食の欧米化でこんなにも脂質が増えている!昭和の食卓を見直そう | 今吉誠一「楽しみながら身体を変えるトレーナー」のブログ

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何歳からでも変えられる! 大人になってもカッコよくいこう

ハンバーガーや

ホットドッグ、フライドチキン、

ピザ、などなど。


今では、いつでも

欧米食を食べられるように

なりました。



一般的に、

「肥満の原因になるから、

食の欧米化に気をつけよう」

と言われています。



ですが、

欧米化にともなって、

肉を食べる機会が

増えたことにもなります。


そうすると、

「たんぱく質の摂取が増えるので、

運動する人にとっては良いのでは?」

という気もしてきます。


そこで、

昭和35年(1960年)の食事と、

現代の食事とで、

たんぱく質の摂取比率を

比べてみました。


たんぱく質の摂取比率
・昭和35年:12.7%
・現代:13.1%


えっ?


ほとんど変わっていない

ではありませんか。

おどろきです。


それもそのはず、

動物の食欲の中で、

たんぱく質欲求は

一定数の割合が決まっている。

という研究結果があります。

 


>食欲人(科学者たちが語る食欲)より

 

 




では、

食の欧米化で、

たんぱく質が増えていない

代わりに何が増えたかというと、

「脂質」です。


脂質の摂取比率
・昭和35年:11.4%
・現代:28.7%


まさか、

脂質だけが増えているなんて、

おどろき。


でも、たしかに

納得もいきます。


昭和35年(1960年)というと、

三種の神器(テレビ、冷蔵庫、洗濯機)

が普及しはじめた頃です。



少量の魚と野菜で、

お米や芋をメインに食べる

食生活でした。


その後、
昭和45(1970)年には

ファミレスやマック、

インスタント食品が登場。


昭和55(1980)年には

レトルト食品や、

冷凍食品が登場。



現代では、ご飯よりも、

おかずをメインに食べる

食生活です。



来年(2025年)は、

昭和で数えると、

昭和100年になるとのこと。


昭和の食生活、

とくに脂質の摂取量に

気を付けたいものです。



ちなみに、

昭和35年と現代の、

3大栄養素の摂取比率

(PFCバランス)がこちら。

(女子栄養大学栄養生理学の研究より)


昭和35年(1960年)
・たんぱく質 12.7%
・脂質 11.4%
・炭水化物 75.9

現代
・たんぱく質 13.1%
・脂質 28.7%
・炭水化物 58.2


昭和35年のPFCバランスって、

まるでマラソンランナーのような、

時給系アスリート向けの食事に感じます。


すごい!

昭和がすごいというより、

和食って、いいですね。


みなさんの食卓では、

どれくらい欧米食を

取り入れていますか?


以上、最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

>ボディメイクしながらダイエットするときにおすすめの三大栄養素のバランスは1対1対2