ジャパンアズナンバーワン的な | 疲れたおじさんのブログ

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もう少し頑張って数年後は海外ノマドを始めます

こちらの学生とディスカッションをしていて毎度のように謎で「ここは中国なのだからあなたのやり方は適切ではない」とか「そもそもここでは学生同士が指導し合うことが普通なので教授が色々という必要はない」と言われる。「しかしながら、我々はあなたに敬意を払っているから意見はちゃんと聞いている。ただ、それが大事だとは思わない」のだそうである。

 

これまでは(アホみたいに)「いや、しかしグローバルの環境ではあ!」とか「プロフェッショナルとは何かと考えればあ!」とか言ってきたのだが、常に「?」とか「笑」とか「。。。」のレスポンス。そうこうするうちに学生たちの学位もほぼ確定になりつつあるので、このような意味のない指導はもうする必要がないかと思いつつある。双方にとって無意味で、私はそれを4年続けて来たのである(アホだから)。ということで、残り2年は気になるプロジェクトに集中して過ごすことにする。学位こそが学生の目的であり私の責任で、それがクリアできればお役御免でいいだろうし、学生も「ようやく無意味な時間から解放される」となる。

 

で、このような我々は正しくてあなたは間違っているという力強い自信がどこからくるのだろうと考えるとやはり国力の違いなのだろうな、と思う。私が学生の頃、課長島耕作が絶好調の時代で、ロスに旅行に行った時に日本企業のネオンサインが華々しかったのを覚えている。映画「ダイハード」が公開されたのもこの時だ。日本的なことをしていれば正解だったのである。あれから30年経って我が国はどうなったのか、とか考えると色々と言いたいこともあるけれど。