#544 北へ、北海道へ・・・3 7 | No Photo,No Life!!

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JR全線完乗が目標の旅ブログ・・・「旅ノート」。乗り鉄・撮り鉄・模型鉄以外にも、PC・釣り・飛行機などなど多趣味で、面倒くさがり屋な、そんな学生のブログです。

前回の続きは札幌から、北海道でもリゾート列車に乗りまったりします。



【第3日目 4/1(Sun)】

 札幌11:05

  ~(特急 トマムサホロスキーエクスプレス 新得行き)~13:23新得


■リゾート列車でまったり旅3


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北海道にも、ジョイフルトレインと呼ばれる専用の観光列車があります。

特に、ニセコExp.・クリスタルExp.・ノースレインボーEXP.が有名で、

季節を通じて道内での様々な路線や方面の臨時列車として走ります。

中でもスキーの時期に走る特急「トマムサホロスキーエクスプレス」は、

札幌から石勝線を通り新得へノースレインボーEXP.が使用されます。

その名の通り北海道有数のリゾート地トマムに向かう観光特急列車で、

冬から春にかけてのスキーシーズンは多くのレジャー客で賑わいます。


札幌近郊でDD51貨物や旭山動物園号を撮影し札幌に戻ってきた後は、

急遽乗ることに決めた次の列車の切符を取り発車まで待っていました。

予定していた留萌本線は土砂流入による不通でご破算になりましたが、

時刻表を見ていると「特急トマムサホロスキーエクスプレス」号を発見。

北海道のジョイフルトレインに乗り石勝線の車窓を見られるいい機会、

今回は代替案としてそれに乗り大回りで旭川を目指すことにしました。

となると、新得からは根室本線・富良野線を経由することになります。

石勝線・富良野線は乗ったことがなく、冬の根室本線も見てみたいし、

やっぱり何と言ってもジョイフルトレインの旅というのも気になるところ。

というわけで今回はそんなノースレインボーEXP.の季節列車に乗って、

冬の雄大な石勝線の車窓を見つつ終点の新得に向かうことにしました!


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キハ183系-5200番代 ノースレインボーエクスプレス


列車の入線時刻は10:53。それに合わせ発車するホームに向かいます。

この行程は代替案として急遽決めたものだったので今回は自由席です。

自由席はちょうど車両中間の3号車。既に乗車口に2人並んでいました。

しかしホームのどこの乗車口にもたったそれだけしか見えませんでした。

とりあえず自由席座席を確保すべく自由席の乗車口に並んで待ちます。

そして入線時刻、これから乗るトマムサホロスキーエクスプレスが入線。

真っ白な車体にはそれぞれの車両が虹のようにカラフルな塗装がされ、

いかにも北海道を走る車両らしいデザインというものが感じられますね。


キハ183系5200番代はジョイフルトレインというリゾート列車の一種で、

車両にノースレインボーエクスプレスという愛称が付けられています。

JR北海道のリゾート列車の中では一番新しい1992年製の新造車両。

しかし機能的にはキハ183系と共通設計のためキハ183系に属します。

列車は5両編成で、1・2・4・5号車は展望を重視したハイデッカー仕様。

3号車には1階:ラウンジ・2階:自由席をもつ2階建て車両を連結します。

また塗装はラベンダー・ブルー・ライトグリーン・オレンジ・ピンクの5色。

まさしくレインボーのデザインは、内外装とも同一系統で配色されます。

ジョイフルトレインと言えば、旧型車両を改造することが一般的ですが、

この車両は従来のリゾート列車を置き換えるために登場した新型車両。

そんなリゾート列車の末っ子がこのノースレインボーエクスプレスです。


入線してまもなくするとドアが開き車内に入れるようになります。

今回は自由席なので3号車2階席へ。進行方向右側の座席をとります。

まずは荷物をおいて車内散策をば。北のリゾート列車のは如何に・・・?


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1~5号車 普通車指定席・普通車自由席


座席やシートピッチはJR北海道の一般的な特急車両と同じものですが、

1・2・4・5号車はハイデッカー車のため展望しやすいようになっています。

ハイデッカー車でも地上から3mとおよそ2階に相当する迫力がある高さ。

さらに窓が天井まで伸びて大きかったりと、展望が重視された設計です。

3号車はダブルデッカー車のためにもとより展望がしやすい設計ですが、

天井が低いのでどうしても窓が小さくなってしまうのがやむをえません。

天井や窓が高く開放的な指定席より圧迫感があり閉塞的な雰囲気です。

1~5号車の車内設備は全て同じで、各座席にオーディオ操作盤を完備。

座席にあるチューブ型の専用ヘッドホンで各チャンネルを視聴できます。

また天井にモニターが設置され、観光案内や前面展望が放送されます。


座席のグレードや設備こそは指定席座席と自由席座席で同じなものの、

やはり自由席車両は天井が低くなっていて閉塞感が強い感じがします。

(現に座席に出入りする時天井に何度も頭をぶつけていたほどです^^;)

それにしても、内装からは普通の特急列車の平凡な雰囲気がしますね。

展望が優れている点以外からはリゾート列車の風格が感じられません。


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1~5号車 普通車自由席・普通車指定席


横から見てみると、やはり展望を重視した窓の大きさがよく分かります。

テーブルは前の座席と肘沖に格納されたものの2つで、十分な広さです。

またチューブ式ヘッドホンとJR北海道の車内誌は座席のモケットに収納。

もちろん、自宅では使えませんが記念としてどちらも持ち帰り自由です。

その他の座席や車内の設備は一般的な特急列車の設備に準じたもの。

一般的な特急車両にリゾート列車の最低限の設備を付けた感じです。


リゾート列車と言えども内装は一般的な特急車両とだいたい同じ雰囲気。

閉塞感を感じるのも、その無機質なプラスチックのせいかもしれません。


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3号車 フリーラウンジ


ダブルデッカー車の3号車2階には自由席座席が設定されていますが、

1階部分には乗客が誰でも使うことが出来るフリーラウンジがあります。

長いソファーとテーブル3つ・反対側には棒椅子と窓際に簡易テーブル、

また前面展望のモニターや長時間乗車する子供のために玩具も完備。

全体的に木目調の雰囲気で統一され、落ち着いた高級感が漂います。


客室とは違いカーペット敷きに木目調で高級感が感じられるラウンジは、

いかにもリゾート特急列車のフリースペースといった雰囲気があります。

しかしながら誰でも使える気軽さもあり、フリーラウンジらしい空間です。

(そしてJR北海道さん、ちゃっかり机の上にオレカの宣伝を忘れないのが憎い!^^;)


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3号車 フリーラウンジ(ビュッフェ)


また現在ではカーテンで隠されて見えませんが小さなキッチンも完備。

立派なシンク・冷蔵庫・コーヒーサーバー・電子レンジなどが設置され、

軽食類などを提供できるプチビュッフェとして機能することができます。

しかしシンクや全体的に綺麗でさほど使い込まれた感がないことから、

今までここのキッチンはビュッフェとして機能したことがないのでしょう。

現在では乗務員などの荷物置き場として使われているようです。


カーテンを開けてみると、そこには立派な設備のキッチンがありました。

せっかくこんな設備があるなら使えばいいのに・・・と思ってしまいます。

しかし車内を見て回ると、乗客は1車両に1・2組程しかいませんでした。

なるほどこの程度では利益も見込めず使われるはずもないでしょうね。

乗車率の低さが故に営業できないとは、いやはや残念なものです・・・


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1・5号車 普通車指定席(最前列)


また車両の前面を見て分かるとおり、先頭の窓は大きくなっているため、

先頭1or5号車の最前列の座席からは前面展望を臨むことができます。

石勝線の沿線に広がる原野の雄大な景色を間近に見られる座席です。


運転席も少し低く設置されているので障害物がなく前面展望できます。

写真右の四角い箱、おそらくあれが前面展望を撮影するカメラでしょう。

先頭車はもちろんのこと各座席でしっかり展望が確保されていますね。


札幌の発車までの停車時間は12分、そろそろ自分の席に戻ります。

自分の席で発車するのを待ちます。いよいよ石勝線の旅が始まります!


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そして11:05、列車は定刻通りに札幌を発車していきました。

気動車のディーゼル音を轟かせ駅のポイントをゆっくり渡っていきます。

しばらくすると加速して、いかにも特急列車らしい走りをみせてくれます。

列車は千歳線を進むと、札幌のビル群・住宅街から離れていきました。

しばらく列車は石勝線に向けて雪の広がる千歳線を南下していきます。


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札幌から少し進むと沿線からは住宅街が消えてすっかり雪野原に。

厚い雲から見え隠れする空の下に雪の積もった休耕田が広がります。

そんな風景を、白い車体のリゾート特急列車が駆け抜けていきます。

が、今まで特急らしい走りだったのに急に列車が減速しはじめました。

おや?と思っていると・・・


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ポイントを渡って島松の中線に入線し完全に駅に停車してしまいました。

もちろん島松はノースレインボーエクスプレスの停車駅ではありません。

ではなぜ島松に停車したかと言うと、これは計画通りの停車で・・・


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特急列車と快速エアポートが列車の横を颯爽と通過していきました。

そうです、実は島松で後続の速達列車2本の通過待避をするのです!

それにしても特急列車ましてや快速列車に抜かれる特急列車とは・・・

本当にリゾート特急列車なのか疑ってしまうほどのまったりさです(汗)

「特急」と言っておきつつ特急列車としての威厳が点で感じられません。

しかしそのまったりさが逆にリゾート列車らしくていいかもしれませんね。

そして列車は後続列車2本を先行させると、再び発車していきました。


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しかし島松を発車すると次の停車駅である南千歳まではたった5駅。

まもなく列車は最初の客扱いをする停車駅は南千歳に到着しました。

ここからいよいよ石勝線、大自然の中をリゾート列車で走っていきます。


石勝線は南千歳と新得(実際は上落合信号所)を結ぶ132.4kmの路線。

(また新夕張~夕張には16.1kmの夕張支線も石勝線に所属します。)

走っている地域の旧名である「"石"狩国」と「十"勝"国」が由来です。

札幌から釧路方面への幹線ルートで1日に何本もの特急列車が往来し、

そのために特急列車を主軸に展開された路線とダイヤになっています。

また「北海道の背骨」と呼ばれる日高山脈を貫く長大トンネルが多いこと、

豪雪地帯を走るために189個ものスノーシェルターがあることも特徴的。

大自然の中を駆け抜ける特急街道、それが石勝線です。


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列車は雪の影響で遅れていた石勝線からの特急列車を待ってから、

2・3人を乗せて南千歳を発車し、いよいよ石勝線に入っていきました!

石勝線は道東とを結ぶ特急街道ながら非電化区間でさらに全線単線。

各駅・各信号所は待避設備が整っているので通過待避はできますが、

特急街道のイメージとはだいぶかけ離れた路線風情になっています。

駅のポイントを渡り千歳線を右に見ながら石勝線の線路へ分岐すると、

まもなく林が見えてその林も抜けると広大な雪野原が見えてきました。

千歳線には新千歳空港が隣接し、ある程度の賑わいが見られたのに、

すっかり都会の色は見えず早くも石勝線の雰囲気が漂ってきました。

列車はまず石勝線の平野部を東に向かって駆け抜けていきます。


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さてそろそろ昼頃、札幌で駅弁を買っておいたので食すとしましょう。

今回は、札幌駅にて買った「特製幕の内 北海道旅弁当」です!

外箱を見ての通り道内の路線図と特急列車の絵が描かれています。

その名の通り、この駅弁は北海道の名産を集めた幕の内弁当です。


そういえば食べようとしたらちょうどよく車掌から乗車証を貰いました。

スキーの冬らしく雪の結晶の青い背景に、充当される車両の写真、

そして「特急トマムサホロスキーエクスプレス乗車記念証」の文字。

流石はリゾート特急列車、乗車証明書はいい記念になりそうですね^^


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開けてみると、多くのおかずで色とりどり。無論、全てが道内産です。

左側にはご飯・右側には肉や魚などおかずが一品ずつ並んでいます。

牛肉の塩加減はちょうどよくご飯はすすみ、魚介類はさっぱりとした味。

駅弁のネックである冷たさもありながら食感は柔らかくなっていました。
やはり幕の内弁当は品数が多いので味に飽きてしまうのはありません。

北海道の中心であり食が各地から集まる札幌ならではの駅弁ですね!


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列車は追分を過ぎたあたりまでひたすら平野部を走っていきます。

空港周辺は平地のため農場・ゴルフ場の平地が多く沿線に見えました。

しかし山がどんどん高くなると、山脈が聳える山岳地帯を知らせます。

山脈を東へ突っ切るべく特急らしい走りで石勝線を駆け抜けていきます。


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そして川端を通過し石狩川支流の夕張川を渡るといよいよ山岳地帯へ。

列車は極寒で水面に氷と雪が積もっている大きな川を渡っていきます。

手前に石勝線の旧線の橋脚が何個も未だ残っているのが見えました。

実はかつて石炭の輸送力を強化するため一部複線だったことがあり、

現在は単線になりましたがまだその名残が沿線に多々残っています。

昔の石炭産業が栄えていたことが今の特急街道を形成したのですね。

さて、ここからは極寒の車窓の石勝線の山岳地帯を走っていきます。


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さらに平野部は直線だった線路も山岳部では夕張川に合わせて蛇行。

何度も川と並走したり渡ったりして、豪雪地帯の風景を見せてくれます。

因みに同区間を道東自動車道が並走し同じく何度も線路と交差します。

帯広まで伸びるため札幌から道東へ向かう高速バスは競争相手です。

しかし石勝線特急は最高130km/h運転と速達性に優れているのに対し、

最近はトンネル内火災や脱線事故など信頼が低下しているのが現状。

速達な鉄道か安全な高速バスか・・・今後の課題になりそうですね。

(こういう時こそリゾート列車で大きく売り込めばより多く乗客を集められそうですが・・・)


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列車が山岳地帯に入ると豪雪地帯が故にスノーシェルターが増えます。

信号所や駅のポイントがある場所にあり、雪による誤作動を防止します。

石勝線には単線かつ駅が少ないので通過待避を行える信号所が多く、

そのためスノーシェルターの数もおよそ200ヶ所と道内最多を誇ります。

またポイントが多くなると制限速度が出来るので線路は高速化に対応。

列車は何ヶ所ものポイントを特に揺れも少なく高速で走っていきました。


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そして列車は新夕張を通過するといよいよ日高山脈を貫いていきます。

「北海道の背骨」と呼ばれるほど標高が高く険しい山脈部に突入すると、

その山々を貫くため4~6kmのトンネルが断続的に続くようになりました。

また新夕張以東の沿線には駅周辺を除いて人が住む地域が殆どなく、

そのため新夕張~占冠駅間は34.3kmと日本最長駅間になっています。

因みに、駅の数と信号所の数を比べると信号所の方が多いのも特徴で、

さらにそれが故に新夕張~新得は特急しか走っていないのも有名な話。

沿線の閑散とした様子が列車の運行形態からもよく分かりますね。


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トンネルが断続的に続く中でもひょこっと車窓が見えるところもあります。

見ると山が連なり雪が積もった冬の枯れ木の林が周囲に見えました。

列車は何本もの長大トンネルを抜けて道東を目指して走っていきます。


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何本もトンネルを抜けると列車は徐行して、やがて占冠に到着しました。

南千歳を発車すると次はトマムに停まるので占冠で客扱いしませんが、

根室本線からの特急列車の通過を待避するために運転停車をします。

新夕張ですら通過するのも占冠で折角停まるのに客扱いをしないのも、

リゾート列車が故にリゾート客しか乗せない列車だからでしょうか・・・

車内はそれぞれの号車に2・3人だけで閑散とした雰囲気が漂います。


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通過待避というわけでラウンジの前面展望モニターから確認してみます。

(モニターをそのまま撮っているので解像度が低く見づらいのは勘弁してください・・・)

するとまもなくキハ261系のスーパーとかち号が入線して停車しました。

ホームを見ているとキャリーバッグを持った観光客が多く見られたので、

やはり観光客や道東に向かう人のための速達路線だと分かりますね。

スーパーとかち号が入線すると、まもなく列車は占冠を発車しました。


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占冠を過ぎると山岳地帯を抜けて車窓が一気に変化します。

沿線には山が連なる風景が多く見られるものの平地が再び見えました。

山脈を通過して天気も変わり雲が少なく青空でカラッとした雪晴れです。

そんな壮大できれいな雪景色の中を列車は走り抜けていきます。


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そしてそんな風景を走っていくと、列車はトマムに到着しました。

この列車名の由来にもなっている道内屈指のリゾート地の最寄駅です。

石勝線は地域の特徴から沿線に人が住みつかず閑散としていましたが、

その気候・地形を生かしたスキーなどのリゾート地計画が開発の始まり。

駅に隣接して建設されたリゾート地は「アルファリゾートトマム」と呼ばれ、

1年を通じて観光を楽しめる複合リゾート地として現在も賑わっています。

(ただし、現在は運営会社が変更されて「星野リゾートトマム」に改称)

そのためこの駅はリゾート地を利用するレジャー客が主になっています。


トマムでは乗客の大半が降りそれと同じくらいの人数が乗ってきました。
ホームにはスキーグッズや旅行鞄を持ったリゾート地の利用客が溢れ、

いかにここのリゾート地のスキー場が有名で人気なのかが分かります。

そういえば、「トマム」っていうカタカナだけの駅名って珍しいですね。

日本に7駅しかない内の1駅だそうで、いかにも北海道らしさがあります。

(因みに「トマム」っていうのはアイヌ語で「湿地」という意味だそうです。)


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乗車券だけで乗れる区間だから盛況なのか車内は少し賑わいました。

とは言えどリゾート地から帰るグループ客がちらほら乗っている程度、

やはり各車両には数人が乗っているだけで乗車率は低いままでした。

さて列車は一面に雪が積もった平地を見ながら山間部を走っていくと、

上落合信号所で根室本線と合流して難所である狩勝峠に突入します。

石勝線はここまで、ここからは根室本線で新得まで走っていきます。

線路は狩勝峠越えのため何度も大きく蛇行しつつ新得を目指します。

そのカーブを抜けて狩勝峠の麓に来ると、列車はまもなく新得です。


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そして札幌から2時間半、列車は終点である新得に到着しました!

狩勝峠の麓に位置するこの駅は機能上では石勝線の終点である駅。

また根室本線の途中駅であり、全特急が停車し相互直通をしています。

因みに駅名の由来はアイヌ語の「シリトク→シントク」(山の突起)から。

山から突き出して一際高い峠の麓として名付けられたのでしょうかね。


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キハ183系-5200番代 ノースレインボーエクスプレス


札幌からここまで乗ってきたノースレインボーエクスプレス。

リゾート列車ながら一般的な特急の姿もあるアコモが特徴的でしたね。

そうでありながらも設備はなかなかよかったのでまた乗りたいです!


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この先はまだまだ道東に向けて根室本線がひたすら続いていますが、

トマムのリゾート地にレジャー客を運ぶこの列車の役割はここまで。

ここから乗客は各々の行程に合わせて根室本線に乗っていきます。

トマムサホロスキーエクスプレスは折り返し準備のためしばし休憩~


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新得駅看板とともに。やはり横から見てもハイデッカーが目立ちますね。

この後は次の列車まで1時間あるので駅の待合室で待つことにしました。


・・・


結局トマムサホロスキーエクスプレス号は終始閑散とした乗車率でした。

臨時列車だからなのかそんなには知名度が高くないのかもしれません。

しかし、内装は一般的なものの車内にはリゾート列車らしい設備が多く、

石勝線の雄大な車窓を一段違った別の視点から見ることができます。

自然の壮大さや険しさ・路線の歴史を感じることができるそんな石勝線、

ジョイフルトレインに乗ってまったり・・・こんな旅も如何ですか?



続きは次回、新得からは雪景色を見つつ旭川まで向かいます!

そういえば、トマムサホロスキーエクスプレスは4/1までの運転だとか。

最終日でセーフ・・・もしこれがなかったら行程は完全に崩壊だった(汗)