🐗 亥の日と十三夜 🌕
— 茶道が伝える親子で楽しむ秋の行事 —
ママのための茶道教室 優しい幸せの茶室 しの です🍵
みなさん、日本の季節の行事ってどんなことが思い浮かびますか?
桃の節句🎎 端午の節句🎏 七夕🎋 節分👹
年に何回かありますよね。
でも実は、“毎月”何かしら季節の行事があるんです。
11月はどんな季節の行事があるか、ご存知ですか?
今日は、あまり知られていない日本の11月の行事のひとつ
「亥(い)の日〜玄猪(げんちょ)」についてお話ししたいと思います🐗
🐗 「亥」ってなあに?
「亥(い)」は、十二支(ね・うし・とら…)のひとつ。
今は“年”に干支が割り振られていますが、
昔は“月・日・時刻”にも干支がありました。
・亥の月 → 旧暦の10月(今の11月)
・亥の日 → 2025年の亥の月の最初の亥の日は11月2日、今日!
昔の中国の考え「陰陽五行(いんようごぎょう)」では、
亥は水の力を持っているとされます。
水は火を抑える力があるため、亥の日は「火伏せ(ひぶせ)=火事よけ」の日とされてきました。
火鉢・こたつ・囲炉裏などで「火を使って暖をとる」季節の始まりは、
「亥の日」に始めるのが縁起が良いとされてきたんです。
🍵 茶道の「炉開き(ろびらき)」
茶道の世界でも、この「亥の日」はとても大切な日です。
この日を境に、夏の風炉(ふろ)から冬の炉(ろ)へと移り変わります。
炉は風炉よりもお客様に火の場所が近く、火を入れる炭の量も増えます。
冬の寒い季節に火を囲んでお茶を点てる「炉開き」は、
茶人にとって新しい年の始まりのような日なんです。
炉開きの日には、火伏せや無病息災を願って
「亥の子餅(いのこもち)」をいただくことが多いんですよ🍡
大豆や小豆を混ぜて作るこのお餅は、かわいらしいウリ坊(いのししの子ども)の形をしています🐗
これから11月は
・亥の月
・亥の日
・亥の刻(現代ではみなさん寝ましょう😇)
・火を使い始める
・亥の子餅
こんなお話を家族でしてみると、きっとおうちの時間があたたかくなります💕
💖 神社やお寺にある「亥の目」って知ってる?
神社やお寺をよく見ると、木の飾りに「♥ハートの形」みたいな模様があるのを見たことはありませんか?
実はそれ、「亥の目(いのめ)」と呼ばれる文様なんです🐗
いのししの目の形を表していて、火伏せのおまじないの意味があります。
神社仏閣は木でできているため、火事は大敵。
だから「亥=水の力で火を防ぐ」という願いを込めて、建物のあちこちに亥の目が刻まれているのです。
神社やお寺に行ったら、ハートの形をした「亥の目」を探してみてね。
お子さんが見つけたら、「いのししさんが火を守ってくれてるんだね」と伝えてあげてください💖
🌕 おまけ:十三夜(じゅうさんや)
今夜は「十三夜」でもあります。
十五夜(中秋の名月)の次に美しい月といわれ、
「栗名月(くりめいげつ)」「豆名月(まめめいげつ)」とも呼ばれます。
栗や豆をお供えして、月を眺めながら「ありがとう」を伝える夜です🌰🌙
それも休日!ぜひご家庭で温かな時間をお過ごしください🍁
🍀 季節の行事に込められた想い
今や日本の季節の行事は、年に数回の特別なものという印象かもしれません。
でも、昔の人々にとっては
元気に生きること・長く生きること・家族が一緒にいられること・ご飯が食べられること――
それが何よりも大切な願いでした。
だからこそ、毎月その季節に合わせて
「無病息災・厄除け・成長祈願・子孫繁栄・五穀豊穣」を願う行事をしていたのです。
季節の行事は、自然や季節を楽しむだけでなく、
今目の前にある幸せに気づき、感謝する時間でもあります😌
家庭で季節の行事を楽しむ方が増えると、
きっと世の中はもっと優しい世界になる。
お茶室から、いつもそう感じています🍵
さて、今日は大切なお客様が茶室に遊びに来てくださいます。
これから亥の子餅を作りますね🐗💕
— 優しい幸せの茶室 しの 🍵 —