徳山藩学館跡/山口県周南市毛利町 | 沸点36℃

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他愛のない日常と歴史散策、主観

5月3日散策/徳山藩学館跡


久し振りの周南市だよ~カップルダッシュ
平成15年(2003)4月に、徳山市、新南陽市、熊毛郡熊毛町、都濃郡鹿野町が合併して周南市が発足された町

なだらかな丘陵を背に南には瀬戸内海を臨み、周南コンビナ-ト群が対岸に広がっていて夜景遺産としても認定されているよね



旧徳山市のマンホ-ル
市の花サルビアのカラーデザイン


そういや周南市の徳山駅周辺は、やたらと東京風地名が多いのよねがびょーん

銀座、御幸通り、有楽町、新宿、原宿、代々木、晴海、千代田…
代々木公園もあるらしいし、このリトルト-キョ-には横浜や川崎もあるよブッブッブッ

徳山は戦前、海軍の燃料廠(戦艦大和が燃料を補給した補給基地)があったため、昭和20年に大規模な空襲にあい、江戸時代から続く毛利家徳山藩三万石の古い町並や宿場町はみんな焼けてしまっているんだよね

戦後の復興で町を新しく作りなおしたときに、東京の地名にあやかって命名した部分もあるけれど、全てがそうというわけでもないみたい

復興事業が完成したのが昭和33年

偶然、同じ地名だったものもあるし、むかしの地名からもあるしで、そのルーツはさまざま



毛利町にある徳山藩学館跡

徳山藩の藩校跡で、徳山小学校の門前に石碑が建っているわ



天明5年(1785)徳山藩7代毛利就馴の時代に藩校「鳴鳳館」が開設されていて、鳴鳳館の名は、詩経の大雅の巻阿の章の

鳳凰は鳴く、彼の高き岡に
梧桐は生ず、彼の朝の陽に
菶々萋々、雝々喈々と

から由来すると伝えられている

何気に見ていた学校の姿
藩校だったなんて、今まで知らなかったよ~汗
 


わぁきら
南欧風で素敵ねほのぼの

鳴鳳館は、延享元年(1744)に設けられた武芸稽古場を増改築したもので、創設には奈古屋蔵人が力を尽くされたんだそうよ

奈古屋蔵人は、徳山藩主毛利広寛と就馴の2代に仕えた家老



天保2年(1831)には、桜馬場(徳山小学校)に学館を移築して、その規模を拡大し、

嘉永5年(1852)年には鳴鳳の名を廃して「興譲館」と改めている

なるほどねぇ
現在の徳山小学校の前身が、藩学館だったのね



ここ徳山の市街地は、戦争で焼失されているからか、遺構が少ないなぁと思っていたんだけど、ここは数少ない徳山藩ゆかりの遺構のひとつなわけだ



萩市の明倫小学校では、約30年間にわたって毎朝「松陰先生のことば」の朗唱を続けているのは有名な話だよね

でも、なんとびっくり徳山小学校でも松陰語録を「めいほうタイム」と称した授業前の朝の時間に朗唱をしているんですって

「めいほう」とは、藩校鳴鳳館からとったもの



その「めいほうタイム」では、松陰先生の言葉だけでなく、周南市出身のまどみちおや児玉源太郎、それから…金子みすず、中原中也の詩などが入った2冊の素読集を6年かけて全部暗唱し、学期末の全校集会では、学年ごとに発表をしているんだって



まどみちお?えΣ(・ω・ノ)ノぞうさんの歌の人?

明治42年(1909)に徳山小学校は岐陽尋常高等小学校と改称されているんだけど、確かにひらめきまどさん、通われているねきら

最近だよね、お亡くなりになったの
104歳だっけ?

凄いよねきらきら



桜馬場

説明板より

慶安3年(1650)に初代藩主毛利就隆により徳山藩が開府された時、まず城下の整備が行われ、藩士の調馬場として旧3番丁の南端から西本町にかけて馬場を作り、数百本の桜が植えられた

それ以来、桜馬場は西国の桜の名所となった

享保元年(1716)に徳山藩が改易になった頃、桜400本が伐採されたが、享保4年(1719)に再興が許されると馬場を修理し、矢渡しを行って再び219本の桜が植えられた

後年、藩校鳴鳳舘もこの桜馬場に新築移転した
その後、事あるごとに植え継がれ、戦後は自治会有志によって南側に植樹がされたが市制50周年を機会に北側も植樹し、緑と文化のうるおいあるまちづくりを目指している

徳山の道路って広いよね
ここには馬場があったのか~

馬場=流鏑馬?
へぇぇぇ



道路の真ん中に突然、ロダンの彫刻「考える人」

……なんで?



本当によく整備されていて、しかも都会風な街並みは県下一じゃないかしら



そこに、考える人がびょーん



総合庁舎だったかな、そこには女学校跡があったわ



たぶん、マンションのエントランスかな
金魚が泳いでいてね

わたしがもしマンションのオ-ナ-になるなら、こうゆうのがいいな


てか、ここ「毛利町」っていうのか汗


ぺこぺこり


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