2歳後半、字が書けるようになった頃、いよいよドリルデビューです。
息子が夢中になったドリルは、こぐま会×幻冬舎の「100てんキッズシリーズ」でした。
この100てんキッズシリーズは内容の偏りがなく、良問ばかり。
プリントもカラフルすぎなくて素晴らしい!
息子はこのシリーズのプリントを一度取り組み始めると、「もっと!もっと!」と次のプリントを要求してくるので、やめさせるのが大変なほどでした。
今、書店にもネットにもたくさんの幼児向け教材が溢れていて、選ぶ私たち親は悩ましいですね。
様々な教材のサンプルを取り寄せたり、ネットの口コミを見たり。
私も100てんキッズシリーズを見つけるまで、書店のドリルコーナーでは片っ端からドリルを開いてみていました。
でも、幼児期のドリル選びは「どのドリルを選ぶか」も大事ですが、それ以上に、「どのように取り組むか」が大事になってきます。
「どのように取り組むか」
幼児は、例えば、「ドリル1冊をそのまま解いていく」か、「1枚1枚バラバラにしてやっていくか」で、同じドリルでも全く違う反応を示すことがあります。
息子は1冊そのまま渡すのをとても嫌がりました。
そこで私は、ドリルの綴じ目をカッターで切り離しバラバラにして、1枚ずつ渡しました。
その時の息子の反応はとても大きく、問題を解いては「もっと!」と言って2枚目を要求し、問題を解く面白さにのめり込んでいきました。
息子にとっては、ドリルの扱いにくさや、1冊終わるまで達成感を感じにくい点が、集中の妨げになっていたのです。
もちろん、違うタイプの子もたくさんいて、1冊まるごと少しずつコツコツ解いて、1冊終わった達成感を好む子もいます。
その子にとっては、自分でやりきったドリル1冊1冊が宝物です
これはどちらがいいというわけではありません。
ただ、同じドリルでも、そのまま渡したほうがいい子と、バラバラにして渡したほうがいい子がいることを、私たち大人は知っていなければならないし、親は自分の子がどんなタイプの子なのか把握しなければなりません。
うちの子は1冊まるごとタイプかな?それとも1枚ずつバラバラにしたほうがいいタイプかな?
うちの子は毎回のごほうびシールがやる気につながるタイプかな?それとも最後にメダルをもらった方が嬉しいタイプかな?
うちの子は毎日1枚やる習慣にした方がいいタイプかな?それとも、やる気がある時に問題をたくさん解くけれどドリルをやらない日もあるタイプかな?
それらは、これからの子ども達の学習をサポートする上で、とても大切な情報です。
全部を知ることはできないけれど、少しずつ、子どもたちの観察から「うちの子にとって、いいドリルのやり方」を見つけたいですね。