基本データ

名称:不動の瀧

落差:10m

所在地:山梨県甲州市大和町初鹿野

水系:富士川水系笛吹川支流日川支流棚小屋沢

評価:☆☆☆(5段階中)

難易度:1(5段階中)

訪瀑日:2025年4/26

 

※以前この滝のことを「不動尊の滝」として紹介しましたが、甲州市役所に問い合わせたところ、正しくは「不動の瀧」とのことなので、訂正させていただきます。なお、訂正・加筆箇所は赤字になっております。(2025年9/10)

 

日川の支流・棚小屋沢に懸かる滝で、国道20号線沿いにある道の駅甲斐大和の近くに

あります。ただ、この滝はマイナーで、余程の滝好きでなければまず知らないようなレベルといっても過言ではないと思います。

 

滝へのアクセス方法はそこまで難しくなく、国道20号線から一度道の駅甲斐大和の駐車場へ入る道へ進みます。ここで、注意する点として、駐車場にそのまま入るのではなく、駐車場を横切る形で直進し、道の駅の裏手へ延びる車道へ入っていきます。ここを進んでいくとやがて「大和 農作物加工体験施設」という施設の前を通り過ぎ、このあたりから道幅が狭くなってきます。

 

今までとは異なり、いよいよ山の中へ入って行くような感じになってきました。

 

ここからは「市営林道 棚小屋線」という林道になっていくようです。あとは、この林道を車で進めるところまで進んでいきます。どんどん進んでいくと、やがてこのように車が転回できるくらいのスペースがある地点に出ます。(ちなみに、いつもお世話になっているGoogle Mapsのストリートビューはこの場所の手前で途切れていますが、実際にはさらに奥へ車で進めます)

 

このときはこの先の林道の路面状況が分からなかったため、ここに車を停めて歩いていくことにしました。

 

車を停めて歩き始めて5分くらいすると、このように滝のある棚小屋沢に架かる橋が現れます。この橋を渡ると、林道は折り返すようにして斜面を上がっていきます。ちなみに、ここから少し進んだ地点で路上に落石があり、車が来れるのはこの橋のあたりまでといった感じでした。そして、この橋の場所から3分程歩くと、滝のある棚古谷山不動尊に到着します。

 

入口には立派な鳥居があり、周辺もよく手入れされています。おそらく、地元の人から大切にされている場所なのでしょう。

 

鳥居をくぐって境内に入ると、このように「棚古谷山不動尊」と書かれた標柱があります。これを見る限り、どうやら旧大和村の指定文化財にもなっていたようです。そして、この標柱の横には「不動尊の滝」と書かれた看板があります。

 

ここから、不動尊の横を流れる棚小屋沢の上流を見ると滝が落ちているのが見えます。ちなみに、滝の前にこの標柱があるので、ここから見える滝が不動尊の滝と思ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、不動尊の滝とはこの滝と近くにある銚子の瀧と大明神の瀧を合わせた総称なので注意が必要です。現地表記がかなり紛らわしいので勘違いしないようにしてください。

 

不動の瀧

 

近くまで山道が続いているので、容易に滝に近付けます。役所に問い合わせたところ、この滝が不動の瀧とのことでした。

 

不動の瀧

 

落差は10m程 水量はそれほど多くはありませんが、屏風のように広がった岩壁が見事でそれなりの風格があります。

 

不動の瀧

 

すぐ近くには国道20号線の新笹子トンネルが通っていますが、そんなことが信じられないくらい滝の周辺は静かで、お手軽な割になかなかの秘境感があります。

 

不動の瀧・上部

 

水は途中でぶつかることなく一直線に落ちてきており、これぞ典型的な直瀑といった感じです。

 

不動の瀧・下部

 

水量が多くないためか、滝壺はありません。

 

不動の瀧・直下から

 

サラサラと水が流れ落ちる音が響き、心地良い空間になっています。

 

不動の瀧・右から

 

滝下は自由に動き回れるので、さまざまな角度から撮影を楽しめます。

 

不動の瀧・右から

 

大雨の後に来れば、黒く濡れているところにも水が流れて迫力のある姿を見ることができそうな予感がします。

 

不動の瀧・上部

 

ちなみに、かなりどうでも良いかもしれませんが、この滝の前にあるのは棚”古谷”山不動尊ですが、この滝が懸かる沢の名前は棚”小屋”沢となっており、「こや」の字が違います。どちらが正しいのか不明ですが、ここでは現地の棚小屋沢の表記に従いたいと思います。

 

不動の瀧・下部

 

遠目から見たときには若干放物線を描いているように見えたので、もしや裏見もできるのではと期待しましたが、近くまで来て確認すると残念ながらそれは難しそうでした。

 

不動の瀧・滝下から

 

形も端正で整っており、なかなか良い滝だと思いますが、なぜかあまり知られておらず、この点についてはもったいないなと感じました。

 

目的の滝に到達できたので、満足して帰ろうとしたところ、ふと入口付近にあるこの標柱が目に入りました。この標柱には、「武田の三不動尊の一つと言われ昔から区民の信仰の場となっており、周囲には銚子の瀧、不動の瀧、大明神の瀧がある」と書かれています。、もともとこの日は不動の瀧だけを目的に来ており、この赤字の2滝は事前にネットで情報収集していたときにもヒットせず、どんな滝なのかとても気になったので、この後急遽予定を変更してこの2滝を探索することにしました。

 

棚古谷不動尊・不動尊の滝②・銚子の瀧へ続きます。