さあ、始まった! | Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。


いよいよ、B3リーグ2018-19シーズンが始まりました。昨日春日部市総合体育館で行われた、埼玉ブロンコスを見てきました。






上・中:試合の様子
下:チアリーダーのパフォーマンス

対戦相手は大塚商会越谷アルファーズ。今年から本格的にチームをプロ化し、B2を目指すことを宣言したチームです。越谷市を拠点としてもいるので、ブロンコスとは同じ埼玉県のチームとなりました。

B3に参戦した時から対戦していて、とにかくディフェンスは激しく、オフェンスリバウンドも強いチームで、何度も煮え湯を呑まされてきました。この試合も74-89で敗れてしまったのですが、強さは今期も健在でした。

とは言え、第1クオーター終了時に11点差つけられながら第2クオーター終了間際に追いつき、第3クオーターではわずかな時間ではありながら逆転するなど、やられっぱなしではありませんでした。第2クオーター早々にファウルトラブルでベンチにジョシュア・クロフォード選手が退かざるを得ず、長い時間外国人選手1人だけでプレーしなければならなかったにもかかわらず流れを引き寄せたのはすごかったです。

パワーフォワードながらバックコートでもボールを持てる澤地サミュエル選手や、サイズがあって動ける山下颯選手など、新加入の日本人フォワードは実力者であることを印象付けてくれました。もちろん、北向由樹選手も貫録のプレーメイクでしたし、あれだけ体が大きいと、対戦相手でマッチアップするガードも大変ですよね。日本人選手の全体的な選手層が上がった感はあり、ここは心強く感じました。

この試合で見た限りでは、課題はクロフォード選手ではないでしょうか。攻守両面で相手選手とのマッチアップで後手に回っており、フィットしていない感が強かったです。また、211センチのクロフォード選手が加入したにもかかわらずリバウンドが全然取れないという状況でした。相手がシュートを打つとゴール下にバタバタと群がるだけで、どうやってチームとしてリバウンドを取りに行くかという意識が欠けているように感じました。これは去年からの課題でもあったのですが、相変わらずコリアー・セントクレア・ヘッドコーチが気づいていないのでしょうか。いずれにしても、早いうちにクロフォード選手をフィットさせ、彼を中心にゴール下の強さを確立させないと、ライバルたちに置いていかれてしまいます。

越谷から近い春日部で行われたということもあって、アルファーズ側のファンも多く、1000人強とまずまずのお客さんの数。コートの絵も変えられていて、今年のチームはこれまでと違うものにしたいという意気込みも感じられました。盛り上げ役のアリーナDJさんやチアリーダーも心なしか去年より元気な印象で、チアは新しい曲なども入れていました。バスケの試合は、多少うるさすぎるくらいがちょうどいいのかもしれませんね。負けてしまったのは残念でしたが、賑やかで楽しい開幕戦でした。

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