だから私は、不満を感じる意識を実在ではなく幻想として解き放つため、それを自分のもののように扱い、不要と知って赦すことにしよう。
今はそのような2つの意識が垣間見える。自身が望まないものを手放すために、まずは全力を尽くすことにしよう。
そして願わくば、そのようなただの幻想と知った後には何も見えない無意味な時間にしないで済むような何かも探っていこう。私は気付き始めている……本物である私が現れるためには、何も実在させず幻想にしておくことが必要だと。これらは確かに有意義なものではないかもしれない。しかし望むのなら意味のある幻想として無駄な時を過ごさなくすることも可能だとわかる。
果たして、このような幻想に過ぎない自己を解き放つことにはどれほど価値があるというのだろうか？
これは何にも増して最優先され取り組み続けられるほどの価値があるのだろうか？
今の私はそれを知らないけれど、そうでない物を見ていることも可能なはずなんだ。
さて、私はどれを選ぶのが相応しいだろうか？
今は具体的な物事を扱うこと……外側を見るべき時ではない。だから目の前に見えるものであり、私の心が見ている物を解き放っていくことこそが最優先されるべきだろう。
そして幻想として見られている私は、それを必ずや無意味な物として見る。だからそこにそれ以上の物を見ることは不可能だ。
だから同時に、形としては現れない自己意識であるものに意識をスライドして、中心を少しだけ外す感じでこれに取り組んでいくことにする。
結論から言って、これが見えている間は次の物は見えない。だからこれを消し去ってしまわなければ私はこの意識の内側で回り続けることになる。それは形として現れない私の意識が出てこれないことでもある。
だからそのためならいくらでも無限ループに幾度となく切り込んでいこう。これをしている限りは他の物は見えないのだと、そのように現れている言葉が本当に自分のものになるまでこれを続けるしかない。そして幸いなことに私は無限ループの仕組みに気付くようになっているし、それゆえに三回ほどその起点と終点が重なる瞬間を目撃したら飽きる(笑)
まったく同じように繰り返されるような幻想の中で、それとはほんの少しでも違う可能性を見つけ出すことができたなら、そこから新しい物は見えるようになる。
それはまるで、睡眠時にどのような理由でも金縛り状態になって動けなくなった時に、足の指の一本でも動かせればそこから一瞬にして束縛は解けるような経験にとてもよく似ているのだから
( *´艸｀)
なんのために幻想を幻想と知って、自分のためにこの世界のあらゆる形ある物を赦さなければならないのかを知らされたのなら、それが本当かどうかを試してみればいい。それはあたかもまったく気付きを得ていない状態を繰り返しているように見えるかもしれない……しかし、幻想が幻想として取り消される時にもまた、解き放たれるために再び幻想であったものが見られる必要があるんだ。
そしてそのように幻想として証明する必要のある物を、自身には何一つ影響のない物と見ることができた時にそれは消え去る。そのようにして赦すことができるようになり、すべての幻想を神聖さと神の記憶が宿る物として扱うことができるようになるのだから、このことの本当の意味と価値がわかったのなら、外側を見て何をするのかではなく、自身の内側である心を見つめて、本当に自分が望むものだけを見る訓練をすることは非常に価値のあることだとわかるようになる。
なぜなら、このようなプロセスを通して完全に無意味な物として見過ごされた幻想であったものは完全に記憶から消えてしまうから。そのようにして自分の心と外側の世界に残しておきたいわけではないものを解き放ってゆけるようになる。
だからそう、ここに書かれるこれは目覚めのプロセスのために重要なだけの物なので、それ以降には使えない見えない消え去ってしまったものになってしまう。
だから私はこれを無意味なものと言ったし、今でもそう思っている。これは事実なんだ。形あるレベルではそれは事実であり正しい認識であるけれど、それ以上でも以下でもない。元より私の目的はこれを終わらせることだから。
私が見るこの世界が終わったのなら、後は最初から存在してなかった幻として扱うことになるのだろうから。
果たしてそのためだけにこれを書くのは本当に滑稽で無意味で無価値なことだろうか？
もちろん自我のレベルでの私は必ずこれを無意味で無価値なものにするだろう。なぜならそれこそが唯一私にとって意味があり理解することのできるもの、と思えるからだ。
だから私はこれ以上を理解しない。
しかしそうだと知っていてもループし起点に戻るというのなら、それがリアルに思える限りは何度でも繰り返し続けることになるだろう。
それでも私はその先にある物を自分とするために何度でも幻想に斬り込んでいくことを止めない。なぜならもう既にこのループの内側には進める道などというものは存在しないと知っているから。
このようにして全く同じように見える繰り返しの中で、たった一つでも違った意識や変化に気付けるのなら、それが無限ループを脱出するために正しい道を進んでいるという証拠。それでも完全に抜けきってしまうまではそれが本当なのかどうかはわからない。
そしてこれは完全に内側で経験されるプロセスであり、幻想を見ている限りは本当かどうかはわからない。もしそれがわかるのだとしたら、それが完全に見えなくなった時に完全に気付くようになった時だけだろう。
さて、ここには終わりはあるのか？
こんな風に幻想を見送るということをしてばかりいると、無限ループだとか幻想の世界で正しい道を見極めるという力が発達する(笑)
まぁ、それは幻想だから見なくなったら最初からなかったとしか言えないものだから、滑稽というよりもタチの悪い冗談か、笑い話みたいなものなのだけれど。
( *´艸｀)
しかし解き放ちたいと感じている幻想でも同時に学びのために役に立つと感じているのであればそれは解き放つことはできない。それを高次の意識は承認しないし、解き放つという幻想をもらってもまた返ってくるという幻想を体験することになるだけなのだから(笑)
何百もの幻想を手に入れたとしても、何も手に入れていないのだと同じだと気付くことができたなら、それが幻想であれ何であれ価値などあるわけがないと理解できるようになる。それは幻想ではあるけれど、どこにあるかわかる幻想になる。そのようにして見えるようになった幻想は、最後にたった一度だけ、これまで越えられなかった闇と同じ形で現れていることに気付く。
そしてその時こそ正しく幻想を無から来て無へと見送るという選択肢に気付く。そして心がそれを見なくなるのなら、どこにも映し出されることはなくなる。その時こそ幻想は消え去ったのだとわかる。
それで終わり。
そう……だからこれ自体にはもう意味はない。
だから見る必要もない。
それでも、意味のある物として使うことが必要であれば、それらは正しく扱うことができるようになっている。それがあまりにも正しい使い方だと理解できるようになるから、それこそが本当に正しいのだとわかるようになる。
そんな理解こそが欲しいんだ。だからあたかも無限ループに見えるものに斬り込んでいく滑稽な自己という過去の記憶が再現されることも受け入れるし、それを特に何も感じずに実在しない物として見送られるだけでいいと思えたなら、それらは何の力も持たないものになる。それが存在してもいいし、しなくてもいい。でもそれは現れることはなくなるのだから、きっとそれらの幻想とはすべて自分が必要と信じていたからこそ繰り返し現れ続けていたに違いないと感じられるようになる。
そんな経験を繰り返すなら、まるで自分とは何も関係ないと思っていた出来事でさえ、自身の心が変わり学びのために使わなくなるのなら簡単に消え去ってしまうという事実を受け入れられるようになってゆく。
……そんなほんの一瞬の気付きでも得られるのなら、幻想として無意味な物として消え去ってしまわない何かを一つでも見つけられるようになったのなら、それをもっと知りたいと願うようになるのは自然なこと。
それを形として求めるのなら結局は幻想としてすり抜けてゆく結果は変わらない。それでも幻想に過ぎないものにも正しい相応しい使い方があると気付くようになるのなら、無駄な時間を生きることは許せなくなる……だからこそ幻想かも知れないものを無意識に受け入れることはできなくなる。
そうやって本物だけを選ぶようになる。
だからそのために過去を越えてゆくことは必要なんだ。だって幻想は過去に見ているものだから。
果たして私が目覚めることは重要だろうか？
もしそれに相応しい答えがあるとしても、その問いを行う私こそが目覚めていない証拠そのものだと気付くまでは問い続けられることは意味のあるものになるのだろう(笑)
見えるものは見える。
それを否定しても肯定することになる。
だからそれをただ目の前の霧のように見つめていけばいい。それは確かに時間がかかる……しかしどのような形であれそれが見える間は何を見ても霧がかかってはっきりとは見えないのだよ。
それが許せなくなったなら、このようにして貴重な時間を使って、自我の抵抗に欺かれないように集中して、自分の物とはしたくないすべての闇と幻想を、あたかも自分が持っているかのように認めて振る舞わなければならないとわかる。
だって、本当に持っていないのなら、それが自分のもののように見えるのだとしても、そんなものは何も関係ないし実在しないとわかるようになるんだから。
それは誰かに言葉や動きで証明しなくていいし、本当に知っているのなら、完全に知られていることだってわかるようになる。
幻想を越えてワンネスの道に入ったのであれば、同じような幻想を繰り返すという体験をした時には、それをどのように受け入れて価値あるものとして活用していくことが自身の目指すあり方には相応しいのかを知る機会として活用するくらいの賢明さが欲しい所。
今そうやって一生懸命に見極め訓練して、何とか自分のものにしておこうと努力しているものこそがやがて自然な自分の姿になる。今始めたらいつまでかかるのか考える暇があったら、それもまた幻想じゃないかーと気付いて以前とは違った物として活用するという気付きと発展を得るための糧として使えるように考えた方が人生とはよほど楽しくなる(笑)
幻想を本物にしたいと感じて大切に育て上げたのなら、それを本当に価値あるものとして成長した自分に相応しい物として扱えるようになる新しい楽しい幻想にしていけばいいんじゃないかな？
だって結局は幻想なんだし？(笑)
気楽に楽しく扱えるようになって悪いことなんて何もないんだから、幻想に与えていた意味を見なくなったのなら、また新しく相応しい意味と価値を見ればいい。
最悪それが勘違いでも繰り返せばそのうち相応しいものだけを選ぶようになる(笑)
そうやって学べばいいんだよ。
でも、それに満足できないのならもっと相応しいと感じられるものだけを正確に見極めて選んでいけるように心を訓練すればいい。心を訓練することは本当に役に立つ。幻想を見なくなったのなら心を見なくてはいけないのだから、心を訓練して望むものだけを映し出すようにしていけば有意義なんじゃないかな？
というわけで最後に相応しい反応をしよう。
あぁ、そうなんだなぁ。