「アラ」と「クエ」 | 夢見る料理人

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私の夢を叶えることはもちろん、皆さんにも夢を持って
人生を送って頂けたらと願う。

先輩の寿司屋さんに頂いた質問をアップしました。

すし正さんのブログ→http://ameblo.jp/sushimasa

お魚に興味のある方は見てくださいな。


お疲れさまです。
春の魚も多く出てきてますね。
「アラ」と「クエ」の違い。知ってるかぎりでお答えします。
ブログに載せてたものは正真正銘の「アラ」です。
「アラ」はハタ科で主に九州で取れます。旬は冬。
一方「クエ」はスズキ科でこれも主に九州で取れ、これまた旬は冬です。
ですからこの二つはよく混同されますね。
見分け方としては「アラ」は黒っぽいものが多く魚体にある線が直線です。
「クエ」は渦巻き型に模様があります。クエはもともとそんなに大きなものでは
ないそうです。その「クエ」があまり取れずに成長してから漁獲されるため、元々
大きな「アラ」とサイズか変わらなくなり見分けが付きにくいと思います。
魚体の色は「クエ」が灰色っぽいものが多いですが、生態の環境によって
違うと思われ当てにはできません。
味的にはそう変わりはなく最高です。
しかし、「アラ」の方が身が硬いですね。
2~3日置いて食べるのが旨いです。

(長崎でおもてなしの代名詞のアラ料理にはクエを使うそうです。)
なんじゃそりゃ?

(博多ではやはり真アラが最も高級品です)
ですがこれも「ハタ」をアラの代用として使われたりします。

参考になりましたでしょうか?
僕もブログで「すし正様」の地魚学ばせて頂きます。