基本データ

名称:太郎・次郎滝

落差:20m

所在地:山梨県都留市夏狩

水系:桂川水系柄杓流川右岸

評価:☆☆☆(5段階中)

難易度:1(5段階中)

訪瀑日:2025年3/23

 

まず、滝の位置です。夏狩地区の住宅街の裏手にあり、桂川の支流・柄杓流川の右岸に懸かる滝になります。駐車場も完備されている上、道中には案内も出ているので容易にアプローチすることができます。駐車場から歩いていくとやがて下の写真のように「太郎・次郎滝」と書かれた看板が出てきます。

 

ここから、川に向かって遊歩道が伸びているのでそれを辿っていきます。川まで降りてくると、このように右岸から潜流瀑が落ちています。

 

右岸の潜流瀑

 

落差は20mくらいはあるでしょうか。名前は付いていないようですが、幾筋もの糸を垂らしたような滝が落ちています。

 

右岸の潜流瀑・上部

 

上部には川は無く、水が断崖の途中から湧き出してそれがそのまま滝になっている典型的な潜流瀑です。

 

右岸の潜流瀑

 

実際には写真に写っている以外の場所からもこのように潜流瀑が流れ落ちており、幅は優に50mはあろうかといった規模です。そして、この潜流瀑から少しだけ上流に懸かるのが目的の滝です。滝前にはこのように説明板もあります。

 

そして、肝心の滝です。

 

太郎・次郎滝

 

この滝も上部に川は無く、湧き水がそのまま滝となっている潜流瀑です。右の幅広の滝と左の細い直瀑の2条の滝です。

 

太郎・次郎滝

 

落差は20mとされることが多いですが、見た感じではそこまでは無くせいぜいその半分くらいではないでしょうか。

 

次郎滝(?)

 

滝名からするに太郎滝と次郎滝の2本の滝から構成されていると考えるのが妥当ですが、並んで落ちる2本の滝のどちらが太郎滝でどちらが次郎滝なのかは議論の余地がありそうです。北中康文氏著の「日本の滝①(東日本661滝)」ではこの幅広の方が次郎滝として紹介されていますが、ネットでは逆にこちらが太郎滝として紹介されているものも見受けられます。正直名前についてはどちらでも良い気もしますが、ここではこの幅広の方を次郎滝としたいと思います。

 

次郎滝(?)

 

滝としては断然隣にある太郎滝よりも見応えがあり、よく見ると滝が流れ落ちる断崖も層状になっていてなかなか個性的です。

 

次郎滝(?)

 

滝名はその昔太郎・次郎という盗賊の兄弟が村に入ったものの村人に見つかってしまい、追い詰められてこの滝から身を投げたという故事に由来するそうです。

 

次郎滝(?)・落ち口をアップで

 

住宅街のすぐ裏手からこれほどの量の水が涸れることなく湧き出し続けているかなり珍しい滝になっています。

 

次郎滝(?)・下部

 

滝壺は無く、そのまま柄杓流川に注いでいます。

 

太郎滝(?)

 

一方で、次郎滝の左にはこのように細い直瀑が落ちており、ここではこちらを太郎滝としたいと思います。

 

太郎滝(?)

 

次郎滝に比べるとかなり細いためどうしても見劣りしてしまいます。この滝も次郎滝同様水源は湧き水になっています。

 

アクセスもしやすく、しかも珍しい潜流瀑ということもあって個人的にはおすすめの1本です。