【3年生ブログ】No.35 吉田圭佑 「柔よく剛を制す」 | 立教大学体育会サッカー部日記

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立教大学体育会サッカー部のマネージャー日記です☆
2013.3~

No.35 吉田 圭佑




プロフィール


学部学科: 現代心理学部映像身体学科

経歴: FCパーシモン→東急SレイエスFC→國學院久我山高校

ポジション: MF

背番号: 118

最近ハマっていること/新しい趣味: 練習後のジュース賭け指スマ、半沢直樹


 


今回他己紹介をする上で、けいすけについて、いろんな人に聞いてみたが、『やんちゃ風だけどお酒が飲めない』、『財閥』などいろんな一面があった。きっと、サッカーをしている姿からは想像できない彼の魅力がたくさんあるのだろう。今回のブログではまた違う魅力を見せてくれるのではないか、、、ぜひ期待して読んでください!!


                    吉成悠真(FW/東京農業大学第一高校)


 

 「柔よく剛を制す」


今回ブログを担当させていただきます、現代心理学部映像身体学科3年吉田圭佑です。

最近、Aチームの一部で流行っている練習後のジュースを賭けた指スマは正直、紅白戦よりも熱い戦いになります。これは学年関係なく、漢と漢の勝負なのです。ルールは至ってシンプル。逃げるという行為は断じて禁じられており、戦いに勝利した者は全力で喜び、負けた者は奢る。ただそれだけです。この練習後のジュース賭け指スマを4年生と鎬を削って出来るのも、残り2ヶ月となりました。負けた分、しっかり勝ち、喜び、煽りたいと思います。指咥えて待っていてください。

 

サッカー部の学年を問わない仲の良さが分かったところで、本題に入りたいと思います。拙い文章ではありますが、最後まで読んで頂ければ幸いです。

 

 

 

 

 

「お前は上手いけど、戦えない。」

 

「お前は上手いけど、弱い。」

 

「お前は上手いけど、気持ちが足りない。」

 

このセリフは、サッカーを本気で始めた小学生から今までのサッカー人生において何回言われたか分からない。今まで出会った監督、選手全員に同じことを言われた。このセリフを言われるたびに自分は、「うるせえ、上手ければ良いだよ」と思っていた。なぜなら、ボールを持っただけで観客をワクワクさせ、誰も想像のつかないアイディアを持ち、それを実行するテクニックを持つ。さらに、正解が無いサッカーにおいて毎回セオリーに合った正しいプレー選択をする、サッカーIQの高い選手。いわゆる「サッカーが上手い選手」が大好きであり、そんな選手に憧れたからだ。

 

 

 

 

 

サッカーを始めた頃からチームのために体を張って、がむしゃらに走り、戦うなどの辛いことを嫌っていた。気合いや気持ちという根性論はもっと嫌いだった。だから、そのようなことはやってる風で全て誤魔化し、上手さだけを追求し続けた。実際、「上手さ」を武器に日本の学生スポーツトップレベルの中でプレーが出来ている。しかし、高校・大学とプロが現実に近づいてきた時あることに気が付いた。それは、チームのために戦えて気持ちのある、自分が嫌いなプレーのスキルを持っている選手がプロになっていると。それはそうだ。チームのために戦える選手と上手いだけの選手。自分が監督やスカウトの立場だったらどっちを選ぶだろうか?その答えは簡単である。もちろん前者だ。そのような選手の方が信頼してピッチに送り出せるし、チームを勝たせられるから。

 

 

 

 

 

プロを本気で目指しているなら自分もそんな選手にならなければいけない。けど、その中でも自分の美学を忘れてはならない。高校時代の監督が言っていたように。サッカーはエレガントなスポーツであり、そこに面白さがあるから。体が強いだけならラグビーをやればいい、足が速いだけなら陸上をやればいい。誰もが認めるサッカー特有の「上手さ」を持っている選手になりたい。自分は小さい頃からずば抜けた体格を持っているわけではないからこそ、ただデカいだけのアイツにも、ただ速いだけのアイツにも負けたくない。「柔よく剛を制す」という言葉の通り、自分らしく頭や技術を武器に、強かにやり続けていきたいと思う。

 

 

 

 

 

本気でプロになりたいと思い始めてから毎日、サッカーだけのことを考え、私生活でも様々なものを犠牲にしてきた。全てはプロになるために。けど、正直な話、大人になり、サッカーを始めた小さい頃と比べて現実を見るようになってきた。「自分はプロになれないじゃないか?今の自分がプロになると大口を叩いて良いのか?」と。しかし、この考えは甘えである。1つの目標を達成するうえでの苦しい事から、自分が逃げるための選択肢を作り出しているだけだ。上手くいかず逃げ出したくなる時もある。けれど、サッカーが大好きであり、応援してくれる家族や友達がいる。だから周りに何を思われようと、途中で諦めるなんて出来ない。いや、したくない。自分の弱みを克服し、チームのために体を張り、走り、戦えるタフな選手。「上手いだけの選手」から「上手くタフな選手」になる。そうなることで圧倒的な選手になり、チームを勝たせ、目標に近づくことが出来ると確信している。

 

 

 

残り1年と数ヶ月。

 

 

 

1つの目標を達成出来るように。

 

 

 

終わった時に後悔が残らないように。

 

 

 

「よく頑張った自分」と言えるように。

 

 

 

もう少しだけ本気で頑張ってみよう。

 

 

 

 大変長く拙い文章ではございましたが、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。今後共、立教大学体育会サッカー部へのご支援とご声援の程、よろしくお願い致します。

 


 



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〈お気に入りのプライベート写真〉




同期と伝説の夏休み(1番右)





地元の友達と第2の地元へ(左から2番目)



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No.36 吉成悠真(FW/東京農業大学第一高校)