できることはすべてやって、プレーオフに挑む | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。


シーズンの際終盤戦に差し掛かり、激しい上位争いの中にいたさいたまブロンコス。3月16日からは、浦和駒場体育館横浜エクセレンスとの試合に臨みました。

エクセレンスは、外国籍選手に負傷者が出て、チーム状況がよくなかったのですが、その中でも規律を保った厳しいディフェンスを軸に、持てる限りすべての力を出し切ってきました。2試合連続で接戦となり、2試合目は延長戦にもつれ込んだ結果落とすことに。

続いては、敵地での山口パッツファイブとのシリーズでした。悔しい敗戦の後でしたが、気落ちすることなく初戦は力強く90-78と勝利し、プレーオフ進出を確定。以後は、プレーオフ1回戦をホームで戦える4位以上を目指す戦いに挑むことになりました。その状態で挑んだ2試合目は、失点がかさんで苦戦することになりましたが、90-87で競り勝ちました。失点も多く、いい試合だったとは言い難いのですが、まあ結果が何よりなので。今年は下位のチームも強く、上位のチームが足元をすくわれるケースも多いので、1月に入ってからプレーオフ圏外のチームに1試合も落としていないというのは本当に立派だったと思います。

その翌週は、所沢市民体育館立川ダイスを迎えての2連戦でした。ここで連勝ができれば、プレーオフ1回戦のホーム開催が決まるというシリーズでしたが、ダイスもプレーオフ当確線状での戦いが続いていて必死で、そう簡単に勝てないであろうことが想定できる連戦でした。第1試合は相変わらずのディフェンスのもろさが顔をのぞかせて失点がかさみ、終盤までもつれる展開になりましたが、追いすがる相手を終盤に振り切って勝利。他会場で、ブロンコスと順位を争っていた徳島ガンバロウズが敗れたこともあって、レギュラーステージ4位の座を確定させ、プレーオフ初戦をホームで開催できることになりました。そして、次の試合も、プレーオフ進出を目指して死に物狂いで向かってきたダイスを、延長戦の末に退けました。このタイミングで、生きるか死ぬかの必死さで向かってきた相手との対戦ができたこと、そしてその相手に、内容はどうであれ接戦の末勝利することができたことは、財産になるはず。ホーム最終戦で、2試合とも3000人以上のお客さんを集めて接戦での勝利だったので、凄い盛り上がりだったと思います。

そして、シーズン最終戦となったのは、敵地での香川ファイブアローズとの試合でした。ブロンコスよりも上位にいて、しかも相手は鹿児島レブナイズとの2位争いがまだ終わっておらず、レブナイズよりも上位でレギュラーシーズンを終えるには勝利が必要でした。勝利を求めて必死な相手との対戦は、ブロンコスの現在地を知るという意味で有意義な試合となりました。

その中で、主力ながら体調が優れないクリークモア・ウィル選手とライアン・ワトキンス選手をベンチ入りさせずに挑んだ試合でしたが、その中で昇格の有力候補であった相手に最後まで相手に粘ることができました。勝つことができれば本当に大きな自信になったかと思いますが、主力のセンターがいない状態で接戦にできたのは、素晴らしかったです。B3レベルだと、突出した外国籍選手がいれば上位に入ってしまうこともできますが、本当に強いチームはチーム全体の選手の能力が高いので、主力が欠けても上位と戦いきれたというのはそういうことだと思います。

シーズン序盤にケガ人が増えたときには苦しみましたが、終盤戦にはきっちりと状態を上げて、いい状態でレギュラーステージを終えることができました。ここから4つ勝つのは、まあ大変ですが、チームができることは全てやってくれたと思います。どうか最後に笑って終われますように。

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