基本データ

名称:男滝

別名:不動滝

落差:5m

所在地:埼玉県飯能市長沢

水系:荒川水系入間川支流越辺川支流高麗川支流長沢川支流八徳川

評価:☆☆☆(5段階中)

難易度:1(5段階中)

訪瀑日:2025年4/7

 

長沢川支流・八徳<やっとこ>川に懸かる滝で、飯能市の長沢地区にあります。ただ、この滝はかなりマイナーで、滝ヤでも知っている人はあまりいないと思われます。

 

国道299号線から長沢川に沿って走る車道を上流方向へ進んでいくと、やがて石地蔵があるT字路に出ます。このT字路を直進していくとやがて車道脇に大きな岩が現れる地点があります。

 

滝の目印の大きな岩

 

肝心の滝はこの岩の陰に隠れるようにして落ちているのですが、現地には案内が一切無いので注意していないと見過ごしてしまいそうになります。

 

ちなみに、目印となる大きな岩がある場所からほんの少しだけ上流へ行くとこのように橋が架かっています。

 

この橋は八徳二号橋というようです。滝はこの橋のすぐ下流に落ちているので、これを目印にしても良いでしょう。

 

 

また、八徳川に沿って走る車道は道幅も広くないので、駐車場所にも要注意です。駐車する際は、滝の少し下流に上の写真のように落石注意の看板が立っている場所のあたりが路肩が広いのでそこに停めることをおすすめします。

 

支流の小滝

 

駐車した場所のあたりからふと対岸を見ると支流が2段6m程の滝となって注いでいました。水量も少なく、あまり目立たないので名前は無さそうです。ここは簡単に撮影を済ませ、肝心の滝へと向かいます。滝へはここから車道脇の雑木林を通って行きます。

 

こんな感じで、川と車道の間が雑木林になっています。幸いなことに草もさほど生えていないので歩く分には全く問題ありません。ここを横切って川に下り、少しだけ上流に向かうとすぐに滝が見えてきます。

 

男滝(不動滝)

 

落差こそ5m程の小さな滝ですが、本流に懸かるため水量が豊富で風格があります。

 

男滝(不動滝)

 

すぐ横を車道が通っていますが、流れる水も綺麗でゴミ等も無く、環境的も良いです。

 

男滝(不動滝)

 

中央の巨大な岩によって大きく八の字のような二条に分岐しています。ただ、訪瀑日の直近は雨が無く水量が少ないタイミングだったため、左側はほとんど流れていないような状態でした。

 

男滝(不動滝)

 

この滝は別名不動滝とも呼ばれ、信仰の対象であることが窺えます。

 

男滝(不動滝)左岸の不動尊

 

実際、車道からは見えないものの、滝の左岸にある岩壁の上にはこのように不動尊が祀られています。現在は苔に大部分が覆われ、訪れる人も少なそうですが、古くから地元の人に大切にされてきたのでしょう。

 

男滝(不動滝)・右側の流れ

 

こちらがこの滝のメイン部分です。水が滑るように流れ落ちてきます。

 

男滝(不動滝)・右側の流れをアップで

 

一見するとこの右側の流れはただの斜瀑のように見えますが、よく見ると横の岩壁を深く抉っており、その結果岩がせり出して屋根のようになっている個性的な形状をしています。

 

男滝(不動滝)の滝壺

 

滝の規模は小さいですが、その割にはしっかりとした大きさの滝壺を有しています。

 

帰り際、落ち口にも行けそうだったので立ち寄ってみました。

 

男滝(不動滝)・落ち口

 

落ち口へはちょうど不動尊の裏手あたりの車道から斜面を下れば到達できます。このように真上まで近寄れます。

 

男滝(不動滝)・落ち口

 

上の写真はほとんど流れていなかった右岸側の落ち口です。水が流れた形跡はあるので、増水時に来ればこちらにも流れている姿が見れそうです。

 

男滝(不動滝)の浸食された岩壁

 

先述の通り、左岸側の水の流れによって岩壁が浸食されている様子がここから見ると良くわかります。

 

ちなみに、この滝が男滝ということで下流には対となる雌滝があるようなのですが、場所が分からず今回は訪れることができませんでした。(なお、Google Maps上には雌滝の位置が載っていますが、場所が全く違うので騙されないようにしてください)雌滝の場所について、情報をお持ちの方は是非コメントをお願いします。

 

かなりマイナーな滝ですが、環境も良く個性があって楽しむことができました。