ダンケルク | 沸点36℃

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他愛のない日常と歴史散策、主観

2017年9月鑑賞/映画「ダンケルク」


この夏「関ヶ原」に続いて映画館で観た作品「ダンケルク」

「関ヶ原」の時に「ダンケルク」の方に結構お客さまが流れていて、案の定、ダンケルク?なぁに?だったんだけど、オッパの話をきいていたら「来週はダンケルクが観たい❗」ってなったのがびょーん単純だな、わたし

翌週、早速観に行ってきたよ~♪
おっきなスクリーンで、またまた映画が観れて嬉しい( ≧∀≦)ノ❤


因みに普段はあまり洋画は観ないし、映画館で観た洋画としては「2012」以来かなぁ
∵:.(:.´艸`:.).:∵ぶっ

そんな感じだからクリストファー・ノーラン監督と言われても、誰それだしブッ
勿論、代表作を並べられても観てないし知らないしブッブッ
主演されてる俳優さんも誰一人知らないしブッブッブッ

そもそも、ダンケルクの戦い自体知らなかったし(´゚Д゚)゙;`;:゙`;ヵ゙ハッ

第二次世界大戦での英仏連合軍40万人の撤退作戦を、え?みな知ってるんかいな


第二次世界大戦初期の1940年5月、ドイツ軍によってフランスの港町「ダンケルク」に追い詰められたイギリスとフランスの連合軍40万人の救出に挑んだ実話を、

これがね、

陸から海から空からの3つの視点が同時進行するわけなのよ

展開が早いから、瞬きなんかしていたら意味わかんなくなっちゃうくらい
セリフも少ないから、映像から空気や気持ちを読み取らなきゃ汗

敵はすぐ近くにいて、その状態で9日間でダンケルクを脱出しなければならないの
40万人もいるわけだから、時間が迫ればそれだけ生存のチャンスは減っていくわけで、

海辺で助けを待つ兵士たち、自らの命を危険に晒されながら船で救出に向かう人たち、それから、空から援護するパイロットたち

それをさ映像時間がたった106分しかないのよ汗
忙しいねん、目が(笑)


ただの戦争映画ではなくて、ドキュメンタリーっぽく淡々と映像が流れているの
ダンケルクの戦いって、生きていくための撤退なわけだから、撤退=敗退じゃなくて、撤退=再生なんだよね

ちょっと日本では考えられないんじゃないかな
日本では特攻だとか玉砕だとか、命を懸けて戦って、命を散らすことは例え負けても美しい…みたいな

この時のイギリスの首相は、40万人もの兵士に戦うことを強いるのではなくて、真逆の撤退を下して全員を救い出すことを命令するんだけど、まぁ~よく決断したよね


それだけじゃあないのよ
その兵士たちを救うために、民間船を含む900隻もののあらゆる船が緊急に微用されて、

あ、でも、それって全然、強制じゃあないの
ボランティアだったりするの
敵の攻撃におびえながら、自主的に救出に向かっているのよ
自分の命だって危険にさらされるんだよ?

軍人も民間人も、一体となった史上最大の撤退戦だったのね


ほんとにね、絶体絶命の危機だったのよ
ドイツ軍がポーランドに侵攻したのを受けて、イギリスとフランスが宣戦布告して第二次世界大戦が始まったでしょ

その後、ベルギーやオランダ、ルクセンブルクもドイツの支配下になっちゃって、そこからフランス北部も猛威を振るわれて、西ヨーロッパをめぐっての大変な戦いになっちゃった

ドイツ軍は大砲や戦車などを使ってものすごいスピードで電撃戦を展開させてるし、あっという間に英仏連合軍40万人の兵士をダンケルクへ追い詰めちゃったわけだから、

イギリスが想定していた以上に、ドイツの軍事力が凄かったのね
だってさ、追い詰められた英仏連合軍の兵士が40万人に対して、ドイツ軍はその倍、80万人だもの


この映画だけをみれば、英仏連合軍は撤退したわけだから、ドイツ軍の勝ちだよね
でもこのあと、史実では1944年のノルマンディー上陸作戦に繋がっていくわけなのよ

ノルマンディー上陸作戦を知りたかったら、プライベート・ライアン(98年スピルバーグ監督)を観るといいよ、とオッパ
メモメモφ(^Д^ )

何故ノルマンディー上陸作戦を決行出来たか
このダンケルクの撤退で、兵力を温存して人的確保が出来ていたからあっっ

当然、当時のイギリスの兵士たちはあとあとどうゆうふうになるのかなんて知らないわけだけど、


戦後、イギリスで「ダンケルクの奇跡」として語り継がれているのは、のちに勝利に繋がる栄光の、勇敢なる撤退だったからなんだろうね

とにかく逃げるの、必死になって逃げるの
生きるために逃げるの

兵隊さんがだよ?
武器なんて持ってないのよ、もう

でも、40万人中33万人もの兵士たちを帰還させたことによって結果、歴史を変えることが出来た


劇中一番驚いたのは、兵士たちが無事に帰還した時に、町の人たちが「お帰り」「お疲れさま」って歓迎していた様子

この時の撤退って敗退だったわけで、戦死されてる人も沢山居るわけだけど、負けて生きて帰ってくるわけだから、さて、日本だったらどうだったんだろうってね


このダンケルクの地は、イギリスでは今なお語り継がれていて、栄光を象徴する場所だったりするわけだけど、

じゃあ、連合軍のフランスはどうかといえば、ダンケルクへの想いはきっとイギリスとは対照的に負の遺産っていうか…だって、フランスはこのあと降伏してるし…

てゆうか、これって…ダンケルクっていうからわからなかったけど、あれかあっっダイナモ作戦のことだったのか汗


そういや、日本も太平洋戦争でもケ号作戦やってたね…ケ号作戦=ガダルカナル島撤退

でも~あれって日本では撤退というか、転戦って感じだったし、撤退により救出されたのって1万人くらいだったんでしょ?
殆どが餓死だったって聞いたし、捕虜になるくらいなら自決を強要されたり、玉砕の動機にもなってる…

ダンケルクの戦いとは、同じ撤退でも全然違うんだね


こうゆう戦争映画を観て、良かったも何も無いんだけどさ
でも、自分もまるでダンケルクの海岸に立っているような錯覚をおぼえたよ

生きるか死ぬか、時間との究極な戦いで凄く緊張しながら観ました


そうそう、クリストファー・ノーランという監督をわたしは全然知らなかったんだけどさブッ
あえてフィルムでの撮影に現在も拘っているんだとか

CGも極力使わないんだって

今や電子的手法で制作するのは当たり前の世の中なのにね
この作品はIMAXフィルム撮影による映像が75%を占めているんだそうよ
素晴らしいねグッ

でも、わたし、普通のシネコンで観たんだけどねブッブッブッ
だけどいいの、大きなスクリーンで観れたから


ぺこぺこり


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