子どもを産むと
虐待のニュースのコメント欄には
できる気持ちがわからない！
って感想が溢れてる。
わからない！
ってまっとうな意見は
決意表明なのか…
はたまた正義感という服に隠された
攻撃性の現れなのか。
加害者になるかどうかは
紙一重だよな…とわたしは思う。
学校の先生に助けを求めていたのに
「あんな真面目な親が…」って
取り合わず
けっきょく誰にも助けられることなく
死んでしまった子の事件は
たくさんある虐待ニュースの中で
印象深かった。
助けを求めたのに届かなかったんだなと。
たいてい、親からの暴力って
暴力だと気が付けないものなのに。
育った環境が
標準ですからね。
けっきょく、どこまでも個人の問題で
外野は口も手も出せないもの。
出すなら心中する覚悟がいる。
一緒に溺れたくなんてないもんね。
虐待といじめって一緒。
いじめはよくない
したらいけない
って、いうけれど
なくなりはしない。
自分が標的にならないように
自衛するしかないんだよな。
鬱憤の溜まった人が
何も言い返せない人を選んで
憂さ晴らしする。
自覚はまったくないし、
なんなら躾なり指導だって
本人は思ってる。
からかっただけ、とかね。
何かを攻撃するっていうのは
ストレスを解消する手段みたいなもの。
すっごいイライラしてるとき
「あんたはいいよね！」って
悪態ついたり。
聞こえてるのに無視してみたり、
相手の要求にわざと
応えないようにしてみたり、
気が付かないふりをする。
「ほんっとトロいよね〜」とか
いい気分になる言葉じゃない。
でもいつも言っていると
言っている側は侮辱という認識はなくなって
愛のあるイジリっていう認識で
「気にしすぎ。冗談なのに」っていう。
わたしの親は保育士になるくらい
子ども好きで３人子ども作って
孫にも目の色変えてかまいたがるけど…
自分がいいお母さんって言われることが
生きがいの人だったと思う。
子どもを褒められたら嬉しいものだけど
目的があるんだよね。
わたし、正しいっていう勝ち星？
子育てって報酬ないからさ
給料もでないからさ
人からの評価を目標にしたくなるよねー。
わたしは毒親育ちだと思う。
とくに父親はわかりやすく
問題のある人だったね。
仕事でヘコヘコして
子どものために家に返ってくるのが
相当ストレスだったみたい。
泣きじゃくる弟をひっぱたいて
引きずって、玄関から放りだしてたな。
わたしの小さい頃の記憶。
親は熟年離婚したけれど
成人したわたしに
「何ども別れようと思ったけど、
一人では無理だったからあなたたちのために…」
って母親に泣かれたよ。
わたしたちのために？
大層なことですね。
何かを守ったつもりなのか
知らないけれど。
育児をしてさ、
あったかい気持ちになれる人って
小さいころ幸せだったんじゃないかな。
覚えてないぐらい平和で安定してたから
「こんなにわたしも愛されてたんだ」
って大変さが報われる気持ちに
変換されるかな。
旦那が子どもをかまう姿を見ていると
わたしの小さい頃は
不甲斐ないものだったんだな
孤独だったんだなぁ…って
思い知らされるね。
それも含めて子どもはいらなかったな…
わたしにできることは
ストレスをとにかく溜めない。
それだけですね。
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