前回の続きは新潟駅からです。
【第2日目 1/4(Thu)】
<新潟駅周辺散策>
新潟13:38-14:00(3)
~(信越本線 快速くびき野2号 新井行き)~15:5416:18直江津
■What kind of foods is "Itarian"?
撮影を終えて新潟駅に戻ってきた目的は昼食。
今回は新潟で有名なB級グルメ「イタリアン」を食べることにしました。
「イタリアン」と聞くと、どうしても"高級"というイメージをしがちですが、
新潟には「イタリアン」と言う名前のB級グルメが存在しています。
だからと言って本当に安価な値段でイタリア料理が出てくるのではなく、
実は太い中華麺の焼きそばに特製のトマトソースをのせたもの。
「時間がたっても伸びにくい麺」を目指し、この太さになっているのです。
見た目は焼きうどんですが、ただ「太い中華麺」なのであくまで焼きそば。
なんでも自家製麺だそうで、こだわりが感じられます。
さらにトマトソースはトマトペーストに玉ねぎを使ったこれまた自家製。
そんなイタリアンは白生姜をトッピングしてフォークでいただきます。
田上から普通列車で新潟に着くと、コインロッカーに荷物を預けました。
身軽になったところで新潟駅から駅前通りを歩いていくこと徒歩約10分、
新潟バスターミナル2Fにイタリアンが食べられる「みかづき」があります。
みかづきはファーストフード形式でまず店に入ると目の前にカウンター。
そこで自分の食べたいメニューを注文し席に運んで食べるスタイルは、
他のファーストフード店のシステムとこれと言って変わりありません。
メニューは特製のトマトソースをかけた普通のイタリアンにとどまらず、
カレーソースやホワイトソースをかけたイタリアンまでもあります。
今回は初めて、というわけで普通のイタリアンを注文。
ちょうど昼時で混雑している中に空いている席を見つけて座れました。
因みにイタリアンはセットになっていて、その内容もファーストフード。
イタリアンにポテトと自由に選べるドリンクが付いてきます。
さらには、サイドメニューにはたこ焼きやフロートまでも。
B級グルメには珍しく完全ファーストフード形式になっているようです。
肝心の味は、流石トマトソースが甘い!
もちっとした太い中華麺の焼きそばとの相性はこれが意外と合います。
新潟県民に長年愛されるその味を簡単かつ低価格で提供できるよう、
そのためにファーストフード"形式"になっているというわけなんですね。
・・・ところで、なぜ「イタリアン」という名前かと言うとそれは100年前の話。
「みかづき」は元々軽食を提供する甘味喫茶の「三日月」でしたが、
当時東京で流行っていたソース焼きそばを導入しようとしました。
しかし普通に焼きそばを食べるのではおもしろくない!というわけで、
ミートソースと粉チーズをかけてフォークで食べる新スタイルを開発。
スパゲティ風のおしゃれで斬新なスタイル、これがはじまりです。
そして、当時喫茶店でよく売られていたナポリタンスパゲティに対して、
「イタリアン」と命名し、現在まで同じ名前で県民に親しまれています。
会計をした時に次回から使えるクーポンをタダでもらえるということも、
長く親しまれてきた理由の1つであると言えるでしょうね。
■快速くびき野号の旅
E127系 V8編成(手前) と 115系 N-2編成(奥)
みかづきで「イタリアン」を食べた後は、しばらく店内で駄弁ってから、
預けておいた荷物を取りに行って駅に戻り列車を待つことにしました。
それにしても三条では大雪だったのに新潟は大して雪がないんですね。
雪は道の隅に申し訳なさそうに積もっている程度であまりありません。
駅前通りを通って駅に戻りコインロッカーから荷物を引っ張り出して、
これから乗る列車に備え駅の改札口正面のニューデイズで食料調達。
友人の18きっぷ紛失未遂事件がありましたが^^;、ホームで待機します。
すると4番線には幕回しをしている最中のE127系と奥には・・・湘南色!?
E127系は回送で車庫へ、そして115系湘南色は本日4度目です(笑)
まさか1日で4回も見れるとは・・・かなりついていますね^^
さて、ここからは信越本線・北陸本線でひたすら西を目指します。
今回信越本線でまず乗るのは「快速くびき野」。
使用車両はなんと485系で、18きっぷだけで乗れるお得な列車です!
それに停車駅は、新潟~直江津で特急停車駅+宮内という速さ!
特急とは所要時間が10分しか変わらないので、これまたお得です。
まずはくびき野で直江津へ、そこからは普通列車を乗り継いでいきます。
入線は38分というわけで、30分前からホームで待機することにしました。
そして待つこと10分・・・

3372M 快速くびき野2号 485系 K**編成
なんと来たのは国鉄色の485系!!
ふつう、くびき野は上沼垂(かみぬったり)色の485系が充当されますが、
たまに運用変更で国鉄色の485系が充当されることもあります。
そして今回は運良く代走し、国鉄色の485系に乗れるというわけです!
・・・それにしても上沼垂でかみぬったりとは難読ですね・・・^^;
因みに上沼垂色とは、白に青色と緑っぽい水色のラインが入った塗装。
昔、上沼垂運転所(現:新潟車両センター)に所属していた485系を、
他の485系と区別するために所属区の名前を付けたのが由来です。
前面の幕は緑色に黄色文字と稲作地帯の新潟を思わせられるのに対し、
側面の幕は緑色で「快速くびき野 新井」と書いてある簡素なもの。
デザインを前面の幕と同じにしてもらえればおもしろいのですけどね(汗)
今回は4号車の自由席に乗ることにしました。
ドアの横には昔快速ムーンライトえちごに充当されていた名残が。
全車指定席を表すシールはだいぶ草臥れてしまったようです。
しかし外観が草臥れていても車内は・・・
485系 K**編成 4号車自由席
リニューアルされていて新型の座席に交換されています。
シートはJR東日本らしい固さがありますが、そこまで気になりません。
リクライニングもかなり倒れますしシートピッチも広くなっています。
尚、この座席は2~6号車全てと1号車の指定席に使用されています。
流石数々の優等列車充当される程、車内は特急仕様になっていますね。
これを18きっぷだけで乗れるとはなかなかハイグレード!
今回は4号車の中間あたりの席を確保することにしました。
新潟入線直後ではまだ人の数は疎らで、座席確保に苦戦はしません。
とりあえず荷物を置いて車内探索に行くことにしました。
これがムーンライトえちごだったらいいのに・・・って恨んでた自分がどこかにいた(爆)
K編成は1号車にグリーン車と指定席を設けており、半室構造。
運転台側の座席は、計16席の半室グリーン車があります。
黒い座席の中央部には稲をイメージしたデザインが織られています。
座席はかなりやわらかい作りになっています。
同じく肘置き下の白い四角いものを引くと、リクライニングできます。
また、前の席(最前列は壁)にはテーブルとフットレストが設置。
シートピッチもかなり広く床も絨毯と、なかなか高級感があるつくりです。
誰もいなかったのでちょこっと座ってみたのですが、かなりの柔らかさ。
18きっぷなので快速グリーン車指定席には座れないのは惜しいですが、
機会があれば485系のグリーン車にも乗ってみたいと思いました。
一方、中間に自動扉を挟んであるのは指定席。
計36席ある指定席は、自由席の座席に枕カバーをつけただけのもの。
「確実に座ること」に特化したつくりになっています。
因みに座席の構造・設備は自由席とカバー以外は変わりはありません。
混雑したくびき野号で確実に座りたいのならば指定席がオススメですが、
これから乗る2号は自由席で空席が出るほどなので混んではいません。
なので、時間に余裕も持って並んだ方がいいと思います。
そろそろ車内が混んできたので自分の席に戻ることにしました。
くびき野2号は22分とだいぶ長く止まっていて、戻って待つこと15分後、
定刻通り14:00に列車は新潟駅を出発!!
国鉄車独特のガタンッという振動をたて、ゆっくりとポイントを進みます。
今回は進行方向右側の座席なので、北側の車窓を見ます。
新潟駅を出発し白新線との分岐点のポイント:上沼垂信号場を通過、
新幹線の高架橋と並んで大きく南にカーブするとそこは信越本線。
読んで字の如く、越後は新潟と信州は長野を結ぶ北陸の動脈です。
しばらくは新潟の市街地に挟まれながら、住宅街を走ります。
しかし亀田を通過すると、ところどころ田んぼが見えはじめます。
雪が積もり荒涼としていますが、遠くには電線の鉄塔やたまに家屋も。
それでもまだ住宅街が続いていると分かります。
さつき野を通過すると今度は新津駅周辺の住宅街に挟まれるように。
・・・するとやがて速度はゆっくりになりポイントを渡っていきます。
車窓には新潟の気動車・機関車の基地である新津運輸区が広がります。
「SLばんえつ物語」号の看板が立っている通りここ新津運輸区には、
牽引機のC57-180だけでなく、新潟で走る全気動車が所属。
電車は新潟車両センター・気動車は新津運輸区と、使い分けています。
そんな新津運輸区を過ぎると、新津駅に到着です。
信越本線・羽越本線・磐越西線の4方向に線路を持つ広大な新津駅は、
それが故に3面5線とこの周辺地区の中心駅になっています。
さらには、周辺に車庫や車両工場もあり「鉄道の街」と呼ばれています。
現在では下り寝台特急あけぼの以外全列車が停車及び客扱いを行い、
(下り寝台特急あけぼのは、運転停車として数分停車)
もちろんこの列車も新潟の次の停車駅として停車。
多くの乗降がありますが、1分ほどですぐに発車していきました。
そして新津を発車し新津車両製作所を見ながら列車は進んでいくと、
やがて雪・雪・雪・・・と一面の銀世界がひたすら続くようになります。
ここから先には田んぼが広がりますが、雪の降る冬は殺伐とした風景。
しかし、その「なにもない」が逆にすがすがしいようにも思えます。
(でもこう見るとすげぇって思いますが、さっきの撮影がとても・・・^^;)
因みに進行方向左側は山間部。線路を境に風景は変わるようです。
そんな雪景色を見ていると、やがて加茂駅に到着します。
ここ加茂はほぼ新潟県の中心で加茂川が流れる扇状地に位置しており、
昔からの伝統を受け継ぐ青海神社がある『北越の小京都』と呼ばれる街。
さらに雪椿を地元の産業としており、また大きな水車が回る光景からも、
平城京時代の歴史が垣間見れると積極的な観光誘致を行っています。
そんな加茂を発車すると、ますます風景は単調になっていきます。
沿線から500mくらいは田んぼが広がり、遠くの方に民家が見えるだけ。
そこにあるのが田んぼが故に、なかなか広大な風景です。
これで晴れてくれれば結構いい景色だと思うんですが・・・流石に曇り。
でもさっきまでこんな場所で凍えながら撮影してたんですよね~・・・(汗)
そして東三条・見附と停車しひたすら雪だけに囲まれて列車は進むと、
北長岡を通過する前から新幹線の高架と合流し、住宅街へと突入。
するとまもなく新幹線も止まる大きな駅である長岡に到着しました。
ここでもやはり多くの乗降があり、2分ほど停車してから発車します。
発車し上越新幹線と分岐するとまもなく、沿線にはヤードが広がります。
北側は長岡市一帯の鉄道輸送の拠点駅となっている南長岡貨物駅。
南側は電気機関車やディーゼル機関車が所属する長岡車両センター。
合わせるとなかなか大きなヤードになっています。
そんなヤードを通過すると宮内に到着しました。
長岡の隣ですぐの停車ですが、宮内地区も多くの人が利用します。
そのため、全ての快速くびき野はここ宮内にも停車するというわけです。
宮内は上越線との分岐駅で、3面5線を有するこれまた大きな駅なので、
優等列車の待機などは長岡ではなく全て宮内で行われています。
駅のホームでは穴を開けたホースを通して雪を溶かしていました。
雪こそ降っていないもののまだ積雪量は多いばかりのようです。
宮内を発車して上越線と分岐すると、またまた雪景色が続きます。
・・・と、ここで雲の間から青空が!晴れるとやっぱりきれいなものです。
ここからは北側に山を見ながらやっぱり雪に囲まれて列車は進みます。
ですが、それも前川を通過し信濃川を通過すると景色は一変し・・・
進行方向左側も右側も山に囲まれるようになりました。
越後平野は長岡まで続いていて、ここからは塚山峠の山間部に突入。
しばらくはカメラを置いて塚山峠の景色を眺めることにしました。
そんな塚山峠の山々は、茨目を通過する少し前からは見えなくなり、
再び田んぼと遠くに民家が見えるようになってきました。
それにしても峠1つだけで雪がうっすら積もっているだけになりましたね。
やがて住宅街に囲まれ越後線と合流すると、次の停車駅は柏崎に到着。
柏崎は越後線の終点になっていて、奥には越後線が止まっていました。
そんな柏崎も定刻通りに発車。ここまでは雪に負けず順調でした。
そんな柏崎を発車すると、やがてまた山間部へと突入して行きます。
しかし今回わざわざ北側の座席を確保した理由がここにあるんです!
実は、次の鯨波から日本海を間近に見られる絶景ポイントが続きます。
信越本線で日本海を見られる区間として超有名なポイントなのです。
今回はそんな冬の荒れ狂う日本海の車窓をじっくり見たいと思いま・・・
車掌「ただいま、この先の区間は強風の影響で徐行運転いたします。
そのため、直江津到着時刻は"大幅に"遅れると予想されます。」
計画破綻寸前。
直江津での普通列車接続は約10分ですが、海に面するのは柿崎まで。
すなわち、「約10kmの距離をのろのろ走りますよ」というわけです。
仮に時速20kmだったとしてもこの区間を抜けるのに30分はかかります。
つまりは普通列車が接続しない限りは通常行程に戻せないのです。
そうか朝のきたぐに撮影はこのことの伏線だったのか・・・←
仕方ないので、もういっそのこと遅れを楽しんじゃうことにしました。
だって荒れ狂う日本海をじっくり見れるじゃないか!!(爆)
どうやら時速25km以下の徐行制限がかかっているようです。
列車は25km/h前後のゆっくりとした速度で進んでいきます。
鯨波を通過すると、まもなく日本海が見えてきます!
この周辺は海水浴場としても有名で、砂浜が見えますね。
この距離でもハッキリ見える波が、風の強さを物語っているようです。
まあそれにしても海水浴場の砂浜が多く見えますね。
夏はおだやかな波なのでしょうが、冬がここまでとはとは・・・
ユーラシア大陸からの季節風すごすぎです。。。
そして一瞬だけ日本海に近寄るポイントがあります。
線路を1本と小さな防波堤を挟んですぐ下には日本海が広がります。
岸側は打ち付けられた波で泡立っていました。
そしてかなり時間をかけて青海川を通過。
ここは駅のすぐ隣に日本海を望める駅として有名になっています。
まだまだ日本海が見られる絶景ポイントは続きます。
そしてここまで来るとだいぶ青空が見えてきました!!
荒れているものの太陽光を反射する水面はきれいなものです。
・・・ところで線路に波が乗り越えちゃってますがいいんですかね(苦笑)
こんなちっちゃな堤防じゃ波から守りきれてないと思いますが・・・^^;
するとまたまた海を間近に見られるポイントが!
なかなか壮観な絶景が広がっていますね。
そんな絶景区間は、鯨波・青海川・笠島・米山と断続的に続いて、
やがて柿崎を通過すると列車は一気に加速開始。
遅れを取り戻そうと、直江津に向けて全力疾走します。
まだ遠くに少し見えますが、柿崎を通過すれば制限は解除のよう。
荒れ狂う日本海は徐々に遠ざかり、住宅街の中を走るようになります。
そして犀潟からは北越急行線:通称ほくほく線とも合流。
ここからは、いよいよ北陸の特急街道がはじまります!
しかし普段は高速で走り去るはくたかも風の遅れには敵わず・・・
ほくほく線は単線のため、先行列車の遅れで犀潟に停車していました。
そんなはくたかを横目に列車はまだまだ飛ばしていきます!
しかし願いは叶わず・・・
車掌「・・・普通列車富山行きは接続いたしません。」
なんと、「これから乗る普通富山行きには乗れませんよ」というのです。
さあこれは困った、本当に計画が破綻してしまいました(汗)
そして黒井も通過し徐行を始めるとまもなく直江津に到着します。
直江津到着前には、疎開されている京葉線の205系を発見。
これは車両基地を有する直江津運輸区で、駅に隣接しています。
そんな全特急列車が停車する交通の要所は、直江津に到着です!
最終的に、直江津には24分遅れで到着しました。
直江津からは北陸本線の普通列車を乗り継いでさらに西を目指します。
ここからはJR西日本、いよいよ本格的に旅という感じがしてきました!
しかし乗る予定だった普通列車はもう既に直江津を発車済み。
なんとか行程通りに戻さないと目的地に着くのが遅くなってしまいます。
・・・というわけで、ここからは緊急で"飛び道具"を使いたいと思います。
この区間を走る"飛び道具"と言ったら・・・あの北陸特急の「顔」です!
続きは次回、西を目指す旅はまだまだ続きます。
因みに長岡~柏崎ではデッキで携帯充電をして凍えていましたとさ(爆)