Stadiums and Arenas

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スポーツ観戦が趣味の筆者が、これまで訪れたスタジアム・アリーナの印象を綴るブログです。

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代々木競技場第一体育館
開場1964年
収容可能人数13245人
アクセス原宿駅(JR山手線)から徒歩約5分
明治神宮外苑駅(東京メトロ千代田線・副都心線)より徒歩約10分


(写真は、別記ない限り、*1が2019年11月23日の男子ハンドボール日本選手権準決勝第1試合、トヨタ車体ブレイヴキングス大同特殊鋼フェニックスの試合から。*2が2025年4月16日のBリーグ・アルバルク東京シーホース三河の試合から)







上:外観(*1)
中上:内装(第2層から南側スタンドを臨む)(2026年6月12日リーグHプレーオフ準々決勝ジークスター東京大崎オーソル埼玉の試合より)
中下:内装(第2層から南側スタンドを臨む)(*2)
下:内装(2026年1月12日・バスケットボール天皇杯決勝アルバルク東京シーホース三河の試合より)

日本の屋内競技における聖地のような体育館。日本で数少ない1万人以上を収容できる屋内ベニューで、都心のど真ん中にあるという交通の便の良さが手伝って様々な競技から引っ張りだこの施設である。

1964年に行われた東京オリンピックのために作られた国立代々木競技場の施設として第二体育館と一緒に作られ、オリンピックでは水泳種目の会場となった。そのため、正式名称は代々木競技場第一体育館なのだが、省略されて代々木第一体育館と呼ばれることが多い。オリンピックが終わった後には日本で主催する屋内スポーツの国内大会・国際大会が開催できるよう、冬にはスケートが、またプールの上に板をはめれば他の屋内種目が主催できるような形に改められた。

ただ現在は、一応団体使用ができる競泳プールが残ってはいるものの、東京辰巳競泳場ができたことから1995年を最後に競技レベルの水泳競技では使われなっている。それでも以前は飛び込み台が残っているなど東京五輪の名残を残していたが、2006年にそれも撤去され、現在は完全に屋内競技用開場に変貌している。スケート競技も不定期にしか主催しなくなった。ちなみに、日本スポーツ振興センターによって管理運営されていて、日本国内にある国立の体育館は代々木第一と第二体育館だけである。

2020年の東京オリンピック(コロナウイルス世界的感染拡大の影響で、実際に開催されたのは2021年)ではハンドボールの、パラリンピックではバドミントンとウィルチェアラグビーの会場に使用された。その準備のため、2017年7月から2019年11月にかけて耐震補強工事のために一般開放とイベント利用を休止した。

この体育館が建てられた1964年の時点で、13000人以上収容できる屋内ベニューは他になかったため、その頃から日本の屋内スポーツの聖地として扱われるようになった。バスケットボールでは全日本選手権のメイン会場として使用され、バレーボールでは日本代表の試合を中心とした国際試合の会場として頻繁に使用され、また2011年まで全国高校選手権の会場として使用されていた。フットサルでも、2008年から2017年までは全日本選手権の決勝の会場として使用されており、その頃まではFリーグの試合でも使用されていた。2019年にはハンドボールの日本選手権決勝の会場にもなっている。また、水泳プールをリンクとして使用してスケートのイベントで使用することも多く、直近では2019年に日本フィギュアスケート選手権の会場になった。

2016年に日本に2つあったプロバスケリーグが統合されてBリーグが発足すると、その年のオープニングマッチと優勝決定戦の会場になった。その後、改装のため使用できなかった時期を挟み、2022年2月にアルバルク東京のホームゲームで久しぶりに使用され、2022-23シーズンからは本拠地をこちらに移した。2024-25シーズンからは、ハンドボールがセミプロのリーグHに移行し、以後は優勝決定プレーオフは毎年ここで実施されている。

もっとも、東京オリンピックに向けた耐震工事の後、コロナウイルスの感染拡大の影響や東京オリンピックなどが重なり、競技スポーツで使用できない時期が長かったため、それらのイベントが代々木から離れてしまった感もある。バレーボールの全国高校選手権は、2011年の時点で代々木第一体育館を使用しなくなっていたが、フットサルは耐震工事で使用できなくなった後には全日本選手権の決勝やFリーグの都心開催の際には駒沢オリンピック公園が使用されており、代々木が使用可能になった後も戻っていない。バスケットボールでも、アルバルクのホームアリーナとして使用されてはいたものの、全日本選手権の会場としてはもう使用されなくなり、そしてそのアルバルクも2025-26シーズンからは本拠地を別の場所に移すことが決まっている。








上・中上:ハンドボールの試合の写真。ゴール裏の空間が余っており、この空間の前にある座席に座るとコートが遠い(*1)
中下・下:バスケットボールの試合の眺め(*2)

固定席はロイヤルボックスも含めて9111人収容可能で、可動席を展開すると13291人を収められるため、首都圏のみならず日本国内の体育館の中で屈指の集客能力を誇る。一方で、フロアが横に長い上にメイン・バックスタンドにしか固定席がなく、フロアを客席が囲むような形ではない。この長いフロアにコートを埋め込むとゴール裏が相当余るので、スタンドの端に座るとコートのアクションがかなり遠く感じられる。可能な限り、スタンドの中央に近い位置に座りたいところだ。しかも、フロアが広いこともあって、その中央にコートをはめ込むと客席からコートの距離もなかなか遠く感じられるところがある。

もっとも、スタンドの傾斜がしっかりと取られていて、フロアが俯瞰で見えるので、中央に座りさえすれば上の方でもコートのアクションはよく見える。少なくとも、17000人収容の横浜アリーナや22500人収容のさいたまスーパーアリーナよりは当然スタンドとフロアの距離は近い。

このベニューには常設のオーロラビジョンの他に、必要とあれば可動式のものも取り付けられるため、一般的な総合体育館よりも多くの情報を提供できるという意味でも優れている。仮設オーロラビジョンは、常設オーロラビジョンの反対側に設置するフラットパネル型スクリーンや、バスケやアイスホッケーの試合の場合で使用される、コートの上からぶら下げるボックス型スコアボードもあり、バリエーションに富んでいる。








上:2015年1月8日、バスケットボール全日本選手権男子準々決勝のリンク栃木ブレックス日立東京サンロッカーズの試合の眺めと、当時の天井ぶら下げ型のスコアボード。
中上:第一層から、南側スタンドを臨む(*2)
中下:体育館西側を臨む。天井ぶら下げ型のスコアボードと、常設型スクリーン(*2)
下:体育館東側を臨む。フラットパネル型の仮設スクリーンがはめ込まれている(*1)。

代々木第一体育館を本拠地として使用しているアルバルク東京は、もともとはトヨタ自動車の実業団チームとして作られており、1948年創部と日本バスケ界屈指の伝統を誇るチームである。もともとは、アメリカで自動車製造業が盛んなインディアナに本拠地を持っていたNBAチームにちなみ、ペイサーズという名前だったが、2000年にアラビア語で電撃を意味するアルバルクという名前に改名された。実業団日本リーグ時代には優勝4回、全日本選手権優勝2回の実績を誇り、Bリーグ発足後は2017-18シーズンと2018-19シーズンにBリーグ史上初の連覇を達成している、国内屈指の強豪である。




アルバルク東京チアリーダーズと、マスコット「ルーク」、応援団による試合前のパフォーマンス(2025年3月29日、有明コロシアムでのアルバルク東京ファイティングイーグルス名古屋の試合より)

最寄駅はJR山手線の原宿駅か東京メトロ千代田線・副都心線の明治外苑前駅で、JR、京王、東急、東京メトロ各線が乗り入れる渋谷駅からも歩ける距離である。都心にある競技場なだけあって交通の便は抜群。繁華街が近くにあり、道路の渋滞がひどいので、バスでここに来ようとすると到着時間が読めない。極力電車での利用をお勧めしたい。食事処を探すのもそれほど苦にはならないだろう。

代々木第一体育館の紹介(日本スポーツ振興センター公式ホームページより)
アルバルク東京公式ホームページ

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