お久しぶりです,学部4年の坂野です.

今回は少し前の話にはなりますが,先月行われた茨木工科高校との交流について紹介させていただきます.

 

当センターと茨木工科高校は,高大連携事業の一環で以前から交流を重ねてきており,先日も茨木工科高校の皆さんを大阪府立大学にお招きし,開発状況などについて発表する機会がありました.

茨木工科高校の生徒さんには,火薬ロケットやCanSatに関する発表を行っていただきました.

火薬ロケットに関しては,前年の反省点を見事に克服し,今年の大会では機体の安全な着地,データの回収と見事に目標を達成していました.

現在センター2機目の人工衛星を開発しているということもあり,前機の課題に焦点を当て,見事に成功を収めた茨木工科高校の皆さんに感銘を受けました.

CanSatに関しては,CanSatに搭載したカメラで撮影した動画をスマホに送信し,VRゴーグルを付けた操縦者がWiiリモコンを用いてCanSatの視点から操作を行う,というミッションについて発表していただきました.

当センターで開発するCanSatは「目的地に到着する」というミッションを主としているため,現在CanSatを開発している当センター1年生は特に,高校生の自由な発想に刺激を受けているようでした.

私も実際に操作してみたのですが,楽しい反面思い通りに動かすのはかなり難しく,是非今後,操作感の改良を行った機体を操作してみたいと思いました.

 

当センターからは2年生の牛尾くんが,「ひろがり」の概要について発表してくれました.

生徒さんはもちろんですが,先生方にも多くの質問をしていただきました.

内容は少し難しかったかもしれませんが,興味を持っていただけたようでよかったです.

 

最後に,茨木工科高校のみなさんをB4棟に設置されているエンジンにお連れしました.

エンジンに関しては,センター長の小木曽先生から説明をしていただきました.

生徒さんは直径2.5mもの巨大エンジンを見るのは初めてだったようで,見たり触ったりと興味津々の様子でした.

 

今後の交流予定としては,来週大阪府立大学グラウンドで予定されている,気球からのCanSat投下試験に茨木工科高校の皆さんも参加していただく予定です.

お互いの活動が刺激となって,よりよい開発を行っていけると嬉しいです.

 

茨木工科高校の発表の様子

 どうもお久しぶりです、三回生の長澤です。

 

 これから投稿される予定のSSSRC11月号の方でも書きましたが、 最近では地球局・衛星局の免許周りについてや、地球局の新しいアンテナの建設関連、衛星局のアンテナの発注など主に事務的な仕事をメインにやってました。事務作業は開発作業とはまた違った大変さがあります。特に対応する対象がビジネスの人やお役所さんなので、言葉遣いを気を付けなければならないのが一番大変でした。僕はそういうビジネスメールには不慣れでしたのメールを作成するのも、とても時間がかかりましたね。まあこの経験を通じて、まだまだ未熟ですがだいぶマシにはなってきたかなと思います。免許関連で自分の印鑑を押すときの中間管理職がたまらなかったです...。

 

 それはさておき、事務的作業はある規範にのっとって作業をおこなうので、その分野への経験値と視野が大きくなるのが良い点だと思います。先日ですが、SAR(安全評価報告書)という衛星のあらゆる安全面での評価をおこなったものをJAXAに対して提出しなければならず電源系と構造系が頭をひねらせていましたが、そこでの経験というのはきっと彼らの糧になると思います。

 

 そんな事務作業ですが、僕の担当していた部分はなんとか終わりが見えてくる段階にまでやってきまして、久方ぶりに僕にも開発系のタスクを振ってもらえる機会がやってきました。では、何のタスクを振ってもらったかですが、「人工衛星に対して誤り訂正符号を搭載しよう!」というものでした。

 

 皆さんは誤り訂正符号というものを聞いたことがありますか?たぶん聞いたことが無くても、その名前から何をするものなのかは一目瞭然だと思います。では「なんの誤りを訂正するための符号なのか?」というと、送られてきたデータの誤りを訂正するものです。「えっ?元データは手元に無いのにそんなこと可能なの?」と思うかもしれませんが、実は数学の力を借りるとこれを可能にすることができるのです。もともと送りたいと思っているデータに対して特別な数学処理を施してあげると、このプロセスにともなって受け取り側で解読してやればデータのどこが間違っているか見つけ出して訂正することができるのです。そしてこの数学処理を施してやったときに付随するデータ、これをまさに誤り訂正符号というのです。

 

 ここで活躍するのは代数学という数学の単元なのですが、何を隠そうまっとうに代数学を学んだことの無い僕にとって、この手の類の記事や専門書を読むのはなかなか難儀を極めるものでした。しかし、新たに勉強することで自分の全く知らない世界が開けてくる高揚感は代えがたい喜びでもあります。ただ今回実装しようと思っている誤り訂正符号の形式は既にやり方が確立されたものですので、いかに自分たちの開発しているインターフェースと整合性を取るかが課題になります。したがって詳しい話はほどほどに実装できる手立てを見つけることが最優先になります。ここの区切り目というのが現場の難しいところとでもいえましょう。

 

 ところで少し焦点を誤り訂正符号そのものに戻して、この誤り訂正符号が生活のいたるところに隠れていることはご存知ですか?一番皆さんにとって身近なものでいえば、CDにもこの技術が生かされていますし、SDカードなどにも用いられています。また普段当たり前に観ているテレビのデータにも使われていますし、世の中に出ている通信が関わる商品化されているもので言えば、逆に無いものを探す方が難しいといっても過言じゃないはずです。生活に隠れる無くてはならない技術というのを一度見直してみると、きっと興味深いですしインフラの大切さや基礎研究の重要性を再認識するいい機会になると思います。

 

 高校時代に整数の単元を学んでたその時に、「整数の話は暗号とかの話やし、もうきっと高校数学をもってこの分野を触れることはないやろな、微分積分解析学が僕の生きる道(笑)」などと嘯いていた自分には到底考えられない状況が今生じているわけです。人生どこでどうつながるか分からないので、自分に関係が無いからとむやみに学ぶものを品定めしていてはダメだということです。何でもかんでも貪欲に知識を入れていくことが大切ですし、きっとそれを楽しみにできたら明日がもっと楽しみになると思います。

 

 最後に表題にも上げましたが、間違ってもやり直しをして次のステップに行こうとする精神は非常に大切なことだと思います。ですが、ここで取り上げた誤り訂正符号でもわかるように、誤りというのはここにあるよと指摘されても(送り側の話)見聞の狭さゆえになんのことかわからない(受け取り側がロジックを理解してない)なんてことが起こりがちです。やり直ししたくてもやり直せないという悲しい状況です。そうならないためにも

指摘する側も相手側の分かりやすいように、受け取り側も見聞を広めるよう努めるべきです。そうすることでこそ何度でもあきらめずにやろうという環境が生まれてくるものです。

 

 中々長かったと思いますがお付き合いいただきありがとうございました。それではまた記事を書く機会があればお会いしましょう。

 

SSSRC所属 三回生 長澤 恒聖

この11月2日から4日に府大中百舌鳥キャンパスでは秋の学祭である「白鷺祭」が行われていました。
大学生はもちろんフィーバーしていたわけですが、地域住民のかたも楽しんでいる姿が多く見られました。
そして忘れてはならないのがOB・OGの方々です。

白鷺祭の三日目には「ウエルカムパーティ」という懇親会があり、たくさんのOB・OGさんが参加されており、またそれに合わせて各学科の同窓会も会を開いています。

 

ウエルカムパーティでの活動紹介の様子


今回我々は活動を多くの人に知ってもらうべくウエルカムパーティと航空宇宙工学科同窓会である鵬会の会合で発表をさせていただきました。


ありがたいことに多くの方々が私達の話に関心を持って聞いてくださり、技術的なアドバイスやプロジェクトの進め方についてなどの我々とは違う視点からのご意見をいただけました。またつばさ基金を通じた金銭的な支援について快諾してくださる方も多く、様々な形で得られるものがありました。

様々な方の応援やご支援に応えられるようこれからも開発に邁進したいと思っております。

以上、高校の文化祭に行って恩師に会おうかと思っている藤田でした。