中国の酒事情は拙著を参考にされたい | 山本祥一朗の酒情報

山本祥一朗の酒情報

山本祥一朗の酒情報

中国の酒視察には何度も行っている。最初は醸造である黄酒の紹興酒で、中央公論社のムックほか数誌に書き、白酒こと蒸留酒のことは『瀋陽、承徳、北京での日本酒、白酒などの生産と消費』(日本醸造協会誌2004年9月号)、『成都と太原周辺に見た最近の酒事情』(日本醸造協会誌2005年10月号)などの専門誌ほか数誌に書いた。

従ってここでは紙面の都合で詳細は書かないが、一般向けなら『お酒のいまがわかる本』(実業之日本社)に一部収めてある。

なんでも椿山荘の支配人によると、一時の反日デモも静まったようで、中国人宿泊客が増えているとか。かつては成都にあるイトーヨーカ堂のウインドウが破壊されたことがあり、その前にある日本酒の居酒屋は大丈夫か?と思って行ったところ、2か月後には普通に営業していて、日本酒の一升瓶がボトルキープで2千~3千円で、中には1万円前後のものもあり、中国でも富裕層が多く利用していた。

これに対して安い白酒では500mlで80円というのもある。
(写真は左が成都のデパートにあった寿司で200円ほど。
 右は承徳のツアーに同行した面々。
 下は中央公論社のムックに書いた原稿のタイトル。)