加賀まりこという「スッパリ派」 | 山本祥一朗の酒情報

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日本人は別れの際に、いつまでも手を振るなどするし、船での別れなどではお互いにテープを持ってテープが切れて船が遠ざかるまで別れを惜しむ。

ところがヨーロッパ、とりわけイスラム圏などの人たちは、久しぶりに会った時は大げさに抱き合うなどして再会を喜び合うが、別れる時はあっけらかんとして、別れを惜しむ風情はまったくない。

『とんがって本気』(新潮社)を書いた加賀まりこの本を見ていたら、「わが家の困った遺伝子」という章の中で、自分は、どうも諦めが早いようで「スッパリ派」だという。スッパリ別れるのが性に合っている、というのだ。神田生まれで神楽坂育ち、ズバズバ物を言い、ズケズケやってしまうのは生まれつきだともいう。

加賀まりこはデビューも早く、女優として注目されていたが、昨今ではあまり目立たない。この本は10年前に出たものだが、若い頃を振り返ってざっくばらんに語った話が結構面白いのである。