■2種類のわり算
例えば、12個のリンゴがある時…
4つの袋に「分ける」わり算(等分除)と、
リンゴを3個ずつを「束にする」わり算(包含除)。
このふたつのわり算。
幼児に身近なのは「分ける」わり算だといわれています。
たしかに家庭でも
「6枚のクッキーを家族3人で分けたら1人いくつ?」
と、お皿を3枚用意してクッキーを分けたりしますね。
私も息子とお皿とビー玉などをつかって、わり算遊びをしました。
それはそれで楽しかったのですが…
その遊びから、わり算の「計算」ができるようにはなりません。
いくらビー玉を分けていても、わり算の計算の理解へ展開しないのです。
わり算の計算ができるようになるには「束にする」わり算でアプローチするほうがおすすめ!
「12は3がなんこ分?」というアプローチが絶対におすすめなんです!
12は1が12個分。だから12÷1=12
12は2が6個分。だから12÷2=6
12は3が4個分。だから12÷3=4
ここまで説明すると、「かけ算の逆だ!」と気づくお子様もいます。
もし、まだ戸惑っているようなら、もう一言。
ひき算を使ってわり算の計算を説明します。
「12から3は何回とれる?」
この問いかけがわり算の計算の導入になるんです。
■リンゴを取るネコ
リンゴ12個をネコがとっていく図を用意しました。
まず12個のリンゴのうち、ネコが持っているリンゴは0個から始まります。
では、ネコは3個づつリンゴを取っていきますよ。
まず12個から3個とって残りは9。
また3個とって残りは6個になりました。
どんどん続けていきましょう。
また3個とって残りは3個。
まだ3個とれますね。
これでおしまい。
ネコは12個のリンゴを3個づつ4回で取り切りました。
「12から3は4回取れる!ということは、12は3が4個分!」
ここから12÷3=4を導き出します。
わり算の計算にチャレンジするときは、
「[ ]は[ ]がなんこぶん?」
そう問いかけてみてくださいね!
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