文士の本に酔った2冊 〜続々と書くエネルギーのもとは?〜 | 山本祥一朗の酒情報

山本祥一朗の酒情報

山本祥一朗の酒情報

近頃はやたらに著作を出しているが、その原点から今日に至るまでをまとめた曽野綾子の『この世に恋して』(ワック)は、曽野綾子という作家の考え方の流れがうまくまとめられていて、続々と書いているのもよく分かる。

不仲だった両親の離婚や、クリスチャンとしての考え方、評判の悪かった日本財団の会長を引き受けた経由、ペルー大統領だったフジモリ氏をかくまった話などが、流れるように語られている。この人もまた私より3歳半ほど年長だが、前著同様にすっかり酔わされた。

慎太郎の酒好きはよく知られている。寂聴も父の遺伝で酒は強いといわれているが、今は年齢相応らしい。