千代香モチーフの認定マーク | 山本祥一朗の酒情報

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千代香(ぢょか、じょか)という言葉をご存じでない方は、このタイトルを見て、何を想像しました?

たとえば、焼酎独自の「千代」という香りとか?

そんな香りなんて想像すら出来ないし、もちろん、ない、ない。
今回は、その表示についてです。

日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会 オフィシャルブログ
▲酒器を想わせるラベルに注目!

これはワインでいうところの、原産地呼称制度的なもので、地理的表示基準をクリアしているアイテムに表示される認定マーク。

鹿児島県酒造組合が2007年に制定し、琉球、球磨、壱岐、薩摩といった表示基準をクリアしたものに表示されます。

千代香は見ての通り、扁平な土瓶のことで、焼酎を温めるために使用され、主に九州地方で多く使用されています。

名前の由来は、注ぎ口が猪の牙に似ている猪牙(ちょか)説と、酒瓶の中国読みの「ちゅか」がなまった説がありますが、真相はいかに?

日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会 オフィシャルブログ
▲ロゴは猪の牙というより、横から見たスッポン(鼈)に見えてしまうのは私だけだろうか…?

詳しい表示基準はオフィシャルの「地理的表示に関する表示基準」をご覧下さい。

T.SAITO