【声優コース】「難しい！」を克服したからこそ伝えられること。

こんばんは

声優コース担当の佐山です。

ちょっと前のことになりますが、

9月と11月に開催した、
当スタジオ外画吹替えクラス講師、
福田氏による吹替えワークショップが
非常に好評でした

外画吹替えって、
一見難しそうに見えるかもしれないけれど、
登場人物の目的や
心情のリアルさはもちろんですが、
人と人の距離感や温度感、
方向感覚や身体の感覚、
それに見合った発声や話し方など、
視聴者に如何にリアルに届けるかという、
声をどう使うかという技巧も学べるので、
アニメのアフレコにも活かされます

もちろんアニメには
アニメならではの表現もありますが、
最近はナチュラルな演技や表現が
主流になりつつあるので、
外画を学んでおいて損はないでしょう

そして、
外画のレッスンやワークショップは
養成所や専門学校にも
アニメ以上にあるとは思うのですが、
その大半が、
「ディレクション」的なものが
多いのではないでしょうか

福田氏のレッスンが一味違うのは、
台本の掘り下げ方や
人物の心情の理解などが、
講師がわかっていることから

「もっとこうして」
と押し付けるのではなく、

その心情や状況がなぜそうなっているのか、
受講者自身が腑に落ち、
表現に活かされるまで、
徹底的に受講者一人一人に寄り添って
言葉をじっくり選びながら
サポートして頂けることだと思います。

更にレッスンを継続的に受けることで、
最初はマイク前での演技経験が少ないことに
コンプレックスを抱いていた方も、
だんだんと自信を持って
マイク前に立てるようになって行きます。

これは確かです

また、外画吹替えレッスンでは

時に数人でのマイクワーク

入ることがありますが、

マイクワークが苦手、というか、

経験がないということは
全く問題ではありません。

マイクワークは慣れです。

続けていればできるようになります。
最初はみんな0から始まるのです。
受講条件には
「マイクワークに慣れていること」
なんていうことはなく、
外画吹替えクラスは
演技の経験さえあれば、
声優に関する仕事経験やトレーニング経験などは不問です。

第一最近は現場も分散収録で、
マイクワークなどは行なっていませんしね。

マイクワークはおまけです（笑）。

ただ、分散収録などで
先輩の背中を、演技を見ることが
できなくなってしまったことは、
新人声優にとっては痛手ですね。

もちろんこれから声優になろうとしている方にとっても。

そこで、
S&S声優コースの外画吹替えクラスです。

外画吹替えクラスは、
もしかしたら

経験者数が一番多いクラス

かもしれません。
それは、声優としてだけでなく、
役者として、という意味も含みます。

外画のキャストについては、
声優事務所だけでなく
劇団からキャスティングされることが多いので、
講師の福田さん同様、
舞台で活動されている方が
演技の素地を兼ね備えた上で
吹替えの技術を学びにいらっしゃる、
というパターンが目立つクラス。

一応「一年以上の演技経験」
が受講条件ではありますが、
一年の演技経験やトレーニングで身に付く
演技力や表現力というのは
たかが知れています。

ですが、
一年で経験してきたことを元に、
演技の根幹を覆されたり、
外画における技術的なことにも
触れられるということは、
更なる大きな経験です。

講師の福田さんは、
かの有名な文学座から、
同人舎プロダクション、
劇団朋友などで活躍され、
現在所属されている事務所、
ベルプロダクションをを立ち上げられた
お一人でもあります。

今や様々な洋画や海外ドラマの吹替えにて
第一線で活躍されている福田さんですが、
舞台役者という立場から
声優という仕事に初めて触れた時の

「何これ！難しい！」

と感じたことを大切にされ、
だからこそ、
かつてご自身が克服してきた経験を
今その段階にある方々に伝えることが
できるのだと思います。

外画吹替えに取り組むクラス、
ということよりも、

「福田如子さん」

に学ぶことを、
私、佐山はオススメ致します！！

これまで水曜日のみだった、
外画吹替えクラス。
継続して受講される方が多いため、
この1クラスは毎クールすぐに満席になってしまうことが多かったのですが、
これからは金曜クラスが開講することになりました

是非この機会に、
1dayではなく継続してレッスンを積み重ね、
成長の度合いの違いを
感じ取って頂ければと思いますし、
オーディションや日々のお仕事に
活かして頂ければと思います。