くだらないことが多すぎる | 疲れたおじさんのブログ

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もう少し頑張って数年後は海外ノマドを始めます

暑さの中毎日1万歩はあるいており、大量に汗をかく。そのせいか自動的に「整って」いるようで自律神経もいい感じでキープされているらしくフラフラがなくなりつつある。そんなこんなで昨日書いたブログは削除したのであった。

 

ということで、朝から独り作戦会議。来年夏までのグラント、論文、そしてジョブハンティングを始めるタイミングを考える。当たり前だが、こちらのどこか、別の国のどこか、日本、の3パターンでジョブを探すことになるのだが、大事なのは仕事を維持し続けること、ではなくて、自分がやりたいプロジェクトを細々とでもいいから続けることができるかどうか、である。

 

こちらではジャーナルがランクづけされており、1区、2区、3区、、、と分類され、それに応じてサラリーが決まる。なので、学生はそのランクを常に気にしており、でも1区は難しいので、2区狙いの3区を落としどころで考える。そして、こちらで発行されている国際誌もランクを気にしているため、それを上げあるための試行錯誤を発行元はしている。つまり、こちらの人たちがお互いに引用してIFをあげており、なので、アメリカや日本では全く知られていないこちらのジャーナルが1区だったりして、つまり、学生はその手のジャーナルに投稿したいと考えている。「私のボスはあそこのエディターと知り合いだから出しやすい。このジャーナルは穴場」だそうだ。その手の情報は学生の間で盛んであり、まあつまり、なるべく低い労力で1区を出して良い企業に就職、が王道になる。スマートだろう?

 

で、私はそういうのがとても嫌なのである。なんてツマラナイことをこの人たちは話しているのだろうか、と思ってしまう。自分の学生がそんなことを言っていると絶望的な気分になるのであった。

 

私は、自分の研究はとても面白いと思っているので、1)私の論文は有名なジャーナルに載るべきである、2)その面白さが理解されないのであれば発表できればどこでも良い(将来評価されるだろうから)、3)そもそもそんな姑息なことを考えるためにわざわざ研究者になったのではない(そのようなことを考えるならば研究者はコスパが良くない)。もちろんこんな態度をとっていたら、他の人からの評価は下がる。うちのボスはおかしい、あいつは良くわからないね、あいつは研究者じゃないよ、と言われる。

 

ということで、残り数年は「多くの人には大事だけれど私にとってはどうでも良いこと」を気にしないで研究をしたいと考えている。もちろん、その一方で、学生に対する責任はあるので、今年中に2区狙いの3区程度の論文を書き上げる。