【4年生の想い】井浦 智史『 思い出 』 | 立教大学体育会サッカー部日記

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立教大学体育会サッカー部のマネージャー日記です☆
2013.3~

 

 

 

4年生引退企画

〜4年生の想い〜  

 

 

 


本日の担当は副将1人目、井浦智史です。

1年生からトップチームに絡み、圧倒的な守備力と持ち味のヘディングでチームを何度も何度も救ってきました。

普段の様子から一点、守備の要としてピッチでプレーする姿は誰よりも頼もしく、輝いています。

そんな彼のチームに対する想いは必見です。



 

 


 

Vol.38  井浦 智史

 

 

『  思い出  』

 


 







今回のブログを担当するのは立教一のヘディング王子、井浦さとし。

プライベートでは一途に彼女を愛し、ピッチ内では一途にボールを頭でしか触らない。
他人の話には興味がなくて、自分が世界の中心だと思っている感がある。
お酒を飲むと人が変わってしまうから、そこは本当になんとかしてほしい。
そんな彼が書く文章はどんなものになるのか、少し楽しみです。

(高野瑛至/FW/立教池袋)

 

 


 




『 思い出 』

 




平素よりお世話なっております。

立教大学体育会サッカー部4年副将の井浦智史です。


みんなのブログ読みながら、みんなかっこいい文章書くな〜と余裕をこいてたら、あっという間に自分の番になってしまいました。

じゃあ、俺もみんなみたいにかっこいい文章書こうかな。

いや、書けません。はい。

みんなみたいにかっこいい文章は書けないので、

自分の思い出話でもしようかなと思います。

拙い文章ですがどうか温かい目で見ていただけたら幸いです。

よろしくお願いします。



多くの人達は高校でサッカーを辞める。

自分の高校の同期も大学で本気でサッカーを続けている人は数人。

バイト、留学、勉強、サークル、趣味、その他色んな事を自分のために使える貴重な大学4年間。


サークル入って友達たくさん作って、酒飲んで、バイトして、旅行とか行って、めっちゃ楽しそうにしてる友達みてるとすごい羨ましいな〜と思ったこともあった。

地元の友達とか高校の同期に遊びに誘われても、

自分はいつもサッカー、、、、

毎回遊びを断る、でもたまにオフと重なるとめちゃくちゃ嬉しかった。


でも今は自信を持ってはっきり言える。



「俺の4年間は最高だった。」



なんで体育会サッカー部に入ったかはあんまり覚えてない。笑

でも多分、サッカーが好きっていう理由と兄も大学でサッカーを続けてたことがかなり大きな理由だろう。


サッカーが好きとは言うけどサッカーを観戦したり、サッカーゲームをしたりするのはあんまり好きじゃない。嫌いでもないけど。

サッカー選手のことを知らなすぎて後輩に馬鹿にされたこともある。

やっぱりサッカーはプレーするのが1番面白いし、楽しい。

サッカーやってる時が1番幸せ。


俺は年長からサッカーを始めた。

サッカーを始めたのは兄がしていたから。

小学生の時も兄と同じチームに入り、中学生の時も兄と同じチームに入った。


兄の真似ばっか。兄に憧れてたんだろう、、、


多分、兄が野球をしていたら俺は野球をしていたかもしれないし、兄がバスケをしていたら俺はバスケをしていたかもしれない。

だから兄には感謝しなければいけない。

兄のおかげでサッカーを始め、サッカーを好きになり、大学でもサッカーを続けたことで、



こんな最高な4年間を過ごせたから。


こんな最高な仲間に出会えたから。


こんな最高なチームでプレーできたから。



サッカー人生で1番印象に残った試合がある。

それは大学2年目の時の関東リーグ昇格を決めた保土ヶ谷での国際武道大学との試合である。

この試合は本当にすごかった。

人生で初めて嬉し泣きをした。

部員全員が1つになった瞬間だった。


あのクソでかい応援の中ピッチに立てた喜び、

3点目を決めた時、みんながピッチの中まで入ってきて喜びあったあの瞬間、

そしてホイッスルと共に溢れ出る涙、

本当に全てが最高で幸せな瞬間だった。

これが俺のサッカー人生ナンバーワンの試合である。




17年間やってきたサッカー人生があと1週間で終わる。

ここまで何不自由なくサッカーをしてこれたのは

両親のおかげである。

本当に心の底から感謝してる。


いつも臭い練習着を洗濯してくれてありがとう。


毎週休みの日に試合を見に来てくれてありがとう。


試合が終わった後、毎回お疲れ様ってLINEをくれてありがとう。


毎日、おにぎりを握ってくれてありがとう。


そして何より、


ヘディングが強い子に産んでくれてありがとう。


まだまだありがとうと言いたいことは山ほどある。

でもきりがないからこの辺にしとく。

これからはここまで育ててくれた分、倍にして恩返ししたいと思う。



後輩たちへ

俺は言葉で思いを伝えることが苦手だ。

だから俺はこの3年間試合に出続け、プレーで、背中で、自分の思いを、戦うという意志を伝えてきたつもり。

うまく伝わってるかはわからない。

でも少しでも何か伝わったなら、その思いを全面に出してサッカーに取り組んでほしい。



同期へ

同期には本当に色々助けられた。

特に今年の夏はめっちゃ迷惑をかけた。

本当にありがとう。愛してる。




今週末、残留をかけた最後の試合がある。

俺のサッカー人生の全てを試合にぶつける。

絶対に勝とう!チーム全員で!

そして最後は全員で笑って終わろう。














最高の瞬間




同期





無期懲役







 

NEXT… Tomoki Iwamura