元ドイツ・ナチス兵からマンチェスター・シティFCのサッカー選手に転身、後にイギリスの国民的英雄となったバード・トラウトマンの実話を基に映画化
オッパが観たい!ってことで観に行きました
私はサッカーをよくわからないし、唯一知っているのは鹿島アントラーズくらい
トラウトマン?誰それなんだけど、知らなくても十分楽しめました
元ナチスの兵士がイギリスで捕虜になり、収容所でサッカーに興じていたところをスカウトされてプレミアリーグでスタープレイヤーとなった実話なんですけど、そりゃあもう大変な道程だったと思います
ナチスに対するイギリス国民の憎悪と偏見は相当なものだろうし、ユダヤ人の大きなコミュニティのあるマンチェスターで、ユダヤ教の支援を受けているチームでプレイすることで、想像を絶するほどの誹謗中傷を浴びたという
つい数年前まで戦っていた敵国の兵士ですから、そう容易く受け入れられるはずもない
ドイツによるホロコーストは多くの犠牲者を生んだわけで
さらにトラウトマンは志願兵としてドイツ軍に入隊し、東部戦線で鉄十字勲章を受けています
罵倒される中必死にプレイする姿からは、全ての罪を背負ってるようで、見ていてホント辛かったんですが、ユダヤ教の指導者の鶴の一声で一変したこと、
マンチェスター・シティに移籍した際、スタジアムで大ブーイングの中、円陣に加わることに躊躇うトラウトマンを選手達が促して受け入れたシーンは、グッと来るものがありました
2020年10月23日日本公開
映画「The Keeper」
監督/マルクス・H・ローゼンミュラー
脚本/マルクス・H・ローゼンミュラー、ニコラス・J・スコフィールド
出演/ダフィット・クロス、他
上映時間/119分