家庭学習のゴールデンタイム! | わくわく!さんすう子育て~幼児さんすうインストラクター曽山桂子のブログ~

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前回までの話で、お母さんが家庭学習のキーパーソンだということがわかりました。



お母さんは、子どもにとって世界一の先生!



今回はそんなお母さんと子どもの関係について、少し掘り下げてみてみます。



 

今回の全国学力・学習状況調査から、たくさんの「学力と家庭環境」の相関関係をみつけることができました。


 

「Aが多いとBも多い」

「Aが高いとBは低い」

のような二つの項目のシンプルな関係のことを相関関係と言います。

 


でも、今回注目したいのは、その相関が崩れている項目。


こういう大規模調査は崩れのところが面白かったりもするんです。



 今回発見できた相関の崩れ。


それは「子どもの学力と母親の帰宅時間の関係」です。

 

 

 

これを見るととても興味深いことがわかります。

 

 

 

 

◼️家庭学習のゴールデンタイム

 
「お母さんの帰宅時間と学力の関係」
 
 
一番学力が高いのは、お母さんが「就業していない」のグループです。
家に帰ったらお母さんがおうちにいるご家庭ですね。
 
それからお母さんの帰宅時間が遅くなるほど子どもの学力は下がっていくのかな…と思いますが。
 
実は、違ったんです!!
 
 
 
このグラフは縦軸が「子どもの学力」、横軸が「母親の帰宅時間」になっています。
データは小学6年生の国語A・国語B・算数A・算数Bをそれぞれグラフにしています。
 
 
もしこの二つの項目に相関関係があれば、折れ線グラフは上がり続けるか、下がり続けるだけ。
でこぼこと上がったり下がったりはしません。
 
 
しかし、このグラフは真ん中がへこんで山がふたつでできていますね。


 
そうなんです!
 
「子どもの学力はお母さんの帰宅時間が遅くなるほど低下する」というシンプルな関係ではない!
それが今回わかったんです!
 
 
さて、この真ん中のへこみ。
このグループは「午後4時以降から6時前に帰宅するお母さん」のグループです。
 

ここからは私の考察ですが…



私は子どもの家庭学習にとって午後4時から6時がゴールデンタイムだと考えています。


学校から帰ってきて、晩御飯を食べるまでの間。


今回の調査で、学力の低下が見られた時間帯です。


この時間、子どもが落ち着いて過ごすことはとても大事なこと。
机に向かって勉強するのはもちろんですが、家族と今日の出来事を話したり、家事の手伝いをしたり…
どれも、とても意味のあることです。


とはいえ、この時間帯にお子さんと過ごせないお母さんはたくさんいると思います。
私もお仕事のスケジュールによっては、息子とこの2時間を過ごせない日があります。
帰宅してバッタバタでご飯を作って、お風呂に入れて…そんな日もあります。


ですが、この調査結果を受けて、私自身、午後4時から6時のゴールデンタイムをもっと大切に過ごそうと思います。


それでも息子と過ごせない日には、別の時間帯でもいいから子どものために時間を作ってあげたいし、その時間を息子が落ち着いて過ごせるように、信頼できる人やプロの力でフォローしてもらうことも必要でしょう。

 

家庭学習のゴールデンタイム!
午後4時から6時の過ごし方。
 


きっとそれぞれのご家庭にあった答えがあるはず!

 
 
 
ぜひ皆さんも、「自分たちのベストなゴールデンタイム」を過ごしてくださいね。
 
 
 
 
 
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