。合宿で顔なじみの長野県連所属、栗本和輝選手です。エア台の中でとんとんとんと軽やかにステップを踏みながら、アプローチを削ったり、キッカーを削ったりしながら、形を整えてくれました。

 ランディングが軟らかくてエア練習にはもってこいの条件です。栗本君はバックフリップを練習。1本目はちょっぴりびびって踏みが弱くなったために、低いジャンプになり、タッチダウンしましたが、2本目はしっかり踏み切って高さも出して、きれいに着地を決めました。やっぱり、人と一緒に練習した方が楽しいですね。また、年末合宿で会いましょう。

 ぼくの方はと言えば、バックフリップはそのうちやります。今はまだストレートジャンプができないので、それができるようになるまでひたすらストレートジャンプの練習をします。ウォータージャンプでは自分で納得のいくストレートジャンプができるようになり、バックレイアウトもできるようになりました。雪上ではいまだに納得のいくストレートジャンプができません。ターンをダイナミック・ポジショニング・ターンに変えると、エアの前後の体勢もそれに応じた体勢にしなければなりません。アプローチでの前傾が不十分であるらしいということまではわかってきたのですが、まだ、こうすればいいということがわかっていません。

 予定通り、午後3時にエア台を壊して、練習を終了。今回は左膝の疲れ方が先週ほどではありませんでした。前夜、宿で左脚の腸脛靭帯のリリース(通称「カワハギ」)を念入りにやったのが、功を奏したのかもしれません。

 ダイナミック・ポジショニング・ターンは、最も効率よくターンするにはどうしたらいいかを考えて編み出した合理的なターンです。正しい動作で行えば、腰も膝も痛むことはないはずです。しかし、困難な局面を迎えると、どうしても悪い癖が出て、踏ん張ってしまい、無理な力がかかります。そうすると、痛くなって、動きが悪くなり、また無理な力がかかるという悪循環に陥ってしまいます。いったん休ませて、痛みをなくしたうえで、基本練習をしたいと思います。
 先週、ショートターンを中心に練習しすぎて、左膝が腫れ上がってしまったのですが、なんとか滑れそうなところまで回復したので、今度の週末もまた雪上トレーニングにやってきました。

 今回はあまり無理をしないつもりです。ゆっくりと家を出て、ゲレンデには午後1時半に到着しました。フラットバーンで軽くターンの練習をしようと思うのですが、先週のことがあるので、また痛くなるのではないかと不安がよぎります。

 先週は左の膝小僧の上のあたりが腫れて炎症を起こし、それが治まった後も筋肉痛が残りました。炎症はほとんどなくなって、完全に曲げることができるようになりましたが、膝の外側に痛みがしつこく残っています。

 この部分が痛くなるのは腸脛靭帯炎と言われています。腸脛靭帯というのは、太ももの付け根(大転子)から太ももの外側を通って、すね(脛骨)までつながっている靭帯です。腸脛靭帯が膝の外側でこすれて炎症を起こすのが腸脛靭帯炎で、ランナー膝とも言われ、使い過ぎが原因とされていますが、左だけが痛くなったいうことは、左だけ無理な使い方をしたということでしょう。

 6月にブラシゲレンデで滑ったときにも同じ場所に同じ痛みが出ました。このときは転倒した際に左膝をひねったのが原因だと思っていましたが、今回も同じ痛みが出るということはターンに問題があるのかもしれません。ゆっくり滑ってみて、どこに問題があるのか探ってみることにしました。

 普通に滑っている分には強い痛みはありませんが、問題が生じたときには強い痛みが走ります。ぼくはスキーを始めたときからの癖で、右ターンをするとき、外足となる左足に体重を乗せられないことがしばしばあります。そうすると、内足である右スキーが旋回しているにもかかわらず、体重が乗っていない外足の左スキーが旋回せずに置いていかれます。左スキーを後ろに持っていかれる状態です。左足のつま先が外側に開き、左膝が内側に入ります。これをKnee-In Toe-Outと言います。膝(Knee)が内側(In)に入り、つま先(Toe)が外側(Out)を向いた状態です。この状態で力がかかると、膝がねじれてしまいます。これが何回も起きたことが左膝に痛みが出た原因ではないかと思います。ターンの失敗に伴い、左膝がひねられたということです。

 2シーズン前、右膝が変形性膝関節症と診断されたときにも同じような症状になりました。そのときは変形性膝関節症で関節軟骨がすり減ったためと思っていましたが、それは結果であって、痛みの原因ではなかったのではないかと今は思っています。レントゲン写真を見ると、脛骨が外側に出っ張って、大腿骨が内側に入っているのがわかりました。そのことを指摘すると、先生も「確かに亜脱臼していますね」と言っていました。つまり、右足のつま先が外を向き、右膝が内側に入った状態のKnee-In Toe-Outでターンしようと力を加えたことによって、右膝がひねられたのではないかと思います。

 ぼくが独自に開発しているダイナミック・ポジショニング・ターンでは、脚を伸ばしながらターンします。このときに失敗して、脚が伸びないままでターンしようとすると、膝がひねられてしまいます。硬いブーツを履き、硬い板を使っていることもあり、ターンには大きな力がかかります。正しい動作をしている限りは膝に無理な力がかかることはないので、ゆっくりと正確な動作で練習して、習熟していきたいと思います。

 さて、今回もいい雪質でした。昨晩からの降雪で、先週は雪不足で滑走禁止だった専用トレーニングバーンが開いていました。深そうなところに、ストックをさしてみると、ちょうど1mの長さのストックがほとんど埋まりました。ということで、パトロール本部に行って、エア練習の許可をもらいました。膝をあまり酷使したくないし、バーンが柔らかすぎてあまりターンの練習にならないということもあって、明日はエア練習をします。

 こんなに早くエア練習ができるとは思いませんでした。最後のウォータージャンプから1カ月。まだウォータージャンプで練習したエアの感覚が残っています。

 今晩から明日にかけての予定です。
22:00 就寝
6:00 起床
リアライン・コアを使った準備運動
7:00 朝食
8:00 ゴンドラ乗車
8:30 ゲレンデ到着、ただちにエア台作成
10:30 エア台完成
休憩
11:00 エア練習、5本くらい飛ぶ
12:00 昼食
13:00 エア練習再開
膝が痛くならないよう、休みながら練習する
途中、ターンの練習をはさむ
15:00 エア練習終了、エア台撤去
15:40 リフト最終
16:00 下山
夕食
風呂
帰路につく

あくまで予定ですが、楽しみです。
 全日本スキー連盟(SAJ)のデータバンクに、SAJ公認大会の開催要項・申し込み用紙をダウンロードできる大会カレンダーがいつまでたってもアップされないので、いったいどうなっているのか、今日、電話で問い合わせしました。登録業務が遅れているということでした。「もう締め切りがきているんですけど」と言ったら、「それはわかっています。順番にやっていますから」との返事で、週明けには1月開催の大会の要項をアップできるのではないかということでした。1月12日~13日に開催される埼玉県松之山温泉モーグル競技会の申し込み締め切りは週明けの9日(月)です。締め切りの過ぎた要項をアップするのか、要項の締め切りを延長してアップするのか、どうするんでしょう。

 今年は競技者登録の方法が変わったためか、全般に登録業務が遅れているようです。ポイントリストがいまだに発行されなかったり、大会カレンダーがアップされなかったりというのは、そのためでしょう。アルペン競技もようやく今日になって大会カレンダーがアップされました。アルペン競技は例年、12月中旬から大会が開催されているようで、今シーズンの初戦は12月18~20日になっています。

 遅れるのなら、SAJのデータバンク上などで遅れる旨を告知すべきだと思いますが、いまだに何の告知もありません。滋賀県連の担当者にも尋ねてみましたが、県連にも何の連絡もないということでした。今日、電話で問い合わせたSAJデータバンクの担当者は、私たちはSAJから委託されて登録業務をしているので、大会の申し込みが間に合わないことについては、県連を通じてSAJに問い合わせるか、各大会の事務局に問い合わせるかしてほしいと言っていました。

 競技者登録の方法を変えるという改革を断行したことによって遅れが生じたのなら、それはそれでやむを得ないと思いますが、もう少し、遅れているということを説明して、混乱が生じないようにできなかったものかと思います。
 昨シーズンはヨルダンで開催された世界考古学会議に参加したことなどもあって練習不足だったので、ここ数年出場していた全日本スキー連盟(SAJ)公認大会をはじめ、モーグルの大会は一つも出場することができませんでした。

 膝の調子もよくなり、今シーズンこそは大会に出場しようと思っているのですが、楽しみにしていた初戦の埼玉県松之山温泉モーグル競技会(1月12日、新潟県・松之山温泉スキー場)への出場を断念することにしました。

 SAJ公認大会の要項と申し込み用紙は例年、SAJのサイトのデータバンクにアップされる大会カレンダーからダウンロードすることになっています。ところが、今年はいつまでたっても大会カレンダーがアップされません。ようやく11月28日に大会スケジュールだけはアップされましたが、要項も申し込み用紙もアップされないままです。

 おかしいなあと思いながら、毎日、SAJデータバンクをチェックしているのですが、いまだにアップされないので、大会会場の松之山温泉スキー場のサイトをのぞいたら、要項がアップされているではありませんか。そう言えば、松之山温泉スキー場のサイトには毎年、SAJとは独自に、このスキー場で開催される大会の要項をアップされていました。要項を見ると、申し込み締め切りは9日(月)必着です。

 今からぼくが所属する大津スキークラブの会長の印をもらい、滋賀県連の担当者に送って、滋賀県連会長の印を押してもらい、大会本部に送ったのでは、速達を使ってもぎりぎりで、間に合わない可能性もあります。どの大会でもそうですが、締め切りを1日でも過ぎたら、申し込みは受け付けてもらえません。

 滋賀県連の担当者も仕事を抱えながら、ボランティアで大会申し込みの業務をやってくれています。いつもは余裕を見て、申し込み受付期間の1週間前には担当者の手元に届くようにしています。

 というわけで、まことに残念ですが、楽しみにしていた埼玉県大会への出場は断念することにしました。もう1日早く、松之山温泉スキー場のサイトを見ていれば間に合ったかもしれませんが、大会要項、申し込み用紙は本来、SAJデータバンクの大会カレンダーにアップされるべきものです。ぼくのように、申し込みが間に合わずに出場をあきらめる人がいないことを祈るばかりです。

 また、今シーズンのポイントリストもいまだにアップされていません。例年、11月にアップされるシーズン最初のポイントリストでA級大会に出場するか、B級大会に出場するかが決まります。ぼくはポイントがゼロなのでポイントリストを見るまでもなくB級大会しか出場できませんが、昨シーズン最終のポイントリストで境界付近にいた人は、どちらになるのかがわからず、困っているのではないでしょうか。