手や指の筋力がついて、機能も高まり、自分で書くことを楽しめるようになってきます。
息子もこの頃に、文字や記号をたくさん書くようになりました。
私は当時、オーストラリアの方から自宅で英会話のレッスンを受けていました。
毎回、英語で世間話をしながら、二人でフラワーアレンジメントをしたり、お菓子作りをしたりする楽しい時間でした。
ある時、先生がカリグラフィを教えてくれたので、私はお返しに習字を一緒に書いたのですが、それを見ていた息子が自分も書く!と言って、初めて筆を持ち、墨で字を書きました。
それが森。
なんで森?
森という漢字を知っていたのには驚きましたが、その時は「なんで森?」という息子の漢字チョイスへの疑問のほうが大きかったです。
息子が初めて筆で書いたのは「森」。
この半紙が思い出の1枚となったのは言うまでもありません。
この時、息子は初めて筆で書いて、とても楽しそうでした。
というのも、筆は適度な太さがあって小さな子も持ちやすいし、墨は紙にすぐに染みてくれるので、筆と墨は幼児にとって、すごく書きやすい道具なんだなと思いました。
なかなか自宅で取り組むのにはハードルの高い筆と墨ですが、勇気を出して書き初めをしてみるとお子様との思い出の1枚ができあがるかもしれません。