日本は駄目になった、だから日本をよくする。本当に駄目になったのでしょうか。先進国で経済情勢が安定しにくいのは当たり前。隣国と利害関係がぶつかるのは当たり前。日本は輸出立国だから円安はきびしい、これは当たり前ではない。

 今身の回りに輸出業を生業にしている人はどれだけいるのだろう。巡り巡って輸出業に関係している、では輸出業だけなのか。あたしなど日本語のライターなわけで、日本円しか稼いでいない。だから景気が悪いのか、そうではないでしょう。

 日本は力強くしなやかな国だと思っている。なぜ過去の実績に基づいて、自信を持たないのだろうか。内需拡大を掲げる政党が出てこないのは、なぜだ。地産地消は大切だが、それだけで内需拡大を満たすわけではない。

 個人資産は1,400兆円を超えていることが現実だと思う。そんなお金手元にはない、という方も多いだろう。あたしもその一人だ。だが、きょうあす食べることができなくなるわけでもなく、深刻な不景気に生活があおりを受けているわけではない。どちらかと言えば、デフレの恩恵さえ受けている。

 不景気というやつの正体はいったい何だろう。少なくとも、不景気の反対が好景気、という考え方が間違っていると思う。

 誰もが大変な国内情勢だが、誰もが絶望する状況ではない。なぜか、悲惨だと連呼し続けられている。ノーベル賞を受賞した日本人がいれば、まだまだ日本も捨てたもんじゃない、と叫ぶ。そもそも、捨てたもんじゃない。捨てさせようと刷り込まれているだけだ。もちろん努力が必ず報われるわけではない。

 いつから悲観するように植えつけられるようになったのか。それを考えれば、今現在の中流階級の消失はウソであることが分かる。きょう各政党の公約を確認したが、大切なことが公約に盛り込まれていない。この点が非常に重要で、内需拡大のための答えを示している政党が存在していない。答えは、また隠されているのだろうか。あまりにも簡単な答えで、なぞなぞの回答を聞いた時のような気分になるものだ。
 
 景気回復は雇用を増やすことにある、とまるで答えがその1つしかない世論となっている。そんなわけないのである。ましてや気持ちは分かるが、日銀を責めたところで意味がない。もっと簡単なことがある。金で買えないものを与えられれば、自ずと金で何かを買うようになる。

 
 今年の流行語大賞が発表されましたね。どうでもいいと言いながらも、なんでこの言葉がノミネートされているんだ、と感じる方が大半だと思います。流行と認定されたものは、一過性のものと判断されたということは誰もが認識していると思います。で、自身で判断してみたいと思います。

 まずは、今年起こった事を振り返ってみます。「田中夫妻」の華麗なる負債は未だ続く、国難と言えます。全国の田中さんは未だのそのダメージから立ち直ることはできていないでしょう。本当に迷惑千万な夫婦で即刻バッジを外してほしい、いや次の国民審判で明確な結果が出るでしょう。
続いてお忘れになった方も多い、173年ぶりとなった「金環日食」。祭の後の静けさも裸足で逃げ出すほどの幕引きでした。天体ブーム来ず。うーん、夢がないのかなあ、SFが流行らない土壌になっている気がします。空想を楽しみたい。

 そして国がやることは常にずれていると再認識させた、クールビズをさらに進化させた「スーパークールビズ」。予定通り大滑り。ファッションメーカーや販売店も煽られてやってしまった感のある一品です。思想的には支持できますが、流行と商売を安直に結びつけた、勉強になった結果と言えます。

 そして記憶に残っているのが、年始の平田信その後、6月に菊池直子、高梁克也の逮捕、9月にオウム心理教事件関連の捜査が完全に終了でしょう。ところがこの事件と何ら関係のない「おい、小池!」という言葉が頻繁に見られました。小池は徳島市の父子殺害事件の犯人でした。重大事件の犯人は誰しもが同じという認識か、それとも「おい、小池!」というコピーが逸材過ぎたのか、考えさせられるものです。

 そして、ファーストサーバ社のミスによる「クラウドシステム」。クラウドのシステムとしての危うさが指摘され、望まない形で世間に認知されてしまいました。こういったケースもシステムの発展のため構築していく必要があるのでしょうが、やはり一般人には関係性の薄いシステムだという認識が広がったでしょう。

また、現在もしきりに叫ばれている「脱原発」もランクインでしょう。痛ましい事故であり事件と言える福島原発ですが、事故当初は心情論として非常に理解できるものでもありました。ですがその恩恵を受けながらの脱原発という発言には、懐疑的になります。思考としては理解できるのですが、それを唱えている人がどうも。卒原発は論外なのは言うまでもありません。大滑り。

 また隣国では反日活動が盛んになり「愛国無罪」という言葉が踊りました。残念なことに、わが国では「売国無罪」となっていますが。そう考えると国家的な枠組みであったとしても、チャイナの方が理解できるかもしれません。尖閣諸島の魚釣島への不法上陸さえ、なんだか遠い過去のような扱いになっている気がします。寄付金の使用用途は、次の政権に任せるつもりのようですが、それってどうなのと感じてしまいました。

そして大好物という方以外からはすっかりと忘れられた感のある「生食用の牛レバー」。食品衛生法によって生食用の牛レバーの提供が禁止となりました。これに伴い「牛レバー風味のこんにゃく」が開発・発売されました。こちらの方がさらに忘れられた感のある、滑った感満載で、企業の方にとっては残念な結果に終わったと思います。商売において、代替え品は必ずしも支持を受けるわけではない、ということを感じました。

 「上野動物園のパンダ」も大騒ぎになりましたが、南紀白浜生まれのパンダは取り上げられない、騒がれない不思議が醸し出されました。 
  そして痛ましい事故となった「格安高速バス」も、不幸な形で世間に認知されてしまいました。安かろう悪かろう、という言葉は後からなら誰でも言えます。被害者は自分たちと同じ普通の国民で、安物に飛びついた人間が悪いという感覚で取り上げられていたのが忘れられません。そのくせ飛行機の格安チケットは大騒ぎするメディアは、最高にアホでしょう。
 またメディアと言えば「じゃんけん大会」の滑り具合が半端なかったように感じています。本人たちやファンの方々が悪いわけではありませんが、周りがすごく痛々しかったです。NMBがやる時は「いんじゃん大会」になるのでしょうか。
 
 不幸なことばかりではなく、今年のオリンピックは非常に喜ばしいものとなりました。とはいえ、特定の競技以外興味のないあたしは、オリンピック全体を語ることができません。ですが、「メダリストパレード」をJOC主催のもと、正式に催すことができたのは喜ばしいことでした。
  
 そして「オスプレイの配備」に対する住民の反対運動も記憶に新しいです。タコを揚げて反対するという行為は間違っている感、満載でした。反対する方の主張も理解することができますが、何かずれている方もいらっしゃるということが浮き彫りになってしまいました。

 総括としてあたしが一番滑ったものとしてあげるのは「剛力彩芽」さんです。剛力なプッシュがごり押しとして世間に認知されてしまいました。こちらも本人が悪いわけではありません。選挙と同じく、メディア戦略が古くなっていることを認識していない周りの人間が駄目なだけです。かわいそうなタレントさんです。

 現在のメディア戦略は、旧態依然としたものと認識した方がいいのではないでしょうか。選挙のためにテレビに出るなんて、なんのメリットがあるのでしょう。自身たちの掲げる政策を見てもらって判断を仰ぐ、それだけでいいのではないでしょうか。

 流行が作られるという時代は終焉を迎えた感じます。もちろん一度にすべてが替わるわけではありません。ですが確実に変遷が訪れていると実感しています。諸行無常、それでいいのではないでしょうか。
 テレビは、朝から晩まで選挙一色となっているそうな。録画した番組しか見ないため知らないが、つい最近までプロレス政治を批判していたのにお里が知れているものだ。次の選挙の争点は、あれだこれだと騒いでいるのであろうが、北朝鮮による拉致事件の早期解決を掲げてもらいたい。

 拉致事件は特定疾走者を含めたすべての人が還されることだけが解決だ。これを選挙利用しようとしていた野田首相は、アンカーの青山繁晴氏にすっぱ抜かれた。さらに11月29日に、NHK岐阜放送局の放送部長が、自民党岐阜県連事務局の持ち込んだ政見放送用のVTRの放送不可という見解が示された。

 拉致事件のあのブルーリボンを着用してのVTRのためという、まったく不可解な見解であった。これは公選法に違反した見解であり、同放送局並びに放送部長は、処分を受ける必要がある。何よりも、NHKの拉致事件に関する捉え方が明確にされたとも言える。

 この問題が表面化し、同放送局は総務省の見解に基づいたものだとウソをついた。NHKが公平で中立な放送局なんて誰も思っていないと思う。今に始まったことではなく、はっきり言って誰もアテにしていないだろう。そのため、受信料をむしり取ろうとする姿勢と乖離していないとも言えない。こんなものだ。

 さらに民主党の安住淳氏が財務省だった時に、自粛されている大規模な政治資金パーティを開催していた。また、同パーティにおいて、当時NHK経営委員長・数土文夫氏から寄付金を受け取っていた。規範に抵触はしないという見解を示している悪びれることない安住氏だが、次の選挙では楽しみにしておいてほしい(宮城5区)。国営放送の経営委員長から特定の政治家への献金は、国民にどう写っているのかを。

 またNHKと言えば、東電の社外取締役に同じく数土文夫氏が就任した。経営委員長はNHKの権力そのものであり、社外取締役もこれに近しい。数土文夫氏はこれら重要なポストを兼任することのできるスーパーマンのようだ。それならいっそ、紅白歌合戦に落選した小林幸子さんを同氏がスーパーマンとして助けてあげたもらいたいものだ。経営委員長なんだから何でもできるっしょ。

 次の選挙では、北朝鮮による拉致事件に対して真摯に取り組む政治家が所属する党が与党になっていただきたい。国営放送などの妨害に負けない、短いしっぽを振らない、そんな強い政治家を選挙で選びたい。