25日、長野県小谷村の白馬乗鞍温泉スキー場で開かれた2023大阪府はくのりモーグル大会(SAJ公認B級)の第1戦に出場しました。
結果は、DNF(途中棄権)を除く完走者75人中67位で、下から9番目でした。途中、迷走して、タイムもトップの人の倍ほどかかって、問題外のできでしたが、2回ともジャンプして、こけずにゴールすることができました。
レース前の公式練習は、2本滑ることができました。1本目、第2エアの手前で転倒して頭を打ちました。
頭を打つのは、大して強くなくても、大変、危険なことです。ぼくも経験があるのですが、頭を打った後、「私はなぜここにいるんだろう」と自分の行動がわからなくなったときは確実に脳震盪を起こしています。かつてはラグビーで脳震盪を起こしたときには、「魔法の水」と称して、やかんにくんだ水を頭にかけるだけでプレーを続行していましたが、今は脳震盪を起こした後は安静にすることが義務づけられています。
ちょっとでも異変があれば、直ちにスキーを中止して欠場しなければなりません。しばらく、どうだろうと自分の頭の様子を気にしていましたが、幸い、「頭痛」「めまい」「ふらつき」「力が出ない」「集中できない」「耳鳴り」「吐き気」「目のかすみ」など、脳震盪を疑わせるような症状が全くなかったので、公式練習の2本目を滑ることにしました。
2本目は、1本目よりこぶが深くなっていて、スタート直後のこぶにいきなり弾かれてしまいました。ここをうまく入らないと、また、第1エアまでたどり着けないという悲惨なことになります。
そして本番。公式練習2本目の教訓を生かして、体を前に出して、うまくスタートできました。第1エアはストレートジャンプ(棒ジャン)になりました。いくらきれいなジャンプでも、技を入れなければ点数はつきません。きれいに着地しましたが、そこでいつものように迷子になり、またもや、迷走してしまいました。今回のコースは第1エアの後のミドルセクション序盤が緩く、着地後のこぶへの入りはやさしいはずなのですが、反復練習して条件反射でできるようになっていないことは、本番でもやっぱりできません。
ここで技術解説です。普通のターンは、脚を曲げて踏み込むことによってスキーの進行方向を変えます。ターン弧を半円とすると、半円の始まりから脚を曲げてスキーに体重を乗せていって、ターンします。ターンの始動は脚を曲げる動作です。
これに対して、ぼくが開発しているダイナミック・ポジショニング・ターン(DPT、ディプト)は、脚を伸ばしながらスキーで雪面を押す動作によってターンを始めます。半円の始まりのところのターンの始動が脚を伸ばす動作です。
スタートの止まった状態からの直滑降からターンを始動することはなんとかできるようになりましたが、エアの着地後、勢いがついた直滑降からのターンの始動がまだできるようになっていません。これが目をつぶっていてもできるようになるまでは、何回やっても失敗すると思います。
ラインに戻ってからのミドルセクションの滑走は、コントロールを失わずにターンすることができましたが、超スローペースでスピードが落ちてしまい、第2エアの手前では、歩くより遅いくらいになってしまいました。
第2エアもなんとか飛んで、今シーズン初めてのエアの技が入りました。とても小さくて、虫眼鏡で見ないとわからないぐらいのダブルツイスターです。エアのジャッジの方、ただ板がふらついただけではないと、よく見極めてくださいました。
リザルト(成績表)のターン点の項目の上段はベース点と言って、失敗なしに滑った場合の点数です。ジャッジが1人につき20点満点で採点します。下段が減点です。ぼくのリザルトを見ると、ベース点は3.0、4.0、5.5となっています。トップの人のベース点は13点ぐらいです。ほかの人も10点前後ぐらいあります。ぼくだけが異様に低いベース点になっています。ぼくのターンに対するジャッジの評価がいかに低いかを示しています。
モーグルのターンの評価基準は、フォールライン(まっすぐに滑る)、カービング(スキーがずれない)、吸収動作、上体の安定性などが大きなポイントです。ターンのベース点がこれだけ低いということは、体が常に左右に動きながら滑っている、常にスキーをずらしてスライドしながら滑っている、こぶを吸収せずに滑っている、上体がぶれながら滑っている、などのいずれか、または全部です。端的に言うと、ぼくのターンは採点上、モーグルのターンとはみなされていないと言ってもいいかもしれません。
ベース点が高いのに、失敗による減点でターン点が低くなっている場合は、失敗をなくすようにすればいいのですが、失敗による減点はあまりないのにベース点が低くてターン点が出ない場合は、ターンそのものを見直さなければなりません。
そもそもこぶの中を高速で安全に滑走するターンとして開発を始めたディプトですが、今のところは高齢者がこぶの中を遅く滑れるターンにしかなっていません。世界で初めてのターンと大口をたたいたところで、こぶの中をとてつもないスピードで滑って見せなければ誰も相手にしないでしょう。ぼくはとても面白いターンだと思っていますが、世間の人に認めてもらうまでの道のりはあまりにも遠いようです。さあ、どうするディプト。
今後のことはおいおい考えるとして、とりあえず、明日の第2戦は、安全に滑ります。第1エアの着地後のターンへの入りは練習ができていないので、やっぱりできないだろうと思います。
明日の課題は、エアの高さを上げることに決めました。エア台の手前のへこんだところ(トランジション)をスキーのトップですくうように押さえつける動作を意識してジャンプしてみます。第1戦の第1エアはストレートジャンプ(棒ジャン)で「NJ」(No Jump)になったので、4連戦の最後に残された力を振り絞って、何でもいいから技を入れたいところです。























