依然感染者数の高止まりが続く | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。


8月上旬からコロナ感染の第二波が到達したという報道がひっきりなしにされており、依然として新規感染者数の高止まりが続いている状況です。それから1ヶ月ほどたった現在は小康状態のように見えますが、いわゆる「夜の店」の営業自粛などに乗りだす自治体もあるなど、予断は許しません。小康状態に見えるのは、半年前とは違ってコロナや行動制限のある日常への経験ができたことと、その中である程度は社会や経済を動かさなければならないという意識が働き始めたからで、コロナの脅威が去ったわけではありません。

そんな中で、プロスポーツ興行も6月以降に再開していますが、「競技会場のキャパの半数以下、もしくは5000人以内」のお客さんしか入れてはいけないという制限付き。この制限は、当初は8月に緩和する予定でしたが、コロナの第二波が到達した影響で緩和できず、少なくとも9月末まではこのままで続けられることが決まっています。選手達にも感染者の報告があるなど、依然として難しい状況です。

そんな中でも、何とか大会を継続して続けられているのは、選手やチームスタッフだけでなく、運営に携わる人々の努力のたまものだと思います。制限付きでありながらも会場に足を運んでスポーツが見れること、あるいはテレビを通じてスポーツが見れることは、ファンにとっては閉塞感が和らぐ思いがします。テレビを見ている人が増えているとは思うので、何とかこれがスポンサー増につながってくれれば。国内の企業はどこも厳しい状況だとは思いますが。

ただ、やはり学生の大会は依然として難しいですね。夏までに行われる大会は、全国高校野球選手権をはじめとして軒並みキャンセルされました。大学スポーツも、秋の大会を中止した団体もあります。例えば関西学生ラグビーは、天理大学などで多数の感染者が出たことから中止し、代替大会の開催を検討中です。やるにしても、基本的には無観客で、チーム関係者や選手の家族、スカウト以外は入れないというところがほとんどです。東京六大学野球や東都大学野球が制限付きの有観客にしようか検討しているみたいですが、アマチュアの選手達が置かれている状況は、お客さんやスポンサーからお金をもらって収入を得ているプロや野球の独立リーグのチームとは違いますしね。学生でいられる期間が限られている選手達は、試合がしたいというところが本音だと思いますし、無観客にすることで大会自体が中止されるリスクが減らせるのであれば、そうすることがベストだと思います(特にプロを目指している有望選手達は、スカウトの目に留まる機会が失われることは痛い)。もちろんファンからすれば残念ですが、必要であれば無観客化をためらうべきではありません。

これから気温も低くなり始めて過ごしやすくはなりますが、一般的に流行性疾患がはやりやすいのは冬ですので、状況がどうなってくるのかということは想像もつきませんね。いい方向に進んでくれることを祈るばかりです。

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