ドイツワイン審査は日本酒より楽か | 山本祥一朗の酒情報

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ワインの品質検査をしているのはドイツのノイシュタットの品質管理事務所である。

この事務所には毎年10月15日までに、どの村のどの畑でどんな品種のどんなエクスレのものから、どんな等級のワインをどの程度造ったかといった収穫レポートが、各ワイン園から出されることになっている。それらのデータがこの品質管理事務所にインプットされるのであり、不正ワインチェックの第一関門だ。

フランスやイタリアなどでは、ブドウの原産地の畑の段階でなされるが、ドイツではあくまでも出来たものの官能テストを受けてOKが出ないことにはクヴァリテーツワインとして認められない。

ここでは、例えば「シュペートレーゼに」と申請されたワインについてテイスティングした五人の委員のうち、三人がOKして二人がNOといった時、そのことは知らされずに次のグループによって審査される。また一人だけがNOといった時は事務所の所長の権限によって決められる。

私がのぞいた時にはあるワイン研究所の女性所長や販売店の人などが参加していた。色、透明度、香り、味、ことに味ではどれほどの個性味があるか、どれほどバランスが取れているか、熟成して高貴な味であるか、これらが測られる。

私も参加させてもらった。検査にパスしたもの、はねられたものなど。私のチェックとぴったり一致した。総じて日本酒の厳密なチェックに比べれば容易といえる。(写真は検査中の筆者)

日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会 オフィシャルブログ

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