梅酒でひとり酒なうー

今日は色々、飲むヨーグルト割とか挑戦してみたけどやっぱり私は普通にロックかソーダ割が好きでした、とかどうでもいい話から始めてみる(笑)

そういえばこの前パーマかけに行ったけど全然かからなくて辛かった(笑)伸ばしてた毛先十センチくらい切ったのに切り損(笑)でも美容室自体の雰囲気は可愛くてこじんまりした感じで好きだったし、担当してくれた美容師さんも喋りやすくて楽しかったから許してやろう、という完全な上から目線(笑)とりあえず次は染めたい!


んん、久しぶりに普通の日記とかタイトルに書いてみたけど特に日記として書くようなネタも無いのでもう終わっちゃうよえへへ。


どろーん

あの日、あのとき彼が私に求めていたのは救いだった。彼が見せたいつもと違うあの雰囲気はきっと、彼なりのサインだった。助けて、って。その声を聞けなかったのは、私が聞こうとしなかったからだ。最初はそれなりに想いも志もあって教師になったのに、いつの間にか私は、要領よく適当に仕事をこなすことでラクに生きる方法ばかり探していた。後になってそんなことに気付き、後悔する。なんて、あまりにも典型的な愚か者パターンだ。自分が情けなくて恥ずかしくて、何故だか惨めだった。

「先生、」

「私、もう先生じゃないのよ?」

「ごめん先生…俺のせい、だよね」

だから私は教師を辞めた。

そしてそれから数カ月たった今日、未だ入院中の彼に会いに来た。それまで教室で見せていた雰囲気とも、あの日の放課後とも違う様子の彼は、ひどく穏やかに笑って私を病室へ迎え入れた。

「神様には、会えなかったよ」

「…佐鹿くん」

「なんで俺、しねなかったんだろ」

心臓が、泣いてる。彼を抱きしめている私に今聞こえるこの嗚咽は、私と彼のどちらから聞こえるものなのかすら判断できなくて。ただ、かなしかった。

「センセ、先生にも聞こえる?」

「うん?」

「神様の声。俺達を呼んでる」

そして、理解する。私に彼を救うことなど出来ない。彼を救えるものなんて、この世界にはきっと無い。そして同時に、私までもを共に掬い上げてくれる声を無意識に、渇望した。

「一緒に、いこ?」

神様に会いに。

――望んだのは、光。訪れたのは闇。呼吸は捨てた。最期に感じたのは、泣いていた心臓がケラケラ笑うように弾んで、それから音を失くしていく妙な感覚。愚か者たちよ此方へおいで、なんてね。神様の声が聞こえた気がしたの。


fin

部活の時間も終わり、最後のチェックをしようと教室へ足を運んだ。ガラリと音を立ててドアを開ければ薄暗い教室に1人、まだ生徒が残っている。たしか彼は帰宅部だったはず。部活動に所属している生徒たちでさえ、もう急いで帰宅して行ったのに。

「佐鹿くん、まだ残ってたの?」

「せんせー俺ね、」

出席番号6番。クラスの中では浮いているわけでもなく、かと言って目立つタイプでもない。教師に逆らうようなこともしないし、だからと言って成績優秀な優等生タイプというわけでもない。ごく普通の生徒だ。正直、教師としては一番接しやすいタイプ。

――だと、思ってたんだけど。

「神様に会いに行くの」

思わず素っ頓狂な声が出そうになった。神様に会いに行く?何を言ってるんだ彼は。からかわれているのか?というか、彼はそんなことを言うようなタイプだったのだろうか。そうだとしたら今までの半年で私なりに自分の受け持っているクラスの生徒達を観察し分析してきた結果が間違いだったことになる。残念だ。

「何言ってるの佐鹿くん」

「おれ本気だよ?」

「…そう。それなら、」

あーもう、嫌んなっちゃう。ほんと教師なんて辞めてやる。中途半端に悟った生意気な生徒たちを相手にするのも、中年オヤジの先輩教員たちに逐一嫌味や小言を吐かれるのももう嫌、うんざり。付き合って4年を過ぎてもプロポーズをしてくれない彼氏にこちらから求婚でもして、さっさと寿退社してやろうかしら。なんて、最近いつもこんな思考を繰り返すように同じことばかり考えている。鞄に忍ばせた退職願はいつになったら提出できるんだろう。

「神様によろしく」

話に乗る振りをしてそんなことを言えば彼は一瞬驚いたような顔をしたけれど、それからすぐに残念そうな顔をした。どうやら私の返答は彼の求めていたものと違ったらしい。残念ね。

「ほら、もー帰んなさい」

「はーい。じゃーね先生」

さよーならー。と、そう言いながら教室を出て行った彼は、いつも教室で見る雰囲気に戻っていたような気がしたんだ。けれど。
「…教師、辞めよ」

――その日彼は、自宅マンションの屋上から飛び降りた。


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「レイラの初恋」様より、お題「神様によろしく」お借りしました