「気持ちいい出産」って…。出産の痛みを例えるなら | 子ども産んで後悔している

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産まなきゃよかった!現在4ヶ月(2024,1)後悔しなかった日はなし。真っ黒な本音を吐き出すブログ。

はじめての出産ってみんな怖い。


ネットでいろいろ調べると

一度はヒットしませんか。


「気持ちのいい出産」ってやつ。



なんやら、痛くなくてむしろ心地よくて

エクスタシーがみなぎるそうです…。


だったら…いいよね?


その人たちの言い分を要約すると

出産が痛い、怖いという洗脳を

されているせいで

わたしたちは出産という究極の

心地よさを受け取れないでいる。

というもの。



助産師の中にも

脳内麻薬が分泌されるので

痛くない!気持ちいい!

なんて言ってる人もいる。


脳内麻薬…

それそうでもしないと耐えられないから

感覚シャットアウトしちゃった

やばい状態なのでは、と思わなくはない。



わたしは無痛分娩を選んだけど

助産師さんに産院で聞いてみた。



実際…いるらしい。

麻酔を使わなくても、穏やかに

笑顔のまま出産できる人が。



わからんではない。

わたしは無痛分娩にしたけど…

麻酔を入れるまでの時間は

ソフロロジーをしたら

叫ぶなんてことはなかったから。




破水して着いた産院で…


「まだまだかかるね〜その様子じゃ。

旦那さん帰ってもらって〜」


余裕ぶっこいた束の間

1時間たたないうちに

「うそ!やっぱり旦那さん戻ってもらって」

と呼び戻すことになりました。



「痛くないの?」

びっくりされながら何度か聞かれました。



バカじゃねぇの?痛がってるだろ。

というホンネは意識の外に追いやり…

呼吸に集中。


冷や汗出るくらいには痛かった。



ただ、痛い波って1分くらい。

ヨガの呼吸、4回やったら引いてるのよ。

引いたらまた数十秒は痛み0だから。

休憩〜。


これ知らないでやっちゃえ出産!

なんて勢いで陣痛なんて 

経験したらパニックよね。



どんどん強くなるし…

天井がわからない感じ。

いつ終わるかもわからない。

怖いわ。



あとから知ったけど…

やたら「痛みは?」と聞いてきたとき

ほとんどの妊婦さんが

絶叫してるキツイとこだったらしい。



わたしが一番辛かったのは、

見立てより子宮口とが早く開きすぎて

ほぼ子宮口MAXのときに

横向きになって背中に針を入れたとき。


やっぱり姿勢を固定されるのは

キツすぎる。

動かないように力を入れたせいで

酸欠になりました。

手足がしびれたのは麻酔の副作用ではなく

酸欠の症状と言われました。



もし無痛分娩が選べないなら

わたしはフリースタイル出産を選びますね。

自分で体制を変えれない分娩台なんて

ただの拷問です。





一般的な出産のイメージは、


「出産は鼻からスイカを出すような痛み」


とかいう手垢も付きすぎた比喩だけど。





しかし、改めて振り返ると

ぴったりというかよくできてる…



膣は粘膜だ。

鼻も粘膜。



ぶっちゃけ、

親指を鼻に突っ込んだ感覚なんだよね。

軟骨がギシギシいって、

皮膚が引き伸ばされて裂けそうで

粘膜が傷つく感じ。


膣と鼻…似てる。


鼻の中を擦りまくっても

気持ちよくなったりしないし

エクスタシーかんて感じませんから…




ソフロロジーで逃がし続けた陣痛は、

便意だな…と思いました。



身体が全力で

外に出そうとしている

そのための痛みだなと。



うんちなんて大きさがたかが知れてるけど

胎児はでかいから

とんでもない便意なんだなと思いました。



これを「気持ちいい出産」派の人は

エネルギーっていいますよね。 笑



便意です。



でも世の中、

いろんな性癖の人がいますからね。

排便するのが気持ちいいっていう特殊な

ジャンルはあるし…




たしかに

死ぬような痛みとは全く思いませんでした。

病気の痛みとも怪我をした痛みとも違う

安全な痛みでした。



こう思えるかどうかが…

絶叫する出産になるか

静かな出産になるかの違いなのかな

と思います。



陣痛そのものは

死んだほうがマシ!早くお腹切ってーーー!

なんていうような恐怖を煽る

痛みではなかったですね。



わたしの友人には、

絶叫しまくった人と


助産院で自宅出産した友人もいるから

比較すると…


絶叫しまくった人は

例外なく身体に力をいれて

耐えようとしていました。



初産で自宅出産の強者は…

ヨガインストラクターの友人でしたね。


呼吸をして…

できるならポーズをとったり

少し動いたり…

リラックスしようとした


と言っていました。



できれば静かなお産がしたい人、多いと思う。



腹式呼吸。

脱力。


ヨガは最強。

マタニティヨガしましょう。

YouTubeでいいし。


ストレッチって多少痛いじゃないですか。

ポーズによっては、苦しかったり。


その痛いところにね

酸素を送るイメージができると

同じポーズをリラックスたまま

長くできるんです。


リラックスすると、

硬い筋やこわばった部分が

どんどん伸びていきます。

痛みは0じゃありません。

でも無理をしていないので

心地よくなるんです。


痛みとリラックスが拮抗している…

穏やかさと

全能感に満たされます。


たぶん登山家が

大きな山に登れたときほど

感慨深いのと一緒です。



そういう感覚がソフロロジーとして

出産のときにも使えました。


子宮口が開くのが助産師も

びっくりなくらい早かったのは

間違えなくそれです。




でも鼻の粘膜ひっかく痛みと

軟骨無理やり広げる痛みは

怪我する痛みそのものなんでね。



陣痛と怪我の痛み両方は

頭おかしくなるかもね。



背が低くて、華奢な骨格のわたしは

無痛分娩にしてよかったと

思っています。