大切なこと １ ［十分条件］
人間にとって
人生において
もっとも大切なことは
「自分自身でいる」
「自分らしくある」
こと（特異性）
と
「愛する」
こと（普遍性）
大切なこと ２ ［必要条件］
誰しも 日々の暮らしのためには
収入を得て 食べていかなくてはならない｡
仕事をしなくてなならない｡
それは、当たり前のことだ｡
もともとは そのための承認欲求であった｡
それが、 自己中心性につながり
縦の関係を作りあげてしまった｡
「自分らしくある」ことと「愛する」こと
の前提には 日々の暮らしがある｡
エゴは､
その日々の暮らしのために 頑張ってきた｡
そして、それがちょっと行き過ぎて
苦しんでしまった｡
それだけのことである｡
だから、少しだけ軌道修正しよう｡
日々の暮らしは、
必要最低限でいいではないか｡
あとは､
「自分らしくある」ことと「愛する」こと
を追求しよう｡
仕事が
「自分らしくある」ことと「愛する」こと
のためでもあるなら、素晴らしい｡
大切なこと ３ ［必要十分条件］
人間にとって、人生において､
もっとも大切なことは､
「自分自身でいる」こと
と
「愛する」ことだ｡
一方、
誰しも 日々の暮らしのためには､
生活の糧を得て 食べていかなくてはならない｡
それは、当たり前のことだ｡
もともとは そのための承認欲求であった｡
それが、 自己中心性につながり､
縦の関係を作りあげてしまった｡
「自分らしくある｣ ことと ｢愛する｣ ことの
前提には ・・・ 日々の暮らしがある｡
「自分らしくある｣ ために、そして
「愛する｣ ために、
衣食住が足りていることが必要条件だ｡
日々の暮らしのサバイバルのために
エゴが要請され、生みだされた｡
暮らしを支える必要条件として
エゴ（自我）が生まれ、機能してきた｡
エゴは､
その日々の暮らしのために
頑張ってきただけだ｡
そして、それが
ちょっと行き過ぎて 苦しんでしまった｡
それだけのことである｡
だから､
少しだけ軌道修正しよう｡
衣食住は､ 必要最低限でもいいではないか｡
贅沢は必要ない。 少しくらい あってもいいが…
あとは､
「自分らしくある｣ ことと ｢愛する｣ ことを
追求しよう｡
仕事（役割り）が､
「自分らしくある」こと
と
「愛する」こと
のためでもあるなら、
素晴らしい｡
感動的な芸術作品を作りあげること､
多くの人に役立つ
大事な仕事を成し遂げること､
どうしても したい（ doing ）こと､
わたしたちの「夢」
それは もっとも自分らしいことだろう｡
しかし もしも それ（したいこと）が
愛することを 犠牲に しているなら､
そこに「幸せ」はあるだろうか？
自分らしくあるために、
愛を犠牲にしていないか？
愛するために 自分を犠牲にしていないか？
二つの十分条件を両立することは 可能か？
人生の十分条件は､
「自分らしくある」こと
と
「愛する」こと｡
人生の必要条件は､
仕事をして暮らしてゆくこと｡
サバイバルのために､
わたしが在る（ I am ）ために､
仕事をする｡
どちらも大切な、二つの条件｡
だが、この必要条件と十分条件は
一見 対立しているように見える｡
そして ときに､ もしくは しばしば、
そうとは気づかないままに 実際に対立し､
さらには 互いを否定しあったりしてしまう｡
いつでも 両方を 同時に 満たすことは
難しいように見える｡
「自分らしくある｣ ことと ｢愛する｣ ことは､
どちらも大切な 二つの十分条件｡
では､ どっちがより大切なんだ？
本当に大切なたった一つのことは、
なんなんだ？
本当に大切なたった一つのこと、
なんてあるのか？
「自分らしくある｣ ことと ｢愛する｣ ことを､
「これだ！｣ ｢こうでなくては｣ と思い込み､
「自分の形｣ や ｢愛の形｣ を
限定してしまうべきではないだろう｡
どんなときでも、どんな状況でも､
「自分らしくある｣ ことと ｢愛する｣ ことは､
可能だ｡
その二つは 両立可能だ｡
そして､
仕事の中で
「自分らしくある｣ ことと ｢愛する｣ ことも､
可能だ｡
同時に三つとも 可能だ｡
コツは､
必要条件を 必要条件に過ぎないと認め､
必要条件に留めること｡
そのことと もっとも大切な二つの十分条件を､
いつも忘れない（サティ：いつでも思いだせる）こと｡
そうすれば、必要十分条件が完成する｡
マインドフルネスがあれば、三つを叶え
必要十分条件を達成することが可能になる｡
仕事と自分らしさ、大事な二つの 個別性
愛、 大事な一つの 普遍性
仕事、 大事な一つの必要条件
自分らしさと愛、 大事な二つの十分条件
仕事と自分らしさと愛、
三つ揃って ｢完璧な｣ 必要十分条件
必要十分条件（仕事・自分らしさ・愛）を
満たした生き方を､
「遊んでいるような生き方（リーラ）｣ と呼ぶ｡
目的も意味も求めず､
それ自体（過程：いまここ）を
楽しむ（感じる）ことが遊びだ｡
遊ぶこと自体が目的で､ 結果はいらない｡
川が自由に悠々と流れるように､
イキイキとした「いのち」が
好きなように川筋を描き､
楽しく、ときには濁流となって流れる｡
苦しいときも、逃げない｡
やるべきことがあれば、それをする｡
もうどうすることもできなくて
辛いときは、ただ哀しむ｡
それもこれも、全部「遊び」なんだ｡
だから 楽しめばいい｡
リーラは、「幸せ」の別名
幸せは、 「愛」の別名
いま この瞬間が、100％の「幸せ」
わたしは、完全に受け入れられている
ことを 知っている
だから、わたしは愛することができる
男性性とは
問題を解決するための必要条件
女性性とは
愛と共感を求める十分条件
タントラとは
女性性と男性性の統合であり
男性性と女性性が統合されることで
必要十分条件が完成する
「生きのびる」ためにだけ
「生きている」のではない
個々の生存よりも
大切なものがある
大切なこと ４ ［愛する人生］
人生でなにをするのか
なにがあったのか
どんな出来事を経験したのか
ということに意味があるのではない
人生の内容なかみは問題ではない
内容は必要だが、意味（価値）はない
なんでもいい
その出来事が生じる
「場｣ としての
人生そのものの方が大切だ
人生という容器いれものの方に
意味と価値がある
「生きている」という
そのことに意味がある
「生きている」ことを
感じて 味わえばいい
「いのち」を楽しめばいい
人生の内容は
仕事であり
役割りであり
何をするのか（ doing ）であるが、
何をしてもいい、Doingは なんでもいい
人生の容器の在り方は
自分らしくあること
と
愛すること
であり
それが「 being 」である
Beingは なんでもいい わけではない
どんな仕事をするのか
ではなく
どんな気持ちで その仕事をするのか
ということの方が ずっとずっと大事だ
内容（要素）と容器（座）の両方が揃って
「生きがい」が生まれ
「生きている」と イキイキと感じられる
すること（ doing ）は
在り方（ being ）の表現だ
すること（要素）を通して
在り方（座）を現実化する
適切な「在り方」なしには
どんな「すること」もチグハグだ
仕事としての人生の内容と
自分らしくあることは
特異的で個別的なこと
あなたには、あなたの中身が
わたしには、わたしの中身が
ある
一方
愛することは普遍的である
あなたの愛も
わたしの愛も
同じものである
愛することが こんなにも気持ちいいことを
愛することが こんなにも心穏やかなことを
愛することが こんなにも幸せな気持ちに
させてくれることを
ボクは かつて 知らなかった
自分らしくあること、愛すること
どちらも気持ちいい
それが分かると 仕事も楽しくなる
いつのまにか
不安という感情が 消え失せている
ほんとうの幸福とは 愛することである
ということを知ることが 目覚めであり
愛する人生を 歩み続ける ことが 悟り
なんだと思う
人として正しく成長して 依存を脱し
大人になって 自立する、というのは
ホントは そういうことなんだと思う
だから 「悟り」なんて
全然 特別なことじゃないと思う
依存を脱した後、
正しい相互依存（interbeing）によって
世界は一つのもの（ワンネス）になる
（最終改訂：2022年3月28日）