春季大会初戦 法政vs筑波 | 夢の続き・・・

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法政復活を賭けた長いシーズンが今日開幕した。




(西内主将8番を中心にいよいよ戦闘モード突入)











今日の法政G。




天候は良いが、やや風が強い。




その法政Gに強豪筑波大学を迎えての開幕戦となった。




山沢、福岡といったスター選手がいなくても筑波は層が厚い。




選手権にも出れなかった法政が、この筑波相手にどこまでやれるか?




注目していた。




個人的予想では、以前のような大敗・惨敗はないと思っていた。


されど3トライ差くらいの負けは覚悟していたが果たして・・・・。




結果は




    法政    筑波




前半  21      14


後半   7      19


合計 28      33




法政 惜敗汗






(前半)




 3分:筑波陣内で筑波ボールのスクラム。法政素早いディフェンスでプレッシャーをかけ相手の


    ミスを誘う。相手が慌てて苦し紛れに放ったパスを半井選手がインターセプトし、一気に


    Gポスト左にトライ。


    法政 昔の課題が嘘のような素晴らしい立ち上がり。


    G成功。


    法政7-0筑波




 6分:ただ得点した直後に失点するパターンは今年も健在?? タックルが甘く、あっさり筑波に抜かれ


    被トライ。Gも決まる。


    法政7-7筑波




  この後、しばらくこう着状態。


  ただしやはり地力に勝る筑波がやや押し気味で法政陣内での時間が多い。


  法政は粘り強いディフェンスで持ちこたえる。




31分:筑波陣内22mラインに入ったところで、法政FW戦。


    小池⇒越田⇒川地選手と縦に縦につく展開で、筑波ディフェンスをこじ開けトライ。


    G成功。


    法政14-7筑波


    川地選手の体幹の強い突破はこの試合何度もあった。




33分:やはり得点直後の失点。集中力の欠如はやはり健在かな?


     またしてもタックル甘く、筑波に突破され被トライ。淡泊すぎる。


     G成功。


    法政14-筑波14




40分:筑波陣内で筑波ボールのスクラム。


     この時も法政素早いディフェンスで西内選手が相手SHにプレッシャーをかけるとミスパス。


     これを詰めていた堺選手が拾い、そのまま持ち込みトライ。G成功。


     法政21-14筑波




     そしてここで前半終了。






前半筑波相手に、リードで終われた。


相手はスター選手を欠いていて、3月スタートのチームだったという事を


差し引いても善戦だったと思う。




素早く前に出るディフェンスで筑波を良く止めたと思う。


昨年までなかなか出来なかったターンオーバーもこの試合通じて筑波相手に何度も見せた。


体が大きくなり、成果が徐々に出て来ていると思う。


金選手、小池選手はじめ4年生全員が大きな声で檄を飛ばしている点もこれまでにない変化を感じた。




気になっていたスクラムもまずまず。


小池、前島、越田選手の素晴らしいディフェンスは良かった。




一方、西内主将が試合中に指示を送っていたが、二の手、三の手の寄りが


遅れ、チャンスを逃している。これが出来れば得点チャンスはさらに広がったと思う。




ラインアウトの精度はあまり進歩がなく、これから練習って感じだ。


昨年秋に苦戦したことを思えば、気になるところだ。


今日波に乗れなかった一つの要因でもある。




(後半)


風上に立った筑波にやはり押され気味。


ただし、良く防いでいる。




18分:筑波キックにより法政左サイドになだれこむ。


     法政はその処理をもたつき、筑波WTBに奪われトライ。


     G失敗。


     法政21-19筑波




20分過ぎ:法政の足が止まりはじめ、筑波との足色の差が目立つ。




26分:筑波 WTBにサイドを突破されトライ。G成功。


     筑波逆転を許す。


     地力の差が出る。


     法政21-26筑波




36分:またしても筑波WTBにサイドを突破されトライ。


    法政21-33筑波




 風下とはいえ、またしても総崩れか・・・。




 しかし・・・




38分:法政諦めず意地を見せる。


     法政陣内10mラインあたりから門間選手が突破。これを大塚選手がフォローし、


     最後は金選手が振り切って右サイドにトライ。4年生が綺麗につないで決めたトライだった。


    更に牧野内選手が難しい角度を決めG成功。


     法政28-33筑波




ロス:さらに逆転の夢をつなぎ、全員で丁寧につないで、筑波陣内に攻め込んだが無情のノーサイド。


    残念ながら金星を挙げることは出来なかった。






勝つことはできなかったが全体を通じて選手の気迫が伝わってきた。


秋ならいざ知らず、まだ春。しかも第1戦からこんなに選手の気迫が伝わってきたのは


初めてだ。


これも近年では感じられなかったことだ。


終了後の整列でも選手個々の悔しそうな顔が如実に出ていた。




こういう気持ちがあって、反省を活かせれば必ず強くなれそうだ。




この試合、筑波はかなり交代枠を使っているが、法政は意図的に我慢していたように見えた。


目先の勝利よりも、先を見越してパフォーマンスが落ちてたFWを一人しか


交代させなかった。




経験が積ませようとしているように思えた。


収穫ある試合になったのではないだろうか。




今回の敗戦。


善戦なら確かに去年の早稲田慶応でもしているが、今回はまだ四月で、しかも初戦だ。




何を基準にしてみるかにより評価は分かれるだろうが、


個人的には春の初戦でここまで動けて、筑波に善戦できたことは評価できると思う。


勿論悔しさはあるが・・。




ただ、まだ去年の課題だったラインアウトとか、後半の失速などで逆転を許す展開は、


今回も露呈しただけに、これを克服していかなければなりませんな。


逆にこれを克服さえすればかなりやれそうな気がする。




練習も厳しいようで、少しずつでも必ず結果はついてくるようになると思う。




これからの進化に期待したい。




次の明治撃破を期待する。




頑張れ 法政!!