自分でがんを育てていた1年間 〜答えのない問い編〜 | 乳がんセキララ日記

乳がんセキララ日記

2022年乳がんになりました。治療のこと、家族のこと、1人の女性として思うことを綴ります。



遺伝性の乳がんだと分かって

自分で考えたことがあります。


なぜ、誰も発症しなかったんだろう。

なぜ、わたしだけ発症したんだろう。


家族歴がないので

父方からなのか母方からなのか

知る由もありません。


父方にはそもそも女性が少ない。

祖母は超ご長寿で他界。


母方の女性たちはみんな閉経が早い。

祖母も80代まで生きた。

伯母も母も健康で存命。


祖母の亡くなった年齢は

乳がん発症するより先に寿命が来た

という年齢でもない。

実は進行の遅ーい乳がんにかかっていた

という可能性はあるけど…


早くに閉経する体質の母方の女性たちは

ホルモン補充療法はしていない。

だから発症していないのかな?


わたしもそのまま自然に逆らわないで

ホルモン補充しなければ

発症せずにいられたんだろうか。


父方の祖父からきているものだったら

母方の女性たちに思いを巡らせても

意味のないこと。


誰にもわからない…

考えても仕方がない…


と答えのない思いを巡らせていました。


まさかわたしが乳がん?

まさかわたしが遺伝性?

に自分で自分を納得させたくて

もがいていました。


生まれつきなんだから

もうどうしようもないこと。


もしかしたら継いでいるかもしれない

子どもたちを発症させないように

発症しても早期発見できるように

守っていきたい。


遺伝子変異は変えられないけど

向き合い方は変えられる。


ただそれは人によっては

受け止め方によっては

人生の選択に影響することもある。

子どもたちに伝えるなら

時期を選んで、慎重に。


そう考えています。