望月 啓一朗(MF/静岡東高校)
『 雑草魂〜俺は何度でも立ち上がる〜 』
こんにちは。コミュニティ福祉学部コミュニティ政策学科3年の森田拓実です。
某保険会社の方々、いつも怪我をする度にお世話になっております。この場を借りてお礼をさせていただきます。ありがとうございます。
1年に2度骨折する奴はいないだろう。
4ヶ月の仙骨骨折を2週間の打撲と診断される奴はいないだろう。
2tのトラックと事故る奴はいないだろう。
事故の時に下半身の痛みがなくて下半身が取れたと思ったので顔だけ動かしたら、下半身があって安心した奴はいないだろう。
和式のトイレで松葉杖だったので片足だけで支えて大便する奴はいないだろう。
術後の痛みで座薬を入れてもらうのだが、緊張しすぎて座薬 入れ方 フォルムって調べる奴はいないだろう。
そんな僕ですが、僕の熱い熱いブログを読んでいただけると嬉しいです。
では本題に入ります。
大学に入る前の自分は全国大会にも出場し、試合にも出れる機会の方が多かった。
また、大きな怪我も無くて充実した日々を過ごしていたと思う。まぁ唯一の心残りと言ったら選手権で全国に行けなかったことかな。
このように私のサッカー人生は自分の思い通りとまでは行かないが、うまくは進んでいた。
高校を卒業して、私は立教サッカー部の門を叩いた。都リーグから関東リーグに上がり、試合に出て活躍するということを目標にしていた。
1年の頃は夏頃にAチームに上がりAで活動していたがずっとメンバー外。1年は試合に出ることもなく終わった。それでもとても充実していたし、吸収するものは多かった。
さらに、立教サッカー部は41年ぶりに関東リーグ昇格を成し遂げ、自分の目標は着々と近づいていた。
しかし、1年のオフに2tトラックと事故って仙骨骨折をしてしまう。あれはとても痛かった。本当に痛かった。まじで痛かった。復帰するまでに4ヶ月ほどかかり、2年の前期は本当に無駄にしてしまったと思っている。
みんなに追いつくために必死に練習した。
その努力が実り、後期の関東リーグに初のメンバー入りすることができた。とても嬉しかった。
さらに青山学院大学戦で後半からデビューした。結果は…鬼ハマり。
失点にも絡み、次の週からメンバー外。
当然の結果である。
あの時は相当落ち込んだ。
チャンスを貰ったのに関わらず、何もできなかった自分に腹が立った。
あの時のビデオは家で何度でも見た。見るたびに腹が立つ。今でもやり直したいと思っている。
そんな自分に負の連鎖が続く。
10月の紅白戦で腓骨を骨折+内側の足首を捻挫してしまう。これもとても痛かった。本当に痛かった。まじで痛かった。
1年に2度の骨折。完全カルシウム不足や。牛乳飲め俺。2年の自分は本当に勿体ないと思う。12ヶ月のうち、サッカーしたのは5ヶ月。
腓骨骨折をした5日後に手術をした。手術後の足はパンパンで目を疑った。そんな絶望の中にいる自分を待っていたのは長い長いリハビリだった。
足首の可動域は狭まり、歩くのもとても痛かった。自分の走る姿は想像できなかった。そんぐらい厄介な怪我だった。
新シーズンも始まり、今年で3年目。また出遅れた。みんながサッカーしてる姿が羨ましかった。
それと同時にサッカーしてない自分が情けないと感じた。だからリハビリは真剣に取り組んだし、やれることは全部やった。
牛乳は飲んだ。小魚も食べた。
腓骨の方は治ったが、内側の捻挫が治らない。腓骨の治療やリハビリに集中していたせいか想像以上に固まっていた。
けど、やぎさんや畠中さん、鈴木さん、小野澤さん、北澤さん、柳澤さん、じゅんきさん(斎藤TR)、まゆさん(小坂茉由学生TR)、りの(高畑莉乃学生TR)、たむ(田村快学生TR)のトレーナー・学生トレーナーの方々がリハビリや治療を行って下さったので、復帰することができました。
本当にありがとうございました。
特にBチームの担当である北澤さん、まゆさんには感謝してもしきれないと思う。自分の怪我に真正面から向き合って対応してもらい、治療やリハビリをすることで、自分は怪我を治すことに専念できた。
7ヶ月と時間はかかってしまったが自分はピッチに戻ることができた。
普通はここからいい流れになると思うでしょう。自分は違った。練習試合でまた足首をやってしまう。1ヶ月の離脱。
とても悔しかった。もう言葉にできない。自分はどん底にいた。そんな時に自分を救ってくれたのが両親からの連絡だった。両親からの何気ない言葉はとても励みになった。本当にありがとう。
そして、7月になってもう一度ピッチに立つことができた。瀬尾(3年/三田学園)の言葉を借りると「サッカー楽しい。」久しぶりのピッチにはこの一言しか残らなかった。
自分は度重なる怪我に苦しみ、壁にぶつかった。だが、周りの人の支えなどによって何度も何度も立ち上がることができた。
雑草は抜いてもまたすぐに生えてくるし、なかなか抜けにくく厄介である。また、踏まれても丈夫といったように、粘り強い。
コンクリートの隙間からでも雑草は育つ。環境が悪くても力強く生きている。
このように雑草はどんなに環境が悪くても、苦しくても、諦めない粘り強さを持っている。大学の自分はそんな感じの気がする。
雑草魂がある限り俺は何度でも立ち上がる。
残り1年と少しだが自分の目標である関東リーグに出て活躍するということを達成したいと思う。
拙い文章でありますが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
《お気に入りのプレー写真》
男梅、空を飛ぶ