#545 北へ、北海道へ・・・3 8 | No Photo,No Life!!

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JR全線完乗が目標の旅ブログ・・・「旅ノート」。乗り鉄・撮り鉄・模型鉄以外にも、PC・釣り・飛行機などなど多趣味で、面倒くさがり屋な、そんな学生のブログです。

前回の続きは新得から、冬の富良野線で旭川を目指します。



【第3日目 4/1(Sun)】

 新得14:20~(根室本線 普通 新得行き)~15:46富良野

 富良野16:55~(富良野線 普通 旭川行き)~18:16旭川

  <<東横イン宮下通り 1泊>>


■冬のラベンダー畑


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石勝線の特急トマムサホロスキーエクスプレスを新得まで乗ったあとは、

この日の目的地は旭川を目指して雪景色の残る路線を乗っていきます。

さて、新得からは根室本線・富良野線で旭川へと向かうことにしました。

初夏の富良野線はラベンダー畑が織り成す紫色の絨毯の車窓が見え、

さらにノロッコ列車や富良野に向かう臨時列車が多く設定されています。

それに対して冬は、それほど人気がなくさらに臨時列車の設定も皆無。

富良野線の冬は車内も沿線もそんな閑散としたものなのでしょうか・・・。

北海道のど真ん中を走る冬の富良野線ではどんな車窓が見えるのか、

ここからはそんな冬の根室本線・富良野線の車窓を見ることにしました。


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富良野線に乗るためまずは新得から根室本線で富良野へ移動します。

しかし次の列車は14:24発。さっきの列車の到着から1時間はあります。

というわけで、一旦改札を出て駅の待合室で時間を潰すことにしました。

駅にはとりわけ何もなく、有人の駅窓口・売店・立ち食い蕎麦屋があり、

また駅の周辺には町役場を持つまあまあ大きな街が広がっています。

根室本線と石勝線の分岐点として特急が止まっているだけのようです。

そして来る列車を眺め待つこと1時間、改札開始の放送が流れたので、

再びホームに入り浦幌から来る普通列車の到着を待つことにしました。


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キハ40系 1756編成


まもなくやってきたのはキハ40系。1両編成のワンマン列車です。

車内はそこそこの乗車率、空いていた左側の座席に座ることにしました。

新得から乗った人のほとんどはトマムサホロスキーエクスプレスからで、

どうやら釧路方面に向かうよりも富良野方面に向かう方が多いようです。

(まあ新得止まりのその列車はそういうための列車だと思いますが^^;)

そして列車はここで新たに数人を乗せると富良野に向けて発車しました。

ここからは再び狩勝峠を越えて根室本線で一路富良野を目指します。


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新得を発車すると狩勝峠越えのため線路が大きく蛇行しつつ進みます。
街の西側にはその急な峠の山の斜面を生かしたスキー場が見えました。

さらに列車は狩勝峠を越えながら進んでいくと・・・


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狩勝峠の広大な原野!一面に雪が積もっていてきれいですね。

夏は一面緑・冬は一面真っ白となかなか壮大な車窓を見せてくれます!

高く険しくもなだらかな狩勝峠では断続的にそんな車窓が見えました。

列車はそんな狩勝峠を越えるべく、くねくねと蛇行しつつ進んでいきます。

因みに手前に見えるのは防風壁。峠ゆえに強風を防ぐためのものです。

特急列車もこの区間を通るので速達化の妨げになる風を防いでいます。


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そして列車はその先の信号所で石勝線と分岐し北へ進んで少し走ると、

狩勝峠を抜けて最初の西側の麓に位置する駅は落合に到着しました。

かつて峠の急勾配に対応するため機関庫が設置されていた駅ですが、

現在では新線の開通によってその機能を失いすっかり寂しい雰囲気に。

(かつて根室本線は違うルートで、現在のルートは急勾配対策のもの)

駅周辺には小さな街が形成されていますが閑散とした様子が漂います。


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列車は落合を発車するとだんだんと車窓がひらけてきます。

狩勝峠を越え落合を過ぎると最初のうちは森に挟まれながら走るものの、

だんだんと山が遠ざかり線路の周辺に平地が見られるようになりました。

沿線には民家がぽつぽつ見えこの周辺にはその畑が広がっています。

夏ならば稲穂や農作物の緑が見えますが冬は当然見えるわけもなく、

きれいに雪が田や畑の上にずっしりと乗っかっている車窓が見えます。

そして列車は、川がつくるV字谷のそんな車窓を見ながら進んでいくと、

初夏のラベンダー畑で有名なリゾート地である富良野に到着しました。


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富良野駅は根室本線と富良野線の2路線が乗り入れる有人駅。

駅名である富良野とはアイヌ語の「フラ・ヌイ(臭いがする所)」が語源で、

その臭いは街の東側にある十勝岳の噴気や温泉の硫黄の臭いのこと。

それから分かる通り、また街の北側にはラベンダー畑が広がることから、

富良野は初夏の有名観光地として夏に多くの観光客がここを訪れます。

さらに、冬には街の西側にあるスキー場を訪れる観光客で賑わいます。


列車は、富良野は途中駅で終点は根室本線の起点である滝川ですが、

ここからは富良野線に乗るので富良野で乗ってきた列車から降ります。

駅の東側は住宅街を挟んで畑が広がるのに対し西側が街の中心部で、

有名観光地の玄関として駅前に大きなロータリーや建物がありました。

富良野は有名な夏の観光地であるラベンダー畑への玄関口と同時に、

駅西側に聳える山を利用したスキー場などのリゾート地でもあります。

なるほど駅の西側が中心部として賑わっている理由が分かりますね。


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列車から降りると目の前になにやら記念碑が置かれていました。

実は、富良野は地理的に北海道のちょうど真ん中に位置している街で、

そのため『へその街』と呼ばれこれも富良野観光の1つとして有名です。

さらに、昔ワールドカップが開催されたことがある「富良野スキー場」や、

ドラマ「北の国から」のロケ地としてより一層全国に名を轟かせました。


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さて、ここからは冬の富良野線に乗って旭川を目指します。

しかし次の富良野線の列車まで1時間あるのでまた待合室にいることに。

乗り換え時間が1時間もあるなんて、なかなかまったりとした旅です。

駅には、有人の窓口・売店・待合室・立ち食い蕎麦屋が設置されていて、

また駅前には観光地への玄関口となるロータリーと中心街が見えます。

さらに旅客の駅だけではなく駅の西口北側にはJR貨物の駅が併設され、

収穫時期には富良野で作られたジャガイモなどの農作物を輸送します。

駅舎も大きくいかにも富良野市の中心街にある駅の風格がありますね。

ちゃっかり駅の「ふらの駅」の文字がラベンダー色になってます(笑)

駅の周辺には雪が路肩に避けられ、整備されている様子が分かります。

駅舎や設備も日本有数の観光地の玄関らしく清潔に保たれていました。

そんな駅舎で待合室のテレビを見て次の列車まで時間を潰します。


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キハ150系


そして発車の15分前、富良野線の列車が改札開始との放送。

富良野線の長旅に備え早めに乗る列車に向かって座席を確保します。

ホームは5番線。富良野線塗装のキハ150系が2両編成で停車中でした。

今回は列車の進行方向左側:線路の西側の座席に座ることにしました。

キハ150系は線路の西側が4人がけ・東側が2人がけのボックスシート。

また座席モケットも富良野線らしく紫色と緑色の2色が使われています。

それにしても、前面の車体に付いている雪と氷柱がすごいですね・・・

道央を走る富良野線の極寒な気候がじりじりと感じられてきました。


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側面幕。側面幕はJR北海道の一般的なデザインを周到しています。

基本的に富良野線は旭川と富良野を往復する列車がほとんどなので、

方向幕はなるべく回す手間が省けるように「旭川-富良野」の表示です。

また、行き先の横には「マイタウン列車 ラベンダー」と書いてあります。

実は富良野線は旭川のベッドタウンからの通勤・通学需要も担っていて、

ベッドタウンの中を走るためマイタウン列車の愛称が付けられています。

ラベンダーは、もちろん富良野線沿線の有名な観光ですね。


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富良野の駅看板と富良野線の専用塗装の車体を一緒に。

夏の富良野線と言えば沿線には一面ラベンダー畑が広がっていますが、

冬の富良野線と言ってもイマイチピンとくる車窓のイメージがありません。

冬はスキー産業が中心で富良野線には人がおらず閑散とした感じです。

ここからはそんな冬の富良野線に乗りその車窓や様子を見ていきます。

というわけで、そろそろ発車時刻なので戻って発車を待つことにしました。


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富良野を発車し貨物駅を過ぎるとまもなく根室本線と分岐します。

根室本線は滝川方面へ西に向かい川に沿って線路が延びていますが、

富良野線はそのまままっすぐ旭川を目指し北に向かい進んでいきます。

すっかり単線になり川を渡ると富良野盆地の平地が広がっていました。

次の駅である学田手前からしばらく線路は直線で北に走っていきます。

しばらく走ると車内放送。富良野線はワンマン運転なので自動放送です。

外国からの観光客にも対応しているのか英語放送も流れていました。


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そして列車は富良野の次の停車駅である学田に到着。

駅前の道路は周りに雪が積もっているだけなので奥の山も見えました。

富良野盆地は多少起伏がありなかなか広大な車窓を見せてくれます。

因みに、上の写真は列車が学田駅に停車している最中の写真です。

「ホームがないから降りられないじゃないか!」と思うかもしれませんが、

実は富良野線の小さな駅ではホーム長が1両分しか対応していません。

そのため、乗務員がいる先頭1両がホームに入り、後ろははみ出します。

今回乗っている列車は2両編成で、その後ろの車両に乗っているので、

こんな踏切の上という中途半端な位置に停車しているというわけです。


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学田から列車は広大な道央の盆地をほぼ直線に走っていきます。

夏になるとここにラベンダーの紫色の絨毯が広がる車窓が見えますが、

一方で冬にはその畑の上に雪が積もって一面の銀世界が広がります。

しかし、ひたすらそれだけで冬の富良野線はとても閑散としていました。

車内も観光客と思しき人よりも地元の人ばかりでそんなに人は多くなく、

冬の富良野線は観光より地域輸送の役割が大きいのかもしれません。

でもそういう夏とは違った閑散とした雰囲気もまったりしていいですね。

そんな旅情の中を列車はひたすらまっすぐ進んでいきます。


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ひたすら直線に列車は進むこと20分、列車は上富良野に到着しました。

上富良野は2面2線の相対式ホームで富良野から5駅の有人の地上駅。

交換設備があるためここで列車の行き違いが頻繁に行われています。

この列車も旭川からの普通列車と行き違いのためしばらく停車します。

まもなく旭川方面から同じラベンダー色のキハ150系2両編成が到着。

やがて信号が変わるとまた列車は北に向かって再び走り始めました。


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ここまでは盆地を走ってきましたがここからは車窓が一変します。

上富良野を発車すると、列車はくねくねと蛇行しながら山間部に突入。

十勝岳と芦別岳の山々つくる盆地の北にある深山峠を越えていきます。

車窓にはさっきまでの平地に変わり起伏の激しい山間部が見えました。

木や電柱の柱がこんなに短く見えていて積雪の多さが見て取れます。

もちろん民家は駅の周辺ぐらいにしかなくて、もの寂しい雰囲気です・・・

そんな道央の盆地を分ける小さな峠を列車はどんどん越えていきます。


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そして列車は15分かけて峠を越えると北側の麓は美瑛に到着しました。

美瑛駅も2面2線の相対式ホームの地上駅で折り返し設備を有します。

ここからは旭川のベッドタウンを結ぶ通勤路線として機能しているため、

旭川~美瑛を走る列車も設定され通勤・通学客が多く利用しています。

この列車はここでは列車行き違いをせずそのまま発車していきました。

ここからは沿線に広がるベッドタウンを見つつ旭川を目指します。


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車窓は峠を越えてまた一変し再び盆地を走っていきます。

しかし富良野盆地と違うところは、沿線に多くの民家が見えるということ。

旭川に近づいていくに連れて車窓から見える民家の数が増えてきます。

ここから列車は旭川のベッドタウンを走るマイタウン列車として走ります。

さらに、列車の運行本数が増えて列車の行き違いの回数も増えました。

美瑛から2駅の千代ヶ岡でいきなり美瑛行きの列車と行き違いします。

この列車は旭川に行く列車なのでこの時間は依然閑散な車内ですが、

旭川からの美瑛行きの2両編成の列車にはまあまあ乗客がいました。

いかに道央を代表する最大都市である旭川が大きいか分かりますね。


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さらに千代ヶ岡から2駅の西神楽でも列車の行き違いのためしばし停車。

旭川まであとちょっとだと言うのに全くまったりした普通列車ですね(笑)

今度は富良野行きの列車と行き違いをすると、西神楽を発車しました。

さてここから列車は住宅街が広がる旭川市街地を進んでいきます。

西神楽を発車するとこの先には待避設備がある駅は終点までないので、

この後は順々に駅に停まって乗客を乗せつつ終点の旭川に向かうだけ。

旭川南部に広がるベッドタウンをマイホーム列車が走り抜けていきます。

そして高架線になりつつ忠別川を渡れば、そこは終点の旭川です。


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というわけで列車は富良野線の終点である旭川に到着しました!

去年の夏に開業したばかりの明るく近代的な旭川新駅舎に迎えらます。

その駅に多種多様な車両が往来し、いかにも中心都市の駅の雰囲気。
今回はそんな道央の中心都市である旭川で1泊することにしました。

翌日からもまだまだ北海道を乗り潰すので今日はここに宿をおきます。

駅近かつ安いビジネスホテルである東横イン宮下通りが今宵の宿です。


さてホテルに向かう前にちょうどいい時間なので夕食にしましょう。

旭川に来たならば、やはりここは旭川ラーメンを食べるべきですよね?

もちろん今回も駅から近いところで旭川ラーメンを食すことにしました。


■熱い道央の冬


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旭川駅から徒歩5・6分、駅前通りから外れたところにその店はあります。

「らーめんや天金」、旭川ラーメンの店の中でも駅周辺で人気の店です。

駅前通りからちょっと入ったところですが赤い看板と暖簾が目立ちます。

実は旭川でもかなり歴史のある店で暖簾も昔から受け継いできたもの。

昔からこの地に定着していて現在までも多くの人から好まれています。

店内に入ると威勢のいい店員が迎え入れて席まで誘導してくれました。

今回はチャーシュー麺を。店はほぼ満席でしたがすぐに出てきました。

まずはスープをば・・・やはりあっさりしつつ香ばしい味が美味い!

さらに特徴的なことに、天金のスープは魚介を入れず豚骨だけを使用。

なるほど通りで厨房の方から漂ってくる豚骨臭がすごいわけです(汗)

でも心なしかちょっとその香ばしさが逆にしょっぱかった感じがしました。

麺は昔から地元の製麺所のものを使っていて、中細の軽く縮れた麺。

スープの味とちょうどよく合っていて、これまたなかなか美味いです。

さらにトッピングのチャーシューは柔らかく、メンマもコリコリとしたもの。

全体的には、香ばしい豚骨スープと麺がよく合ってなかなかでした。

流石歴史的な有名店、旭川ラーメンをしっかり受け継いでいますね。


たらふくラーメンを食べた後はホテルに向かいます。

駅から2分という近いところに今回泊まる東横イン宮下通りがあります。

フロントでチェックインを済まし鍵を受け取って10Fのツインルームへ。

そして今宵の部屋のドアを開けると、やはり東横インらしい部屋でした。

配置・設備はどこの東横インのツインルームも同じで見慣れた感じ。

とりわけ新しく何もすることがなく、翌日の準備や支度を終えた後は、

早速部屋にみんなを呼んで夜遅くまで宴会をしていることにしました。

そして結局寝たのが深夜3時頃という暴挙をなしとげたのでした^^;


・・・


冬の富良野線は終始とても閑散とした雰囲気が感じられる路線でした。

夏に比べ観光客や旅人は大きく減り、もの寂しさがせざるを得ません。

しかし、冬の富良野線では一面深雪の車窓を見ることができます。

夏には緑が被い茂りラベンダーも見える広大な風景が広がりますが、

冬には一面の雪景色が向こうの山まで続く広大な風景が広がります。

冬の富良野線は夏の富良野線と違った広大さを持っているわけです。

夏ばかり取り上げられ確かに冬は見所があまりない富良野線ですが、

逆にそんな車窓や雰囲気を味わってみるのもいいかもしれませんね。



続きは次回、旭川から北海道をまだまだ乗り歩いていきます。

名前に「本線」と付きながらすっかりその雰囲気がないあの路線です。