☆4年生引退ブログ☆
No.26 山田 創太
「 Dチームのみんなへ 」
《プロフィール》
学部学科: 経済学部経済政策学科
出身校(チーム): 立教新座高校
ポジション: 23
背番号: MF
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『 Dチームのみんなへ』
こんばんは。山田創太です。
「大学4年間」そして「サッカー人生」の集大成である引退ブログということなので、これまでの人生で感じてきたことを、ちょこっとだけ赤裸々に綴っていこうかなと思います。
もし時間があれば読んでみて下さい。
山田創太という男を知っている人は、めちゃくちゃ話す人、うるさい人、元気な人、The 一人っ子、という印象を少なからず持っているであろう。
無論、その通りだ。
幼い頃からワガママだったし、両親とどこかへ出かける度に迷子になっていたし、小中高を通して授業中ダントツにうるさくて怒られてたのは絶対に自分だ。(猿山と言われていたあの立教新座の中でもだ。)
練習試合の後に、可愛い後輩(翔と風樹)とつけ麺を食べた日も普段通りの顔をして男気じゃんけんに挑んだ。
サッカーのプレーに関しても、性格通りだった。
自分のミスなのに、他責にしてしまう。
思ったことをすぐ言って先輩と喧嘩してしまう。(歴代の先輩方、特に袴田さんごめんなさい。)
自分のしたいプレーを優先してしまって相手にボールを奪われピンチになってしまう。
こうして見ると本当にどうしようもないサッカー選手だが、こんなどうしようもない性格にもサッカー面で助けられてきたことだってある。
誰よりも試合中大きな声を出して鼓舞することや、失敗を恐れず迷いなく自信を持ってプレーすること、誰に対しても果敢に挑めること、練習試合や些細なミニゲームであっても勝ちに貪欲であること。
大抵の物事は表裏一体で、全ては自分の物の見方で変わってくる。
上記の自分の性格とプレーもその一例にすぎない。大学4年間があっという間に終わってしまうものと思うのか、とても充実できる4年間を過ごせると思うのか。対人や走りのメニューをただキツいメニューという風に考えてこなすのか、何のためにこのメニューをやっているのかを考えながらプレーするのか。毎週のように練習試合や公式戦が組まれていてそれを当たり前のように感じて試合に挑むのか、スタッフをはじめ、マネージャーやトレーナーが試合を組んでくれて、水を汲んでくれて、テーピングを巻いてくれて、やっと自分達はピッチに立ててられると思うのか。
これらは別に自分の考え方だったり感じ方によって変わるだけであって、どっちかが正解であるという訳でもない。けれど、表と裏を知ることで新しく見えてくるものだったり考えることも増えてくると思う。
サッカーにおいても人生においても。
この物事の表裏を考えられるようになったのは、自分がDチームにいたからかもしれない。立教大学サッカー部は4つのカテゴリーがありその1番下のカテゴリーがDチーム。
このチームに入った当初はいずれAチームにいけるだろうとか、Bチームで試合に出れるだろうとか思ってた。けど、4年間通してAチーム、Bチームは愚か、ちょっとだけCチームにいたことはあったがほとんどの期間がDチームだった。木下コーチに、水島コーチに、飛田コーチに、浅井くんに、
「上のカテゴリーに行くにはどうすればいいですか?」
と何回聞いたことだろう。答えてくれたことに対して愚直に取り組むも実らず、Dチームのまま。
親に「いつ上のカテゴリーに上がれそう?」って度々聞かれたり、全てのコーチ、トレーナーがいる前で悔しくて号泣し過呼吸になったこともあった。
そんな時に自分の性格、プレー、周りの人々を振り返り、表だけじゃなくて裏を見ることで様々なことを発見できた。
自分のプレー長所の裏腹にある短所や、自分はコーチからどのような選手だと思われているのか。上のカテゴリーの選手との違いはなんなのか。こんな風に結構考えたけれど、それでもやっぱり自分は上のカテゴリーでプレーできる選手だと未だに思ってしまう。
これもきっと自分の性格なんだろう。
しかし、負け犬の遠吠えみたくなってしまうが、本当に今Dチームにいれて良かったと思う。表裏が見えてから日々の練習で、意識することが増えて、毎日少しずつだけど上手くなってるって実感してるし、なんといっても試合でその結果がでてる。自分のサッカー人生の中で今が1番上手いし、楽しめてると自信を持って言える。
それは、もちろん自分の力だけではなくて一緒に練習してくれるメンバーであったり、指導してくれる浅井くん、キノピー、柳さん、多聞、マネージャー達の力も本当に大きい。特に、指導者としての浅井くんともっと早く出会いたかったと今つくづく思う。(笑)
今、自分がDチームのメンバーに伝えたいことは3つある。
1つ目は、物事の表だけではなくて裏も見ること。きっとこれからサッカーをする上でも、就活をする上でも、生きていく上でも必要となるでしょう。
2つ目は、タイミングを逃さないこと。どんな時もやっぱりタイミングって重要だと思う。いつか、いきなり上のカテゴリーに呼ばれて試合に出るかもしれないし、練習に呼ばれるかもしれない。その時に調子が悪くてアピールできないなんてそんな勿体ないことない。自分が留学に行ったのも後1年ずれていればコロナの影響で行けてなかった。これもタイミングだ。だから、日頃から常に全力で動ける準備をしておこう。
3つ目は、今シーズン笑顔で終わろう。
死ぬ程暑い夏からどのカテゴリーよりも走って、筋トレしてきた。その見返りは必ず自分に跳ね返ってくるし、揺るがない自信にもなる。今まで練習だったり、試合で強く言ってしまったり、自分勝手な行動を取ってしまったこともあった。だけど、残りの1ヶ月シーズンが終わるまでは自分についてきてほしい。毎日全力で頑張って、残りの試合勝って全員が最高の気分でそれぞれが次のステージへ行こう。
同期へ。
みんな、本当に今までありがとう。
すんごく優しい同期で心から良かったと思う。慈恩とは10年間同じサッカー部、すごいよ。
皆BIGになって将来再会できることを楽しみにしてます。
そして両親へ。
こんなわがままな息子を21年間育ててくれたことに感謝しかないです。
本当にありがとう。
引退したら3人でゴルフ回りまくろう。いつか親孝行させて下さい。ちゃんと父親の背中見て育って、母親の愛情受け継いだ人間に育ってると思います。
これからも宜しくお願いします。
以上です。
ありがとうございました。
《お気に入りのプレー写真》
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