十朋亭維新館/山口県山口市下竪小路 | 沸点36℃

沸点36℃

他愛のない日常と歴史散策、主観

2018年9月29日散策/十朋亭維新館

2018年夏に散策した時の記事です

この年は明治維新150年の節目の年で、山口市全域で「明治維新策源地」としての記念事業を各地で展開しているわけだけど、

あ、今思い出した
最近やたらイベントが多いなと思ってたら、そうかそうか

で、これもそのひとつ
幕末に志士達が宿所として使用していた十朋亭を再整備して、この日、ついにオープンしたんだ♪


施設は暫くずっとお休みだったから、やっと拝見出来て嬉しい

十朋亭は、萬代家の家業が栄えた江戸時代後期に萬代家の離れとして建てられたもので、文久3年(1863)攘夷実行に備えて、藩庁の機能を萩から山口に移転した際、十朋亭は山口に移り住んだ藩士たちの宿泊所になったんだよね


周布政之助や桂小五郎、高杉晋作、久坂玄瑞、井上馨…などなど、後世に名を残した志士たちが出入りしていたの

「十朋亭」の名は、この建物を建てられた時に萬代家に滞在していた大阪の儒学者篠崎小竹が名付けたんだって


十朋亭の隣は、吉田松陰の実兄の杉民治が開いた私塾があった建物


杉私塾

明治維新前後に建築されたもので、1階と2階にそれぞれ4畳半の和室からなっている


それから萬代家主屋

十朋亭は何回も拝見しているけど、萬代家の屋敷には初めて入るよ~


玄関には和紙で作られた高杉晋作のお人形が(*´ω`*)
凄い❗よく出来てるね

ちょうどこの日は十朋亭維新館のオープニングイベントが開催されていて、和紙人形作家さんの人形展が萬代家の1階で展示開催されてたよ

これがまた素晴らしくて、萬代家のお屋敷を見に行ったはずなのに、お人形の写真ばっかり撮っちゃった


ハッ長州ファイブ


これは、伊藤博文( ´∀`)


萬代家主屋は、明治になってから竪小路の西側に萬代家の本宅が新築された際に、離れ(茶屋)として建てられたんだって

え!Σ( ̄□ ̄;)
ここ、茶屋だったの?


大正時代に現在地に移築されて、主屋に改修したんだって

なんだ、びっくりした
立派なお屋敷だからさ(笑)


江戸時代に醤油醸造業を営んでいた萬代家は、徳山藩士・木谷勘右衛門の子が、山口に出て「萬代」を名乗ったことが始まりだそうです


このあと、十朋亭維新館の本館へ足を運んだんだけど、撮影はNGだったカメラバツレッド

本館は展示室になっていて、萬代家伝来の掛軸や文書などの歴史資料が展示されていました


十朋亭や杉私塾、萬代家主屋は無料で見学出来るんだけど、維新館本館の展示室だけは幾らか有料だった気がするなぁ


なかでも見ものは、平安時代から江戸時代初期までの名筆の書状などが収集された「手鑑萬代帖」
これは素晴らしいコレクションだと思う


オープン初日と翌日の二日間は、来館者にクリアファイルのプレゼントがあったよ

嬉しいけど、勿体無くて使えないよぉぉぉ



あなたもスタンプをGETしよう